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記録ID: 1670066
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ハイキング
甲信越

新保岳

2018年12月02日(日) [日帰り]
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myokohiuti その他2人
GPS
--:--
距離
3.4km
登り
321m
下り
321m

コースタイム

日帰り
山行
4:10
休憩
1:00
合計
5:10
10:00
150
浜新保登山口
12:30
13:30
100
新保岳
15:10
浜新保登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口直近の桑川駅
夕日会館の名称が 夕日が売りらしい 
1
登山口直近の桑川駅
夕日会館の名称が 夕日が売りらしい 
粟島が見える
浜新保登山口
登山口の案内板
「注意!登山道は未整備です」と記載されている
登山口の案内板
「注意!登山道は未整備です」と記載されている
笹の道 踏み跡はしっかりしている
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笹の道 踏み跡はしっかりしている
朝日が射してきた
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朝日が射してきた
ブナ林の中を進む
1
ブナ林の中を進む
熊の爪痕?
ひっかいたような跡もある どちらも数は多い
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熊の爪痕?
ひっかいたような跡もある どちらも数は多い
熊の糞?
藪の向こうに鳥海山が見えた
藪の向こうに鳥海山が見えた
ブナの道は続く
頂上付近が見えてきた
頂上付近が見えてきた
小さな沼だが水は枯れている
小さな沼だが水は枯れている
ブナの道は続く
山友が先行する
これを通り過ぎれば最後の登りとなる
1
これを通り過ぎれば最後の登りとなる
太いブナ
雪が出てきた
笹がきれいだ
藪の隙間から月山
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藪の隙間から月山
鳥海山をアップで
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鳥海山をアップで
前方のピークが新保岳山頂
前方のピークが新保岳山頂
雪が増えた
山頂だ(^_^)
伊東岳(多分)
新保岳山頂
朝日連峰 伊東岳から大朝日岳
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朝日連峰 伊東岳から大朝日岳
ブナのオブジェ
冬に赤は貴重な彩り
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冬に赤は貴重な彩り
ツルリンドウも残っていた
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ツルリンドウも残っていた
帰りに笹川流れに寄ってみる
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帰りに笹川流れに寄ってみる
夕焼けと水平線上の粟島
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夕焼けと水平線上の粟島

感想

正確な時期は思い出せないが、日本海側から30分で登れる道が出来たと話題になった。それが頭の中に残っていて3年前に登ってみた。浜新保からクネクネ続く舗装された林道を進むと登山口に着く。9月中旬である。登山口から階段を登ると赤いヤマボウシの実が落ちていた。ブナ林が山頂まで続く登山道が印象的である。30分で登れるということだったが一時間強かかった。30分というのは山慣れた強者達の事であろう。今は塩野町側からもその程度で登られるようになったようだ。

珍しく神さんが山に行きたいという。山は新保岳である。彼女は、従来の塩野町側から数回登っているし、冬にも登ったことが有る。いまさら新保岳でもあるまいと思う。どうも「30分で登れる」ということに魅かれているらしい。最近自分から何処どこの山へ行きたいということは無かったので、これを快諾する。神さんの山友も誘って3人パーティとなる。

日東道を北上、海岸線を走って浜新保から林道に入り登山口を目指す。それにしてもいい天気である。雲一つない。広い海原には粟島が浮かぶ。波一つない。山頂まで30分というのは強者のことで、一般登山者で一時間強。我々は、3時間見ておけばいいんじゃないの、とそれとなく念を押す。登山口の案内板も登山口から続く階段も変わっていなかった。ただ、登山道は笹が覆っている。踏み跡はしっかりしていて笹の丈も低いので歩くのには何の支障もない。塩野町方面の林道も延長され、それに伴って登山道も短縮された。こちらから入る人は少なくなっているのであろう。まあ、こういう道も趣があって良いものだ。出だしは急登だが直ぐに穏やかな道となる。ブナの生える広い尾根状の道を進む。太いブナの幹には熊の爪痕やひっかき傷と思われる痕跡が見られ、糞と思しきものも見られた。

ブナの林は下生えが薄く斜面上のどこでも歩くことが出来る。天気はいいし、見通しもあるので気は楽だ。とはいっても、踏み跡を外して藪中へ進んでしまうと要らぬ労力を使ってしまうことになる。それもまた一興である。山頂付近が見えて来ると、新保岳は二つのピークになっているのが分かる。その右側が山頂である。手前のピークには登らずにトラバースしてコルからうっすらと雪の積もる斜面を登って山頂である。登る途中から鳥海山、月山、朝日連峰が樹間越しに眺められる。鳥海山を見つけて歓声。月山を見つけて又歓声。最後の締めは朝日連峰。それらの山体は真っ白に輝いて空中に浮かんでいるようである。

山頂に着くと、先着者は男女合わせて二人。男性は昼寝中のようだ。春のようなポカポカ陽気に眠気を誘われたのでもあろうか。山頂からの見晴らしは樹木が邪魔して、お世辞にもいいとは言えない。ちょっと塩野町側の道を進んでみると朝日連峰と飯豊方面の展望が得られた。朝日の端山、祝瓶山の三角錐の山容は直ぐにそれと分かる。飯豊、朝日、鳥海と北上して日本海へと続く山並み。重畳の山並みを眺めていると、日本はつくづく山国だと思う。その峰々に雪が降り積もり瑞穂の国が成り立っている。いつもことながらそのことを感じさせる山行である。

単独行と思っていた先行者二人は一緒に下りて行ったのでご夫婦だったのかもしれない。私たちは、それからしばらくよもやま話で花を咲かせ山を降りる。登山口から浜新保までの林道は大きな太陽に向かって下って行く。赤い日差しが眩しくてものが見えず、一時停止して前方を確認してから下ったところもある。笹川流れなどを見物して新潟に向かう頃には、大きな太陽が水平線を真っ赤に染めながら沈もうとしている。筆舌に尽くしがたい情景である。
「紫雲の郷」で汗を流し再開を約して帰宅する。

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コメント

浜新保口
こんにちは

晴天にも恵まれ素晴らしい登山でしたね。
今では登山口には立派な看板が立っているのですね。

このルートは私も長らく待ち望んでいたコースです。かって登山口偵察のため車で林道に入りましたが、途中で崖崩れのため通行不能となり、そこから歩いて登山口を探しました。しかし目印もなく、結局が見付けられずにそのままとなっているルートです。此れで安心して登れそうです。

新保岳は「イタチ萩」に初めての出会った山でもあります。ブナの豊かさは熊さんが証明していますね。
名勝笹川流れの眺めも美しく、粟島まで渡ってしまった思い出深い地です。
2018/12/8 18:13
ついに雪が降ってきました
こんばんは〜
朝起きたら雪が積もっていました。湿った雪で疎らに1cm位ですが、いよいよ来たかという感じです。しかし、雪山に対する気持ちの切り替えができていません(-_-;)

浜新保からは、三年前にも登ったのですが、その時にも同じ看板がありました。林道は看板の先へと続いていて舗装されています。将来は塩野町側の林道と接続するのだと思います。
登山道は、今回は背丈の低い笹が覆っていました。今年は道草刈りはお休みの用です。踏み跡は見えているので、歩くのには何の支障もありません。登山口からブナ林が続いています。いかにもヤマ〜って感じで歩けます。

夏だと岩牡蠣が食べられるのですが、なかなかその機会が有りません。そのうちにとは思っているのですが計画倒れです。多分。まあ、いつものことですが。
ではまた。
 
2018/12/8 22:49
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