【百四丈滝展望台(石川・2030m)】ハライ谷〜展望台、修行というより苦行、御仏供水に助けられながら、Wさん2年越しの夢実現へ
- GPS
- 13:39
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,829m
- 下り
- 1,806m
コースタイム
- 山行
- 12:11
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 12:44
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道157号線・道の駅瀬女から国道360号線一里野・中宮方面へ。 主要地方道岩間一里野線に入り、しばらくすると登山口。 ・駐車台数は3〜4台(路肩に停める) ・登山ポストあり ・トイレなし |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ハライ谷登山口〜しかり場分岐〜奥長倉避難小屋〜百四丈滝展望台 ・砂防新道や観光新道と比べると、石ゴーロや木の根のところがあり歩き難い ・水場は御仏供水(おぼくすい)、檜の新宮の100m手前に分岐している道を200mほど下るとある。金沢市の曹洞宗大乗寺の井戸につながっていると伝えられている。 |
その他周辺情報 | 天然温泉が湧く、研修・交流の里白山里 〒920-2323石川県白山市瀬波子51-5 TEL/076-255-5998:FAX/076-255-5993 400円 10:00〜20:30(21:00終了) |
写真
感想
鞍掛山のゆかいな仲間たちと4人で百四丈滝を見に加賀禅定道を歩いてきました
なんでも昨年は2人で行ったが手前の美女坂で敗退、今回はそのリベンジを果たしたいという2年越しの計画です
僕自身、百四丈滝を見たのは10年ぶりのこと
当時は白山登山バスで別当出合から入山し室堂に宿泊した翌日に加賀禅定道を下りコミュニティバスと路線バスを乗り継いで戻りました
小屋の営業終了が押し迫った10月で、百四丈滝の上の清浄ヶ原は紅葉のパッチワークで景色に感動したものです
道はどうだったかの記憶は薄れつつありますが、「こんな道登りに使うものじゃないよな」と思いながら歩いたのだけは覚えています
北部のルートではこれまで中宮道、楽々新道を歩きましたがいずれも紅葉の時季の下り
暑いさなか、しかも登っていくなんて想像もしていなかったけど…
辛さは想像以上でした
道の駅瀬女で待ち合わせをしリーダーWさんのクルマでハライ谷登山口へ
辺りはまだ暗く白けてくるのを待って出発
スギの葉枝が程よいクッションのようになった登山道は九十九折ながら歩きやすいためか、一同草花の解説をするなどたっぷり余裕を見せてくれます
ハライ谷登山口からしかり場分岐までのコースタイムは3時間30分
御仏供水を汲み、檜新宮にお参りしながらもほぼコースタイム通りで割と順調なようでした
しかり場分岐以降、稜線歩きとなり時折視界が開けて周囲の山々が見えるようになるとグッとテンションが上がるかと思いきや、折からの猛暑でグッと気温が上がり、一気に体力、水分を消耗していきました
避難小屋から美女坂を経て展望台までは、距離・標高差にすれば鞍掛山と変わりません
「西ノ谷登山道で言えば今は龍の背骨(2/3)あたりか?」
GPSを見て「まだ舟見平の手前(1/3)ですね」とやり取りをしているうちに気力までも消耗し、美女坂をゾンビのように登ります
当初考えていた天池まで行こうという気持ちは既に微塵もなくなったのは言うまでもありません
百四丈滝を見た時は苦労しただけあって感慨もひとしおでした
下りは来た道を戻ります
百四丈滝の景色で気を取り直して淡々と歩くも実に遠く感じます
多めに持ってきた水分もみるみる減っていき御仏供水へ寄ることにしました
金沢の大乗寺につながっていると伝えられているこの水は、距離にして200m、標高差で50mほど下っていきます
既に満身創痍の状態でこれ以上の「アルバイト」は極力避けたいが仕方ありません
まずは水をがぶ飲み、顔を洗って生気を取り戻しました
これほど水が美味いと感じたことはなかったです
しかしそこから先も苦行が待っていました
もはや足の踏ん張りが利かず、休もうと足を止めるも、足を止めるのが辛い
最後は惰性でただひたすら左右の足を動かしながら、からくり人形のような動きで下りました
久しぶりに苦しんだ拷問のような山行でした
喫茶「くらかけ」(鞍掛山避難小屋)で語り継がれる(ネタにされる)山行となると思います
とにかく百四丈滝が見られて、そして無事に戻ってこられて良かった、良かった
Wさん、Sさん、Mさん、ありがとうございました!
コメント
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こんにちは〜
自分が熱中症になり掛けたときのことが蘇りました。ホントに暑かったでしょ
メンバーは、Wさん、Wさんの小松のお友達、そしてSさんでしょうか。特にWさんは去年の敗退があったので、喜びもヒトシオだったでしょうね
私は御仏供水には行ったことがないんですよ。やっぱり下るんですね。前に途中まで行ったんですけど、登り返しにビビッて引き返したんです。そんなに美味しい水なら、次回は寄ってみようかな(余力があれば、または水が足りなければ )。
Wさんには、御仏供水飲んでないんかー、それだと加賀禅定道に行ったとは言えんなー、とか言われそうなので、内緒にしとこうっと。
鞍掛になぞらえるのは、私もよくやってます。中飯場から下るときは、あとは鞍掛下る位だから、怪我せずに頑張るぞ、と気合を入れますね。
ほんとにお疲れさまでした
こんばんは
えっ、lanchidさんが熱中症になりかけたのですか?
そりゃしんどいはずです
今日、屋外喫茶「くらかけ」でIさんと一緒になりましたが、
『lanchidさんの「大丈夫」は、自分たちの「ヤバいかも」くらいに見ておかないと痛い目に遭う』というのが共通認識です。
御仏供水への下りは、足場がちょっとだけ悪い後山山頂から獅子岩みたいな感じです
ありがとうございます。
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