表妙義縦走 (やっぱり妙義山は妙義山でした)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,067m
- 下り
- 1,052m
コースタイム
⇒08:21見晴⇒08:29ビビリ岩⇒08:53大ノゾキ⇒09:14天狗岩⇒09:29タルワキ沢
⇒09:41相馬岳⇒10:39茨尾根パノラマ台⇒10:53堀切
⇒11:13女坂方面分岐⇒11:29鷹戻し⇒13:05コブ岩⇒13:22中の岳14:04
⇒14:58中之嶽神社⇒16:06町営第2駐車場
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(※道の駅は、登山者の駐車は禁止されています) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆辻〜中之嶽神社までは、コースの全てが危険個所です。 |
写真
感想
1年ぶりの表妙義縦走です。
昨年、最初に表妙義を縦走した時は、かなり緊張して臨んだ記憶があります。
今回は2回目(鷹戻しは3回目)ということで、登山開始直後は、あまり緊迫感がありませんでした。
とりあえず、夕刻までに下山するつもりで、ゆっくりと妙義山を楽しもうとスタートしました。
妙義神社裏の登山口から登り始め、大の字で展望を楽しみ、奥の院の鎖場を昨年に続いて『鎖未使用』で登りました。
昨年は結構苦戦しましたが、今年はすんなりと登ることができました。
この後、見晴で展望を楽しんだ後、ビビリ岩の鎖場を登りましたが、ここで『あれ?』と感じました。
腕力を使う鎖場が、昨年ほど思うように登れない。
最近は、いろいろな山の鎖場で、鎖を使わないで登ることが多くなったので、岩場登りは上達したが、その分、
腕力を使う鎖場が苦戦するようになったみたいです。
そういえば、この前の大ナゲシ〜赤岩尾根〜両神山のときも、同じように感じました。
筋トレ不足で、腕力が落ちている・・・。
最近は鎖場で腕力を使っていないから、腕力が落ちていることに気づいていませんでした。
ビビリ岩の先にある絶壁沿いの変則的な鎖場では、思いっきり体が振られ、
あわや転落しそうになりました。
鎖の支点の位置を考えれば振られやすいのは明らかですが、『昨年も登っているから』という油断があったためだと思います。
また、鎖をあまり使っていないため、鎖を使う感覚を忘れているような感じでした。
昨年と比べて予想以上に苦戦が続く。
ようやく『やっぱり妙義山は妙義山なんだ。昨年登っているからと言って、あまく見てはいけない』と気付きました。
ここから先は昨年同様、難しい鎖場の前では登る前にシュミレーションをし、集中力を持って進みました。
しかし、腕力が落ちた影響は大きく、鷹戻しの最上段では、体重をかけて鎖場を登っている途中に握力が無くなるアクシデントが発生しました。
これは、メチャメチャ焦りました。
まともに鎖を握れない状態で、無理やり急傾斜の鎖場を登り切りましたが、足元がスリップしていたら命が無かったでしょう。
逆に言うと、あの状態でよく鷹戻しを登れたな〜という感じです。
先日に丁須の頭対策で購入したハーネスを持ってこなかったことを後悔しました。
この後、鷹戻しから降りる2段の鎖場でも、途中で握力が無くなり、『ヤバイ、ヤバイ』と本当に焦りました。
コブ岩の鎖場は、握力が心配だったので、鎖に頼らずに登り切りました。
そして、中之岳の頂上で昼飯の『おでん』を食べ、ゆっくりと休憩。
冷たい突風が吹き荒れていたので、30リットルザックにタップリと詰め込んできた防寒着を着込みました。
昼飯休憩の間に握力も復活。
中之岳から降りる2連チャンの垂直な鎖場は難なく降りられました。
あとは中之嶽神社に下山し、そこから駐車場に戻ってミッション完了。
う〜ん・・・。
今回の表妙義縦走は、危険地帯で握力が無くなり、心底焦りましたが、怖さよりも、
たった1年でこんなに苦戦するようになった不思議さ(?)を凄く感じました。
やっぱり、表妙義縦走は腕力が重要なんだな〜。
とりあえず、納得がいかない感じなので、もう一度筋肉を鍛えて、春に再挑戦するつもりです。
尚、今回、50〜60リットルのザック(15kg以上)を背負って表妙義を縦走する人に会いました。
年間100日を目標い山に登っており、トレーニングの意味も込めて、いつも15kg以上の重さのザックを背負っているとのことでした。
自分も15kg以上のザックを背負って、夏山のためのトレーニングとして武尊山や高原山を登ったことはあるが、
15kgを背負って表妙義を縦走しようとは思わない。
というか、普通は絶対に無理だと思う。
表妙義は鷹戻し等、腕力で登る垂直な鎖場が多いので、かなりの腕力が無い限り、重いザックを背負って縦走することはできないハズです。
今回の自分は、いつもより大きめのザック(30ℓ)を背負っていて『20ℓザックで荷物が少ない方が良かったかな〜』
とちょっぴり後悔していましたが、世の中には凄い人がいるものです。
★☆今回の山行の詳細をブログにアップしました。
http://ameblo.jp/shunki1188/entry-11114846959.html
こんにちは。
自分は裏妙義の方が馴染みなんですが、表妙義は相性がよくないです。
大の字に登ろうとしたら履いていた靴がやけにすべるんで敗退、お中道に変更。妙義神社で買ったお土産のお守りを紛失。
というわけで、表妙義縦走は絶対禁止と自分に言い聞かせてます。たぶんあの世に連れてかれてしまうと思うので。
写真見て、お気軽山歩きが自分には合ってるとやはり思います。
裏妙義はいいんですがね。
始めまして
厳しいルートの中での貴重な写真
素晴らしいです!
私はこのルート二日に分けて走破しましたが
本気でビビリました
2年前の69歳のB・Day記念でした。
kesamaru さんの登山スタイルが
私の若い頃とダブりました
こんばんわ
18日、鷹戻しからトラバースした上部の鎖場でお会いしました。
鷹戻しの動画が良く撮影されていました、素晴らしいです。私も最上部の支点にスリングを架けて動画の撮影を試みましたが、カメラの移動が速いのと、カメラの性能が良くないのでイマイチでした。
「握力低下しました」と話されていましたね。まだお若いようですから、これからも十分楽しめますよ。
私は尾瀬行きの完了後の11月〜3月頃まで、表・裏妙義を楽しんでいます。平日はほとんど人にあいませんので少しさみしいですね。滑落した場合等を考えると人が少しでも入る日曜日に入山しようと考えています。
またお会いできるかもしれませんね、妙義山を楽しんでください。
自分は裏妙義は1回しか行ったことが無いのですが、
やはり、鎖場、岩峰、痩尾根等、面白かった記憶があります。
それと、昼飯を車の中に忘れて、ヘロヘロで縦走した思い出が・・・ 。
妙義神社で買ったお土産のお守りを紛失というのは、何かチョット気になりますね 。
山の相性って、皆さん、結構あるみたいですね 。
(※裏妙義も、チムニー状の鎖場とか、面白い鎖場が多いですよね)
とても、
こんなところへ、
行けません!!!!!
私には、絶対無理です。
こんなところへ行ける方を、尊敬いたします
コメント、ありがとうございます。
69歳のバースデイ記念で表妙義を縦走したということに感服しました!
妙義山には毎年登りたいと思っていて、『何歳くらいまで登れるだろう?』と考えることがあります。
しかし、69歳まで妙義山に登れる自信は全くありません!
daidabooさんが若い頃、相当凄かったことを想像しました。
(↑決して自分とダブルと書いていただいた為ではありません )
鷹戻しのトラバース後にお会いしたのは、ozesaiさんだったのですね。
以前に『丁須の頭』の記事でチェックをさせていただいていました。
馴れた感じで鷹戻しに向かわれたので、相当経験のある方だな〜と思いましたが、なるほど、納得しました。
自分は近々『丁須の頭』に登るつもりでいましたが(半年前のリベンジ)、先日の鷹戻しの様子だと無理そうなので、トレーニングを積んでから挑戦することにしました。(春頃にハーネス着用で挑戦します)
妙義山は好きな山ですので、またお会いした際には宜しくお願いします。
悠々と縦走してこれればカッコよかったのですが、
途中で握力が無くなって、鎖に腕ごとしがみついたり、
痩尾根では恐怖で四つん這いになって進んだりしたので、
実際には『尊敬』という言葉とは程遠い内容でした 。
(写真では、そういう裏側が見えないが救いです )
特に、50〜60リットル位のザック(15kg相当)を背負った方に、どんどんと引き離されていった時には
『自分の体力って、いったい・・・?』と思わず考えさせられました
こんばんは。
ヤマブロ拝読しました。
「鎖場の下で他の方々が待っている状況」=とは、私たちのことですね!
勘違いも甚だしいとはこのことですが、ちょっとでも文章の一部にして頂いて恐縮のかぎりです!!
あの時の私たち、nabekaさんを待っている状況じゃなんか全然なかったんです〜。
お騒がせぎみで本当に申し訳ありません。
nabekaさんの、「鎖場で突然握力がなくなる」こと、ウワサとしては私も聞いていましたが、ほんと突然起こるのですね。
怖いです…ブルブル。
ところで、あの大きなザックを背負ったおじさま。
私は話す機会はありませんでしたが、きっとあの方は「妙義おじさん」だと思いましたよ。
ですので、負けて当然。
アウェイ側が勝つ方が不思議というものです。
私の「おじさんレーダー」のなせるワザ(笑)
(こちらの「阿弥陀岳」レコを参照くださいませ)
奥の院の鎖場では、先に登らせていただいたので、
『あまり、他の方を待たせてはいけない』と思いました。
でも、鎖場を下りてからは、capienaさん達がハーネスの着用を始められたので、
待っていた訳ではなかったんだな〜と思いました。
(どうしても、先に譲っていただくと、『待たせると申し訳ないな〜』と気にしてしまうものなので・・・
そんな訳で勘違いをしてしまいました)
あの大きなザックを背負った方と話してみると、
ただただ『凄いな〜』と感嘆するばかりでした。
ああいう凄い方に会えると、なんとなく嬉しくなります!
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