行道山から織姫神社へ(寝釈迦さんも心地良い陽だまりハイク)#133
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 424m
- 下り
- 554m
コースタイム
→10:40毘沙門天→12:00両崖山→13:00織姫神社
◆市役所7:00発、市役所着16:00
天候 | 晴れ(気温は低いが陽だまりは心地よかった) 富士山やスカイツリー、浅間山、赤城・榛名・妙義山、八ヶ岳、袈裟丸、日光連山それに筑波山まで見えて、結構、遠望も効いた。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
お風呂は足利市運動公園そばの「幸の湯」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に岩の尾根道(つまづかないよう注意) |
写真
感想
本会の行道山コースは3回目。
以前、名草の巨石群から南下、行道山、大岩山、両崖山を経て織姫神社と歩いたことに比べれば、今回は「楽チン陽だまりハイク」だ。
「行道山浄因寺」は、「関東の高野山」と呼ばれ、和銅7年(714年)行基上人の開創と伝えられ、足利義満公により禅宗高僧法徳禅師をして再興された臨済宗の名刹とのこと。
境内の巨岩上にある「清心亭」とそこにかけられた「天高橋」は、江戸時代の絵師北斎によって「日本十奇橋」の一つ「足利行道山雲のかけ橋」と紹介され、古来から文人墨客の来遊も多く、栃木県の景勝百選にも選ばれている。
実際、南画のような景色だ。
また、「大岩山毘沙門天」は、真言宗の古刹「最勝寺」にあり、天平17年(745年)に聖武天皇の勅命を受けた行基上人により開かれたと伝えられ、「大和の信貴山」「山城の鞍馬山」と並ぶ日本三毘沙門の一つだそうだ。
毘沙門天の霊佛は、上人がある夜、夢に現れた武人から紫雲棚引く大岩山に祀れと託されたため安置したとのこと。
この偉業により行基は、聖武天皇から大僧正の位を賜ったと伝えられている。
毘沙門天裏手の斜面は、暖帯植物群の北限に当たり、モミ、アラカシ、ツバキ、シロダモ、ベニシダ、ヤブコウジなどがある。
また、両崖山に1064年に築城された足利城本丸跡も暖帯林である。
樹齢200〜250年と推定されるタブノキ(クスノキ科)6本が残り、足利市の天然記念物に指定されている。
低山の縦走ではあったが、チャートと泥岩による互層の固い岩尾根が、ゴジラの背中のように織姫神社まで尾を引く。
松さえ無ければ北アルプスの岩場歩きのようだ。低山侮るなかれ…。
おまけに、晴天で温かく遠望も効き、富士山、噴煙を上げる浅間山、八ヶ岳、上毛三山、日光連山、スカイツリーまでもが遠望できた。
終点の織物と縁結びに御利益のある「織姫神社」の裏手には、織姫神社古墳群も見られた。
山行を無事終え、お風呂「幸の湯」で汗を流した帰り道、○○文化会館に立ち寄り、全員で『氈鹿写真展』を観賞した。
大版カメラによる山岳風景写真で、じっくり構えた力作が多く感動した。
今回は、爽やかな汗、自然と文化に触れた盛りだくさんの山行となった。
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