表丹沢 泥と岩場と青空と、ヘタレて敗退、でも充実。
- GPS
- 08:40
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,448m
- 下り
- 1,431m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.kanagawa-park.or.jp/hadanotokawa/guide/zone5_2.html ・付近にコインパーキング有(24h、平日500円/日、土日800円/日) ・バスは小田急渋沢駅北口から、大倉行きの終点。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備も進んでる様で比較的難所は少ないです。とは言え表尾根は初級〜中級向けぐらいでしょうか(鎖場、痩せ尾根等) 登山ポストは戸川公園の秦野ビジターセンターにあります。 公園〜三の塔は前半舗装路、後半は大倉尾根程じゃないけど割と急登もあり、 杉林で雰囲気は似てます。 三の塔付近、烏尾山付近、新大日の先等、霜柱が溶けてドロドロの道でした。 三の塔〜烏尾山はハシゴ1本+鎖場、崩壊地有、慣れた人なら鎖使わなくても行ける程度。 行者岳を過ぎた所での1箇所、岩(鎖)場の下りは、流石に鎖使わないとちょっとコワいです。また痩せ尾根も多いので、フラつき等には一応注意です。 |
写真
感想
年内最後に、積雪あるかも?の丹沢へ行きました。
最寄の山でしかもメジャーコースでありつつも、今まで登ってなかった表尾根から、蛭が岳までを目指します。
朝早く車で行くと、この時期路面凍結が心配だったので、大倉からのループルートを選択しました。
今回、積雪ばっちこーい!という事で、久々出番の冬装備。大型ザックに、防寒着をギュウギュウ詰め込んで、タイツも冬用防風仕様、更にアルパインオーバーパンツとゲイター、アルパインジャケットで身を包み、10本歯アイゼンも携行。
結論から言えば、本日雪はなく、これら装備ほぼ完全に不要、タダの重りと化してしまいました。体力・スピード系の山行とはまた何だか違うイミでMな感じです。
いいんです。最近ULばっかしだったから、そろそろプチボッカ(?)でも。丹沢だし。と計画の甘さを棚に上げつつ、前向きに捉えて行きました。
登り始めは快調、休日の丹沢だと言うのに、バス停にワラワラと居た人々は皆大倉尾根方面へ消えて行き、こちらは誰にも会わない静かな山行。途中で居たのはハンターさんが3人のみでした。
しかし牛首付近でついついノンビリ、何にもない所なのに、30分以上も長居してしまいました。三の塔尾根に取り付いて登ると、本日初のヤマノボラーさん達に遭遇。いずれも下りで、計3組会いました。
三の塔についてタイムを見ると、ようよう標準タイムとトントンぐらいです。正直、足が重い、荷物が重い(腰にずっしり)で、久々だと体がイマイチついて行けませぬ。
山頂を出発すると、霜柱が溶けて泥の中を歩いている様な道でした。
泥でヌルヌル、足を置くとバターをパンに塗るかの様に、ヌルヌルと足が前に滑ります。一歩を置いてヌルっと滑って、後ろ足を抜く時には泥が足を捉まえて離してくれず、粘った挙句にポンッという感じです。
無駄に重い荷物と体に加え、この道がまた体力使う感じでした。
暫く行くと、アップダウンを繰り返し、今度は岩場に出ました。
泥こそ全然ないものの、尾根も痩せ気味だし高度感は多少有りだしで、
結構慎重さを要求されました。
行けども行けども痩せ尾根の区間もあり、そんなに痩せてるのは、こっちにももっと痩せろという事ですか?と自虐的なメッセージを受信してみたり。
泥、岩のアスレチックを交互に繰り返し、でも気持ちの良い青空の下を歩き、Mの聖地(?)、塔の岳に着いた頃には、とても蛭が岳どころか、丹沢山への往復すらちょっと無理っぽい時間になっていました。
となれば焦る事もなし、のんびりランチを取り、快晴の眺望を楽しんだ後、15時前の人が流石にいよいよ少なくなってきた頃、下山にかかりました。
今度はまたノンビリしすぎでしょうか。
帰りは大倉尾根を使います。単調で急登が延々続く事から、通称「バカ尾根」などと、ちょっと可哀想な気もする異名があります。しかしその只ひたむきに道が続くその姿に感じ入るものがあり、少し丁寧に「おバカ尾根」と密かに呼んで見る事にしました。久々の重荷疲れで自分も少しおバカな感じです。
花立山荘まで下って来ると、眼下にひたすら下る尾根が続いています。少し時間も遅いので、ここをひたすらスピードハイクで下ります。
「バカだ!バカだ!お前はおバカになるのだ!」
成り切りました。
何も考えずにわき目も振らず下っていると、段々と爽快にすらなって来ました。
(気絶寸前の眠さで感想を書いているので、自分でも何を書いているのか良く分かっていません。)
本日は当初予定の蛭が岳到達ならずの敗退ながらも、他の下山者達を追い越しつつ(時には追い越されつつ)、夕焼けの林の中、心地良い充実感に包まれ下りました。
戸川に着くと、携帯に着信が入ってる事に気が付きました。
山友さんから、金時山に登りたい、との打診でした。
という訳で、土曜だけで終わらず翌日も山おかわり!という事で箱根に行ってきます。
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