瑞牆山 本峰南壁トムソーヤの冒険
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 907m
- 下り
- 890m
コースタイム
天候 | 晴れ一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
午後の早いうちに天気が崩れてしまうとの予報だったので、全員で登れて、さくっと行けるルートを選択。
本日の組み合わせは、Sさん−yachimayu、Hさん−Iさん。
Sさんが「洞穴(2ピッチ目)を登りたい!」とのことだったので、yachimayuからスタート。
早めに終わらせる為、取付きに荷物をデポし、空身(下山用の靴は持つ)で行くことにする。
他のパーティーはなし。
●アプローチ
大ヤスリの基部の数メートル手前から、登山道を逸れ、右手に入る。
ピンクテープあり。入口は隠れているが、かきわけて入ると踏み跡あり。
岩に当たるまで進み、岩を右側に巻くようにすると5分程で最初の洞穴。
この洞穴を過ぎると数分で2つ目の洞穴があり、そこが取付き。
●本峰南壁 トムソーヤの冒険
1ピッチ目 yachimayuリード
ここは穴に入らず、手前の左壁から穴の真上を目指す。
難しくなく一部木登りだが、グズグズでプロテクションは取り辛い。
取付きにあった穴の上部当たりに洞穴あり。その前の灌木でビレイ。短い。
2ピッチ目 Sさんリード
煙突のようになっていて、上部から光が差し込むが、ヘッデンは必要。
右にワイドクラック、左に細いクラックあり。ワイドだけで登るのは難しい。
左のクラックと、背面の壁を使って、チムニーのように登る。
(左クラックで身体を上げ、ワイドに#6をきめ、ワイドに移るらしい。)
登った先も岩の下をくぐるのだが・・・大柄な方は難しいと思われる。
洞穴出口で切る。
Sさん曰く「もっと真っ暗な部分が長くて、『ようやく光が見えた!』みたいなのが良かった」。
3ピッチ目 yachimayuリード
木登りを交えて上へ。右手のルンゼ沿いは落ち葉が堆積していて木がない。
外から正面のCS上に上がるが、プロテクションが取れず。
あれこれやって手詰まりになった為、CS手前で切って選手交代してもらう。
CSくぐって洞穴に入らず、煙突出口を左上(少し振り向く方向)に上がるのが正解っぽい。難なく上がれた。
4ピッチ目 Sさんリード
だるまフェースを目指し、一部藪漕ぎ。
木々の合間からだるまフェースが見える位置まで回り込む。
だるまフェースには細いクラック沿いに人工ルートが見えるが、今回はその数m右のクラックから登るため、そちらには行かない。
クラック下に小さいテラスのような岩があるので、そこでビレイ。
5ピッチ目 Sさんリード
ハンドクラックをピナクル上まで登り、3m程クライムダウン。背面にもうひとつのピナクルあり。
3m程トラバースしてピナクル中間部に取付くと、フィストサイズのクラックを途中から登ることになる。
「すごく面白そうなクラックがある!」と声が聞こえたのは、これのことらしい。
ちなみにHさんは、あえて降りて登ったそうだ。
ところが、ここ、クライムダウンとトラバースがあるので、フォローはそのままだとかなり怖い為、ロープを緩めフリーで動けるようにしてもらう。
フィストクラックの左のクラック沿いからも上がれる。
その先は岩稜となるため、ロープいっぱい伸ばす。
そこからは、歩きのような部分(一部藪漕ぎ)と岩稜帯で、何ピッチかロープを出す。
大岩をいくつか超えると、Sさん以外の方が見えてびっくり。
まさにそこは山頂!
Sさんの声が聞こえるな〜と思ったら、山頂でビレイしながら、一般道から来られた登山者さんと会話をしていました。
山頂でのんびり後続を待っているうちに、雲行きがどんどん怪しくなる。
雨が当たり出したので、Iさんの登頂を迎えたらすぐに一足先に下山。
<メモ>
・5ピッチ目の1つ目のクラックを登らず、右へ回り込むとフィストクラックをしたから登れそうかも。#4がいくつか必要。
<装備>
・ヘッデン
・ダブル 50m×2本
・カム #0.1〜#6を1set + #0.3〜4を1set、ナッツは使わず
<感想>
木登り、洞穴、ワイドクラック、藪漕ぎ・・・と楽しい冒険でした。
ありがとうございました!!
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