明日香村の古代遺跡巡をテクテクと。

2018年04月06日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 16.9km
• 登り: 210m
• 下り: 223m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:22
• 休憩: 2:58
• 合計: 7:20

9:40 飛鳥駅
9:50 9:55 欽明天皇陵
10:05 10:10 鬼の雪隠
10:15 10:20 天武・持統天皇陵
10:33 亀石
10:45 11:00 川原寺
11:02 11:20 橘寺
11:45 12:00 石舞台古墳
12:25 12:48 犬養万葉記念館
12:55 13:00 伝飛鳥板蓋宮跡
13:10 13:20 酒船石
13:25 13:45 県立万葉文化館
13:55 14:25 飛鳥寺
14:25 14:30 蘇我入鹿首塚
14:45 14:55 甘樫丘
15:05 明日香村埋蔵文化財展示室
15:05 15:10 水落遺跡
15:25 15:30 大官大寺跡
15:45 天香久山
15:50 15:52 天香山神社
16:12 藤原宮跡
17:00 JR畝傍駅

天候

曇一時雨

アクセス

利用交通機関：

電車

近鉄飛鳥駅
JR桜井線畝傍駅

コース状況／危険箇所等

案内板が多く歩道も整備されていて、危険箇所はありません。

写真

4/5 16:42

初日の5日は、孫達と大阪見物。
食いだおれは串揚げとお好み焼き。

4/6 9:39

6日、飛鳥駅で簡単なマップを頂いてスタート。
うす曇りですが、午後から雨模様の予報。

4/6 9:52

先ずは欽明天皇陵。

4/6 9:53

すぐ近くの吉備姫王（皇極、孝徳天皇の生母）の墓。

4/6 9:54

そこには、
飛鳥謎の石造物�　岷鄒弌�

4/6 10:00

コース案内板は分かりやすく丁寧です。

4/6 10:05

おだやかな風景です。

4/6 10:06

石造物�◆峙瓦寮祓�」
古墳の残骸とのこと。ホッ！。

4/6 10:07

石造物�５瓦緑戞淵泪僻帖法�
これも古墳の床石だそうです。

4/6 10:15

天武、持統天皇陵。
天智天皇（中大兄皇子）の弟で、壬申の乱の勝者ご夫妻の墓です。

4/6 10:33

石造物�ぁ峙祇弌�
僅かずつ右回りに回転しているとか！。いつか西を向いた時には飛鳥一帯が…。あ〜怖。

4/6 10:38

歴史と風格を感じますね。

4/6 10:47

タンポポの咲く川原寺跡。
天智天皇が母親（皇極・斉明天皇）の冥福を祈って建立。
ここでおにぎり休憩。
一画の弘福寺で十一面観音、持国天、多聞天、十二神将を拝観しました。

4/6 10:44

仏頭山を背に橘寺。
聖徳太子が生まれた場所とか。

4/6 11:10

境内に石造物�ァ崙麑明弌廖�

4/6 11:15

五重塔の心柱の礎石。
形がミッキー似で人気です。
くぼみの花筏は、私には熊のプーさんに見えた。

4/6 11:18

山門からは芽吹きの山里の風景。

4/6 11:46

石舞台古墳。
蘇我馬子の墓！。
想いは飛鳥時代へタイムスリップ。

4/6 11:52

石室にも入れます。

4/6 12:23

古い屋並みの中を、犬養記念館に向かいます。

4/6 12:48

表は渋い民家風ですが内はモダンな犬養万葉記念館。

4/6 12:31

持統天皇の御歌「春過ぎてぇ…。」
天香久山、後ほど登りますよ、先生。

4/6 12:37

ここで静かにコーヒータイム。
軽食もあります。

4/6 12:59

伝飛鳥板蓋宮跡。
「乙巳の変」の舞台ですねぇ〜。
飛鳥タイムトラベルも佳境に入ります。

4/6 13:09

石造物�Α崋鯀ダ弌廖�
用途は？。謎の石造物です。

4/6 13:18

石造物�А峙儀神仟な�」。
遺跡の一角には名残の桜。

4/6 13:23

県立万葉文化館。工房遺跡の上に建つ近代的な立派な施設。

4/6 13:36

等身大の人形で万葉人生活を再現。
展示も分かりやすいくお薦めです。

4/6 13:55

飛鳥寺。蘇我馬子が創建した寺院。
いよいよ飛鳥大仏に会えるぞ。

4/6 14:18

止利仏師作、日本最古の仏像。
何度も火災に会い補修を重ねてきたそうですが、威厳のあるお顔です。

4/6 14:27

寺の西に立つ「入鹿首塚」。
苔蒸した五輪塔に春の雨、後ろは甘樫丘です。

4/6 14:45

甘樫丘です。折りたたみ笠で登ってきました。
丘の上に蘇我氏の館があったそうです。

4/6 14:45

丘からは大和三山。
西に畝傍山です。

4/6 14:45

北には左から耳成山、天香久山。

4/6 14:46

南東には今日歩きまわった明日香村。

4/6 15:06

水落遺跡。
中大兄皇子が作らせた水時計だそうです。

4/6 15:27

天香久山へ向かう途中に残る大官大寺跡。
文武天皇(持統天皇の子）が着工したが、途中で火災で焼失した飛鳥最大の寺だそうです。

4/6 15:35

天香久山登山口に残る土塀にも歴史を感じます。

4/6 15:44

山頂の「国常立神社」。

4/6 15:49

西側に下山したら天香山神社。
社殿の額には「天香山坐櫛眞命神社」とあります。

4/6 16:03

民家の間の路地を抜け、藤原京跡へ向かいます。

4/6 16:12

夕暮れせまる藤原京跡。
大宮人の声が中国語で聞こえてきました。(-_-;)
詳しくは「感想」欄を見て下さい。

4/6 16:57

静かな街並み。畝傍駅へ向かいます。

4/6 17:01

JR桜井線畝傍駅。
単線の無人駅でした。

4/6 17:25

2両編成の電車で王寺まで。後は関西本線で大阪です。

4/7 9:49

最終日の7日、道頓堀界隈を見物。

撮影機器：

NIKON D5500 NIKON CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 帽子 靴 ザック 飲料 地図（地形図） 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル カメラ

感想

Cabernet1950

　若いころから一度は行ってみたいと思っていた飛鳥の地。娘夫婦から大阪のユニバーサルスタジオに行く二泊三日の旅行に誘われ、中日を利用して明日香村へ出かけました。
　飛鳥は聖徳太子や大化の改新で有名な中大兄皇子、中臣鎌足らが活躍した所。若い頃は万葉集に歌われた大らかな世界と思っていましたが、歴史を知るにつれて、この地は凄まじい権力抗争の場でもありました。その中で、なぜか大友皇子や有馬皇子などの敗者の名が心に残っています。
　石舞台古墳や板蓋宮跡、甘樫の丘など飛鳥の道を気ままに歩きまわり、天香久山を下る頃には日暮れも迫ってきました。
　最後の見学場所と決めた藤原京跡には、建物跡を示す丹塗り柱が立ち並んでいます。往時に想いを馳せながら見学していると、中国から来た若い女性が、桜満開の藤原京のスマホ画面を示しながら声をかけてきました。期待した風景が見つからず当惑していたようです。今年はすでに花が散ってしまったと伝えましたが、遠い土地まで一人で訪ねてくれたことを思うと、何だか申し訳ないような気持になりました。
　計画では明日香村と大和三山を巡る予定でしたが、沢山の遺跡に時間が足りなくなり、畝傍山と耳成山には登れませんでした。しかし、長年の想いを叶えることができ、満ち足りた気分で畝傍駅を後にしました。
　飛鳥、予想通りの良い所でした。