阿蘇・岩戸渓谷から南郷往還・北向山原生林を歩く
- GPS
- 03:03
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 598m
- 下り
- 583m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北向山・原生林周辺の道では、今回が一番安定している道でした。 ただし、踏み跡が弱い場所もあるので、「里山」と思って油断することなく、地図と事前のルート確認は重要。途中、道があるようでない場所もある。エスケープルートもいくつか要確認。携帯は全域使用可能、ただし谷筋では使用不可。GPSがあれば安心 近くの温泉は「岩戸の里」ほんとすぐ近くです。 |
写真
感想
昨日は御用納め、そして今日から3日間は、日ごろの罪滅ぼしで家庭の用事を済まさねばならない大切な3日間ですが、「午前中、お正月用の水を汲んでくるね。」といそいそと山道具を持って朝からお出かけ。「湧水の郷 西原村」で湧水を汲み、もちろん家用と共に山のコーヒー用もきちんと確保。西原村から白川沿いに下り、岩戸渓谷へ向かいます。
ちょうど6か月前(http://www.yamareco.com/modules/diary/6011-detail-20830)温泉の帰り、立ち寄った場所がすごい名勝地で、そのハーフドームの大滝の滝壺裏側に踏み跡が続いていることを発見。
帰って地図を確認すると「これは行ける!」と「道なき道ミッション」を考えましたが、8月、南郷往還の看板を見て、「いにしえの古道、南郷往還をどうせなら全部歩いてみたいな〜。」とネットで検索すると「根子岳山窓」というすばらしいHP(http://genmei.blog.ocn.ne.jp/gen/2011/04/425_0f4d.html?cid=30387110#comment-30387110)に出会いました。そこに何と「岩戸渓谷から南郷往還に登るルート」がUPしてあり、さっそく秋に行く予定を立てますが、忙しすぎてとうとう年末を迎え、今年はアウトか…
しかし、やっと年末の最後の最後に夢が実現。
この周辺は、今回で3回目なので、大体の予想はつきますが、不安な場所が2か所、柱状節理の岩壁を巻く所と作業道から谷に下りる入り口がよくわからない、でもそこにはルートを探す楽しみも待っています。
さっそく岩戸神社横の巨大ハーフドームの大滝、滝の迫力は水量で決まりますから、ずっと水を気にしていましたが「あれ、なんで滝壺周辺が白いんだ???」と思ったら、大迫力の氷結でした。思ってもみないプレゼントに大喜び。
でもここからが本番。滝の真下を通り柱状節理の岩壁に沿って、東の方向に歩きます。簡単と思っていましたが、落葉で埋め尽くされた踏み跡は、ルートとしては見つけにくく、一番判断に迷ったのは、岩をよじ登れそうな場所に遭遇した時です。登って一気に上に出るべきか、いやいや安全に下を大巻きしながら岩壁に沿って歩くか、出会うたびに迷いました。無理をして下れなくなったり怪我したりのリスクもあるし…
途中から「根子岳山窓さん」のHPの記述にあったようにピンクのテープがありました。ホッとする反面、ルートファインデングが急に楽になってしまい、迷う楽しみがなくなりました(でもホッとした面が大きいかも…)。
記述には「テープは先まで続いているが、途中から尾根を登り越し作業道へ。」とあったのですが、確かに「たぶん、ここかな?」と登れそうな場所がありました。判断に迷いながらも、一応少し先まで行って、このピンクのテープの行先も確認したかったので行ってみると、やっぱりさらに簡単に登れる場所がありました。ここからは樹林帯に入り、道は消えて完全になくなり、どこでも歩けそうですが、まあ、どこを歩いても南に進めば、たぶん作業道に出会うはずです。GPSで確認してもあと少しで山道です。しばらくすると簡単に作業道に出て、ここからは快適なハイキング、作業道の行き止まりまで歩きます。
(帰宅後、GPSのログを確認すると、地図上表記の山道とこの作業道は、山道の分岐先を違うルートで作業道が後から作られていることに気づきました。このルート図要確認!)
以前、この作業道途中で正規の下山ルートをずいぶん探しましたが見当たらず、今回も「下山ルートの入り口を探すのが、最大の難所。」と覚悟して来ました。もし見つからなかった時のために「谷コース」をエスケープルートとして、家に置いてきた地図にハッキリと記入し、家人にもその旨をしっかり説明してきました。
(こんな里山が意外と危ないんです。もしもの時のために。単独の時は特に)
もう一度「根子岳山窓さん」のHPを読むと「作業道終点から下る。」との記述に、「なるほど。」と納得。
前回参考にした資料には、「正規のルートは北向山の道から作業道を横切って直接529mピークを通って下っている。」と書いてあったので、そのように解釈し、手前の作業道付近ばかりを探して、その先を探そうともしなかったのです。
さらに先へ進み、作業道終点付近のUターンするための広場から、さらに細い道が続き50mほどで今度は本当の行き止まり。その一番奥に小さな道標!「あった〜!」とホッとしました。情報があっても見つかるまでは心細いものです。特にルートのはっきりしないこんな里山には、小さな道標がとても貴重です。自分でも何か所か道標を設置したい場所があります。みんなで作る山道ですね。
前回、前々回とこの周辺でとても苦戦したので、今回の意外と簡単な結末に、安ど感が広がります。
ホッと安心したところで、近くの日当たりのいい作業道に荷物をおろし、ここでもう一つの目的、山でのコーヒータイム。
( コーヒー野立てセット・セットアップ記」についての日記)
http://www.yamareco.com/modules/diary/6011-detail-29077
今朝汲んだ湧水を沸かし、昼食のオニギリを食べながら、コーヒーミルで12gのコーヒー豆をゴリゴリ。素晴らしい香りが周囲に広がります。沸いたお湯をゆっくり注ぎ、さらにゆっくりドリップオン。
とっておきのお菓子と共にコーヒーをゆっくりすすり、優雅な時間を満喫しました。
時計を見ると「えっ!」とびっくり。あまりにもゆっくりし過ぎ。さてと下山。
下って白川と平行に歩く「上の道」は進行方向に対して少し斜めになっているので、歩くと足首が痛くなります。フラットな道の快適さを思い出します。ど〜も靴がフィットしてないな〜(原因は…)
9月24日以降は山にも行かず、優雅に始めた自転車通勤も体幹トレーニングも忙しさの中で、いつの間にか消え去り、3か月間「運動なし」の割にはまあ、まあかな。 充実した今日の山歩きもいよいよ終点に近づき、ついに工事中の駐車場が見えてきました。
年末の最後の最後に少しでも山を歩くことができ、ホントよかったです。
それにしても「おいしいコーヒー」と「名勝地」、そして「山を歩く楽しさ」を久しぶりに満喫しました。
コメント
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コーヒーの香りが漂って来ました〜
年末の最後の最後、山歩き(^^♪
“約束・・”レコ、楽しみにしてます
113
年明けもヤバい!そんな感じで年末の最後の最後に動いてしまいました…
やっぱ、山はいいですね
ホッとします。
途中「あれ、どーも靴の感覚が違うな〜 3カ月ぶりで足がでかくなったかな 」と思ってよく見ると靴を間違っていました 。
同じ型とはいえ、まさか間違うとは…。書かなくてもいいようなこともたくさんあった最終山行でしたが、それも楽しい思い出の一部としてお酒を飲みながら、今、話していたところでした。
1月はスケジュールが真っ黒になりつつあり、約束の日も危うい状況です…
目の前のことを一つ一つ頑張り、来年もいい年でありますように、そう願っています。
113さん、また来年もよろしくお願いします!
来年こそ、お山でお目にかかれる事を期待しちょります(^^♪
113
おはようございます
今年を振り返って、一番驚いたことは(もちろんヤマレコ範囲内ですよ)113さんの無線関係の躍進 、でした。ホント凄かったですね。あれに刺激を受けて、次期後継車(4駆を予定、あくまでも予定ですが)には、今は押し入れに眠っている車載用無線を取り付ける決心(たったそれだけ…、じゃないです、凄い前進です、付けるとアンテナが意外と邪魔なんですよ。)
個人的に一番残念だったのは、祖母傾に参加できなかったこと 、でした。例えるならあのマイアミの奇跡「日本VSブラジル」戦のライブ観戦を見逃したほどの痛恨の極み。
まあ、2010年と比較すると山行回数も激減し数字にもはっきり表れていますが、それ以外のことも含め全体としてはとても充実した1年でした。
来年に向けてささやかでも切実な夢は、毎週山を歩き、月に1回程度は坊がツル泊、が目標です。
113さん、そんな時が訪れたら、お付き合いのほどよろしくお願いします
熊本は近くに通な良い山が多いですね〜。
そう言えば夏に南阿蘇に行ったときに赤橋の色が薄緑になっていて驚きました〜 。
侮れない里山・・明日の帰省の途中、三瀬のどっかの里山に寄りたくなりました。
コメント書きながら先日買ったコーヒーミルで挽きたてのコーヒー飲んでますが・・やっぱり美味いですね。
味+香り・・阿蘇の湧水なら更に美味しいことでしょう 。ポーレックス、欲しくなりますね〜 。
すっかり年末を忘れ、今まで庭木の剪定を慌ててやっていて、ちょっと休憩、コーヒータイムです
ポーレックス、いいですよ 昨日山から下りてきて、最初の分解お掃除をしましたが、構造がシンプルでとても簡単でした。
いつか皆さんにおいしいコーヒーをご馳走しましょう
午前中、chengfuさんの3か月分の山行記録を最近のから逆順に読んでいました 。
最初コメントを入れていたんですが、言葉の泉がだんだん涸れてきて途中でギブアップ、途中から「拍手」のみになり申し訳ないです
その中で、特に11月の大宴会をパスしたのが祖母傾に次ぐ痛恨の極み、その日、何をしていたかというと、1日中、大鉄板の前で100食分以上の焼きソバを焼いていました 、大雨の中。
最初の予定が雨でキャンセルになったため、それなら「焼きそば焼いて来い。」と家族サービスの一環として派遣されました。
最初イヤイヤながら行ったのですが、これが意外とヒーローになれて、もう途中から楽しくて楽しくて、買って行った人が「おいしかった。」なんて声が遠くから聞こえてくるとさらにヒートアップ、家族からの派遣命令でイヤイヤ来ていたお父さんたちも「鉄板前の特等席」を譲らなくなる始末。コテの返しがどうの、麺のほぐしが足りない、とか、最後の仕上げが雑、など外野のお父さんの突込みもヒートアップしてあっという間に時間が過ぎていきました。
でも坊がツルの大宴会に比べれば…、
次回の宴会には鉄鍋をしのぐダッヂオーブン12インチを持って馳せ参じます 。途中で重さに耐えきれずひっくり返っている可能性大 、ですが 。
そんな時間をいつかたくさん取れることを願いつつ、chengfuさん、来年もどうぞよろしくお願い致します。
焼きそば100食分も焼くと翌日は両腕筋肉痛ですね 。
でも町内会の催しは楽しいですよね〜。
コーヒーミルにダッヂオーブン12インチ・・Ultra heavy ハイキングになってきましたね〜 。
是非、是非、ご一緒しましょう 。
Ultra heavyに、ようこそ・・
113
もう一つ
UHつながりで
でかい鉄板担いで「坊がツルIN焼きそばの出店」
今年の初詣の、参道に立ち並ぶ出店の仕事ぶりをじっと見てしまう自分に、はっと気づきました。決してお腹が空いていた訳ではありまっせん
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