岩塊流と杉山

2011年09月24日(土) [日帰り]

• GPS: 05:28
• 距離: 4.0km
• 登り: 237m
• 下り: 236m

コースタイム

9:53どうどう橋→10:01くじら石→10:36稜線分岐→10:50作業開始→11:33昼食休憩12:25→登山路切開き作業→14:05杉山→再び作業→15:23登山口帰着
歩行距離約4キロ　作業を含む所要時間　5時間30分

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

宍粟市一宮町千町東部の林道→どうどう橋へ

コース状況／危険箇所等

宍粟50名山ガイドクラブの9月の例会で、宍粟市東部の千町の岩塊流と登山路に繁茂する「アセビ」の切開き作業を、杉山(1,088m)まで行った。
素晴らしい山上庭園も、最近アセビがはびこり、景観が今一つとなっていた所を、庭師の手入れよろしく、枯れ木の除去や雑木の下刈を行い、本来の良さを復元した。
自然に人間が手を入れることに賛否両論があるところだが、鹿も食べない「アセビ」が一斉に生え年々大きく登山路をふさぎかねない勢い、景観が台無しになる
こともあり、止む無く手を施したというところである。
杉山までに至る、登山路の入口に岩塊流と呼ばれる、岩に苔むした幅20m長さ約600mにわたる川のような岩礁群の一帯があります。
その中でも「くじら石」と呼ばれている岩は、象徴的です。
また、稜線へ出てみると、東部に朝来市が見下ろせ、隣の段ケ峰や遠く粟賀山などが確認できます。
植生もヒカゲノカズラや希少種のアスヒカズラ、花ではアキノキリンソウ、ママコナなどが、今回目に入ってきました。岩と笹原と松林がつくる「山上庭園」も、重要な見所のひとつでしょう。
ゴールの「杉山(1,088m)」の頂上からは、ゆるぎない360度の眺望が待っています。
見所いっぱいの、ファミリー向きのおすすめコースです。1,000m超の稜線散歩を楽しんでください。

写真

どうどう橋上部の登山口

岩塊流に向かって杉林を登ります

有名な「くじら石」

くじら石2

苔むした岩塊流

稜線分岐

明るい自然林の中を進む

アセビの除去作業開始

アスヒカズラ

山上庭園を整備にかかる

綺麗になった庭園を後に…

朝来市方面を俯瞰する

杉山(1,088m)の頂上

段ケ峰が真東に

登山口にあった説明板

岩塊流についての説明

どうどう橋の名前の由来

新しくできた「どうどう橋」

撮影機器：

EasyShare V570 コダック

感想

finecloud

登山路の保守と、山上庭園の整備が目的の山行。
天気も良く、ようやく登山に最適の季節となってきたようです。
アセビの繁茂の除去、11人でかかれば、どんどん切開かれました。
これで杉山までの道も、ずいぶん快適に歩けるでしょう。

岩塊流も、林道開発が進み、岩の苔のつき具合が心配される所ですが
皆で大切に守りたいところです。