倉見山 〜たおやかさ〜 B45
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- GPS
- 03:37
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 772m
- 下り
- 616m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
寿駅発12:46 |
写真
感想
快晴の予報に、迷っていた群馬方面でも静岡方面でもなく、山梨側からの富士山を見に出かけることにした。「駅から駅」で、未だ歩いたことのない道を求めた。倉見山、山頂での45分休憩を入れて4時間半ほど、ちょうどいい。
珍しく二度寝をした結果、2本遅い列車に乗り、1本遅い列車を降りる。東桂駅からしばらく車道を歩くと、登山口が現れた。道標には、杓子山へ4時間半とある。以前訪れたときには、霧の中で鐘の音が悲しく響いていた。晴天の下、行ってみたかったが、事前に得た情報では、厳しい難路が続くようだった。今日はのんびり歩きたい。(前回もそんなこと言っていたような気がする)
忘れた頃に急登、熊出没看板3枚、時折発砲音、そんなこんなで山頂に近づいてゆく。気が緩んでいるせいか、2時間が長く感じられる。
倉見山山頂からようやく富士の姿を見ることができた。やはりこちら側からの姿は美しい。三ツ峠駅から上がって来たらしい、6名ほどのパーティーが先着していた。スマホでの記念撮影を頼まれた。年長の方々の楽しそうな様子を見て、珍しくうらやましく思えた。
山頂の先の展望台からさらに進んだところに、絶景ポイントが在る。長い裾野が優美さを増している。右に目を移せば、御坂山塊と南アルプス。こうこなくては。しばらく見とれたのち、休憩せずに下山することを決めた。山上でのカップ麺よりも駅前の美味しいカレーとコーヒーを選ぶことにした。
杓子山へと続く尾根道と分かれ、快適な下山路を進む。急坂も無く、階段も無い。熊鈴を鳴らすのが勿体ないほど静かで穏やかなときを過ごしていた。名残惜しくも堂尾山で富士に別れを告げる。いつしか山頂の雲はいなくなっていた。
そこから先は里山の領域。街の音が次第に大きくなる。登山口から程なくして寿駅に着いた。予想どおり無人駅のまわりにはコンビニが1軒在るのみ。駅前のベンチに座り、お気に入りの飲み物を手にする。腰を下ろすのはおろか、この4時間何も口にしていなかった。
河口湖に行き、カレーを食べてから高速バスで帰路に就くか、このまま東京方面の列車に乗車するか、随分迷った。結局、先に来た大月行きに乗車することにした。時にはこんな山歩きもいいのだろう。雲一つ無い空を見上げ、そう思った。
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