二子山坂本登山口〜股峠〜東岳〜股峠〜西岳〜二子山坂本登山口
- GPS
- 05:01
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 871m
- 下り
- 900m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
特急レッドアローちちぶ3号 池袋駅06:50発>西武秩父駅08:15着 レンタカーにて坂本バス停まで移動 <復路> レンタカーにて西武秩父駅まで移動 S-TRAIN4号 西武秩父駅17:05発>新宿三丁目駅18:50着 |
その他周辺情報 | 国道299号線沿いにある「赤谷温泉 小鹿荘」にて入浴。入浴料は、600円/人。日帰り入浴の営業時間は、11:00〜15:00と短いので要注意。 |
写真
装備
個人装備 |
MHWフリューイッド6
プラティパス1L
紅茶700ml
菓子パン2個
速乾性のパタゴニアT
MHWゴーストライトジャケット
MHWダイヘドラルプリカーブパンツ
ダーンタフ・ノーショーソックス
アディダス テレックス スコープ GTX
ヘッ電
カメラ
iPhone6S
Garmin GPSMAP 62s
地図
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感想
2018年11月3日(土)、二子山でM店主による岩山講習が行われた。
今年の9月に両神山へ行った時のこと。
M店主に「クレイジーマウンテンって知ってるか」と呟かれ、「どっかのアウトドアメーカーですか」と真面目に聞き返したところ、
・奥秩父エリアの急峻な岩山
・善意で設置した鎖に文句を言う輩が現れる
・クレーム対策で鎖を撤去する
・鎖のない岩山が誕生して、「クレイジーマウンテン」と呼ばれるようになる
という話しだった。
岩山フリークではないものの、「クレイジーマウンテン」のクレイジーさ加減が知りたくなり、M店と二子山へ出かけることにした。
いけふくろうからレッドアロー号に乗車して、西武秩父駅に到着したのは08:15。駅前のレンタカーで車を借りて、二子山坂本登山道ヨコの駐車場に到着したのは、09:15頃になった。
天気は、晴れ。気温は10度くらいで肌寒い。長Tの上にフリースを着て丁度いいくらい。
09:25頃、身支度をして股峠を目指して出発する。
落ち葉の降り積もった登山道は、やや不明瞭ではあるが、ピンクテープを目印に進む。
小川を渡渉した後は、急勾配の山道を進み、股峠に到着する。
ルートは、二子山坂本登山口→股峠→東岳→股峠→西岳→二子山坂本登山口と東岳は股峠からのピストンになる。
西岳は、一般コースと上級者コースがあり、本日のメインは、言わずもがな上級者コースを行く西岳アタック。
メットを装着して、東岳へ向かうとすぐに白い岩山が現れる。
急峻な岩肌を登り始めると鎖のかかった大跨ぎが現れる。落ちたら10mは滑落するイメージ。
鎖の外されたステンレスの留め具に足を乗っけて、難なくクリア。東岳は、この大跨ぎが一番の難所かも。
ずいずいと高度を上げていく。
東岳山頂近くになると、眺望が開けて目の前には両神山がどーんと広がる。
秋晴れの天気と眼下に広がる紅葉がお見事というかスーパーキレイ。
振り返ると凸型の東岳全貌をとらえることが出来たが、目を凝らすと岩肌に張り付くクライマー達が見える。
え?!上級者コースってあんな壁をよじ登るの?!と不安感しかない。
まあしかし、垂直登坂するのはごく一部だから大丈夫だろうと頭の中で都合の良い整理をする。
東岳山頂は、フラットだけど狭い。眺望の良いエリアが山頂より先にあるというので、もう一つ先のピークへ移動してロングランチを取る。
少し霞んではいるが、遠くの方に武甲山がよーく見える。
武甲山と連なっているピークは、小持山と大持山。
歩いた縦走路を目視して満足した後は、下山を開始する。
股峠に到着したのは、11:30頃。下山は、あっという間といった感じ。
小休止を入れて、メインの西岳アタックを開始する。
小高い丘を直登すると、最初に出てくるのが「上級者コース。滑落事故多発。危険を感じたら引き返す勇気を」の看板。
書いてある通り、ここから先は滑落リスクが高いのでやめておけということ。
山行は、ロングトレイル好きではあるが、元来、積極的に岩山へ行くほどの岩場フリークではない。M店主のお誘いが無ければ、クレイジーマウンテンに自ら積極的に来ることはなかっただろう。
クレイジーマウンテンへのお誘いを受けた時点で、スキルアップにつながる絶好の機会と考えていた。なので、あとは滑落リスクをどう整理するかだけ。
リスクの高い登山は、気持ちと時間と体力に余裕があれば、リスクの発現を最小限にとどめることは可能だと思う。
でも、自分ではコントロール出来ない偶発的なリスク(落石、落人)は、対処することは出来ないから、考えるだけ無駄だろう。それが嫌ならハナから登山なんてやってない。
ここまで超ロングな休憩時間を何回も取っているので、気力も体力も十分有り余っているし、時間もたっぷりある。
なので行かない理由が見当たらず、予定通り、上級者コースへ進む。
続いて、「登山者の方へ」と題する看板が出てくる。内容は、先に書いた通り、鎖を撤去したという話しが書いてある。
SNSのない時代にクレームを付ける手段は、手紙なのか電話なのか、とどうでも良い妄想だけして先へ進む。
勾配はまさに急上昇というか、岩肌をひたすら登るが、あれ?なんか登りやすくね?
例えるなら、どこをホールドしても良いボルダリング。ありとあらゆる所にホールドがあるから、実に登りやすい。
そういうことなので、あまり苦労せずにクライミングは終了してしまう。
この日のハイライトの上級者コースを終えた後のご褒美は、抜けまくり感たっぷりの眺望と東岳と西岳を完登した満足感。
西岳から見る東岳のエッジの効いた斜面は、迫力満点。遠くに小さく見える登山者の姿がスケール感をアップしてくれる。
屏風岩のピークをいくつかクリアした後は、下山するのみ。
下山路の最後の鎖場は、足掛かりが目視しにくいため、ややトリッキーではあるけど、無理せず自分のペースで降りれば問題ない。
二子山坂本登山口に到着した後は、レンタカーに乗って15時がタイムリミットの「赤谷温泉 小鹿荘」にて日帰り入浴。
入浴料は、600円/人と格安で老舗旅館の風情がとても良い感じ。
レンタカー返却後は、西武秩父駅17:05発のS-TRAIN4号に乗って、新宿三丁目駅に18:50頃に到着する。
新宿駅の居酒屋で反省会を行って、お開きとなった。
自分では行かないお山に連れて行って下さったM店主には感謝しかない。
レンタカーの運転もお任せしてしまい、何から何までおんぶに抱っこでした。すみませんです。
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