屏風山・鷹巣山・浅間山
- GPS
- 04:25
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 752m
- 下り
- 1,386m
コースタイム
屏風山 10:10
甘酒茶屋 10:35
畑宿 11:10
飛竜ノ滝 11:40-11:45
湯坂路入口 12:05
鷹巣山 12:15
浅間山 12:30
箱根湯本駅 13:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
小田原駅 08:40-(箱根登山バス)-09:30 関所跡入口バス停 (帰り) 箱根登山鉄道線 箱根湯本駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
芦の湖側から屏風山へは、段差の大きな木段が続く急登でした。その段差が半端ではないため、逆ルートでここを下るのは要注意です。 屏風山以降は、しばらく問題なく歩ける道が続きますが、畑宿の交差点付近には、飛竜ノ滝へ向かう道を示す案内はなかったようです。 湯坂路は傾斜が緩やかな区間が大半を占めていて、本来ならば歩きやすい道だと思われるのですが、この時期は霜解けによるぬかるみが随所にあるのが少々煩わしく感じました。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
小田原駅から乗ったバスを関所跡入口で降りると、進行方向から僅かに戻ったところにあるガソリンスタンドの角が屏風山への入口です。
そこには道標がきちんと立っているのですが、道標の目の前に駐車している車のため、道標が大変見つけづらくなっていました。
とはいえ、その車に違法駐車っぽい雰囲気はなく、どうやら付近の住民が普通に停めているようです。
とすると、そこには車が停まっていることのほうが多いに違いなく、道標は常に見つけづらいということになるのかもしれません。
細い路地を少し進むと、すぐに山道に変わります。しばらくは歩きやすい道でしたが、ほどなく、どのガイドブックでも強調して書かれている急登が始まりました。
木段になっているため危険はないのですが、その段差が半端ではありません。足腰の弱い人などは、登りはどうにかなるとしても、下るのは避けたほうが良さそうでした。
道の端にクサリによる手すりが設置された3箇所の急登を登りきると、あとは穏やかな道となって、僅かなアップダウンが何回かあった後に、屏風山の頂上に到着します。
あまり顕著なピークではなく、それまでのアップダウンで通過してきた無名のピークと比較しても大して変わりばえのない場所です。
樹林に囲まれて展望も全くなく、標識がなければ通り過ぎてしまいそうな頂上で、面白味もなく居心地も良くないので、そそくさと下ることにしてしまいました。
屏風山を過ぎると、登山道脇の樹木には種目名の書かれたプレートが数多く見られるようになって、休憩用のベンチも2箇所に置かれています。
登山を目的として歩くよりも、自然探索という楽しみ方のほうが相応しいコースのようです。
登った分とほぼ同じだけ下ると車道に出て、さらに少し歩いて甘酒茶屋に着きました。
甘酒茶屋からは、旧街道の石畳を歩いて畑宿へ向かいます。ただし旧街道といっても、石畳は往時のものではなく、近年に敷かれたもののようです。
それにしてもこの石畳、不揃いな凸凹が多すぎて、あまり歩きやすいものではありませんでした。
併走する車道が七曲がりに差し掛かると、石畳の道はコンクリートの階段道に変わります。
何箇所かの階段を合わせると相当の段数を下ったことになるので、逆ルートでここを登るのは辛いかもしれません。
畑宿まで下ってくると、バス停の近くに寄木会館があって、その脇を登る車道に入るのですが、そこに標識はなかったようなので、予め下調べがないと分かりにくいと思われます。
でも次の分岐点以降は道標があって、飛竜ノ滝への指示に従って、コンクリート舗装の急な坂道を登っていきます。
坂道の途中には夫婦桜があって、由来を説明する標識とベンチが置かれていました。
沢を渡った先で山道に入り、ジグザグに折り返す道を登っていくと、やがて飛竜ノ滝への分岐点に到着です。
登山地図では、滝まで少し距離があるように書かれていますが、実際には分岐点から見えている滝がもうそのものでした。
分岐先へ入っても、ほんの1分ほど登った所までしか道はなく、その先は立入禁止となっています。
滝は幾条にも分かれた横幅のあるもので、渇水期の今は「飛竜」という名前に見合うほどの力強さはありませんが、その代わりこの時期ならと思われる繊細な美しさが感じられました。
飛竜ノ滝を後にして登山道に戻り、もうしばらく登りを続けて、傾斜が緩んでくると、芦ノ湯と鷹巣山との分岐点に出ます。
そこを右折すると、防火帯の中のとても緩やかな道となって、わずかな登りで鷹巣山に到着しました。
全体的になだらかな山稜の中にあって、ほとんどピークらしさを感じない地点ですが、標識とベンチでかろうじて頂上と分かるような具合でした。
鷹巣山の先では、一旦かなり下ってから、再び緩やかに登って浅間山へ向かいます。浅間山も、山頂というよりは、開けた丘のような場所でした。
そして浅間山を過ぎると、ほぼ下りのみとなります。当面は緩やかな下りが続いて、本来はとても歩きやすいのでしょうが、この時期は霜解けによるぬかるみが随所にあって、あまり快適には歩けませんでした。
ぬかるんだ足元にばかり神経を使っていたためか、湯坂山は分からないまま通り過ぎていたようで、気が付くと防火帯が終わって道の傾斜がやや強まっていました。
すると、それまでの土の地面が石畳の坂道となって、霜解けの滑りやすさからは解放されます。石畳も、雨後などで濡れていれば滑るのでしょうが、晴天続きのこの日は全く問題なく歩くことができました。
やがて樹間から下の街並みが覗けるようになると、最後はやや急な降下を経て、国道に降り立ちます。箱根湯本駅は、両脇に土産物店が並ぶその国道を、5分ほど歩いた先にありました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2007_01_03/mt2007_01_03.html#20070113
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