東岳 北東尾根末端 矢田集落から往復


- GPS
- 07:55
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 761m
- 下り
- 721m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰りは矢田発青森駅行きで帰る。行きも良く研究すれば矢田まで行けた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根の取り付きは末端ではなく少し手前から取り付いたので灌木のヤブが多かった。忠実に末端からのルートは見ていない。稜線上はそれほどヤブが濃くはない。雪質によっては結構楽しんで滑れる尾根と思う。 |
写真
感想
「晴れ、突然休日」の朝。こんなときの為に日帰り山行計画は作ってある。しかし一人で山に行くときはいつもやめようかどうしようかだらだらする。子供を小学校に見送って朝ご飯の片付けして、しばらくコタツで優柔不断してから出発。支度は5分でできる。
国道のバス停から終点の野内市営バス営業所まで250圓。そこから田畑を直進して、尾根末端の集落、矢田を目指す。青森市内は7年ぶり積雪150センチで、郊外はどこでもスキーで直進できる。矢田は行き止まり集落で昔の青森らしい雰囲気。どの家もきちっと雪かきしてあるのが印象的。最終人家の先、馬を飼っている馬場のあたりまで除雪があった。
尾根末端を目指し適当にラッセル。一晩降った雪で、森は白装束している。ラッセルはスネぐらいで結構重い。出発が遅かったから久栗坂への山越えは無理かな、と思った。それでもヤブを抜け、稜線に沿って孤独に高度を上げると陸奥湾や青森の町や、浅虫の島嶼群が見えて来た。キツネのトレースがある。時折日差しもある。やっぱり来て良かった。雪は重いがシールは利くので、短いスキーで軽快に斜面を上がって行く。いくつかポコを越えて、652m展望台ピークへ、ここは木が刈ってあるので一番眺めが良い。夏に子供とここへ着た。お花を摘んで楽しかったな。雪が凄く多くて地面が高く、夏よりも見晴らしが良い。丈の高い木が多く、この山はせっかくの好位置なのに展望が利かないのがもったいない。展望所や山頂付近くらい、木を刈ればいいと思う。
道が無くヤブに覆われ、夏はなかなか行かない最高点を目指す。木立の間から上北烏帽子や高森山が見える。三角岳方面も見えた。白いウサギが逃げて行く。雪は重いが気持ちの良いブナ林を行くと平らな山頂。少し広場になっているが樹林で展望は無い。山頂の西側は絶壁で、落差100米以上の砕石場になっている。その際まで降りてみると。尻の穴がすぼまるような高度感ある壁の上に出た。案の定、青森方面の眺めが凄い。いつも街から見上げた白いスノウパッチの上のところだ。スキーを履いていると絶壁の上でも怖くないから不思議。
大平山への山越えはやめた。あんまり魅力的な山頂に見えないし、雪が重く、時間も遅く、久栗坂までは長く、後半暗くなりそうだ。
登って来た北東尾根を滑る。時折ある登り返しは鬱陶しいが、シールをはずしてだばだば滑る。雪が重くてスネまで潜るような悪雪だ。いい斜面も少しあるが全体にヤブがうるさいので、快適な滑りしか好きじゃない颯爽山スキーヤーには辛い尾根だと思うよ。
夕陽が山を照らして、岩木山も浮かび上がって来た。陸奥湾の彼方、袴腰と丸屋形が真っ白く見えた。とても久しぶりの青森の晴天だ。除雪されカラカラ滑る路面を、矢田の集落の真ん中のバス停までスキーで乗り付けて時刻表を見ると、なんと3分後に一日三本しかないバスが来る。スキーたたんでいたらバスが来た。しかもうちの近くまで380圓で直行。雪で車がすれ違えないような狭い道を、暖房利いたバスはくねくね走って行った。こんなところまでバスが来るなんてありがたい事だ。昔は当たり前だと思っていたけど、今の時代バス路線てのはありがたいものだ。
ラッキーな一日だった。来て良かった。しかし重い雪ラッセルと悪雪滑降のおかげで、足の肉がキシキシいってる。
コメント
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先日、丹沢へ青森からはるばる遠征してきた団体さんがおりまして、
「関東の雪は軽くて歩きやすいねぇ」と、おっしゃってたんですよね。
今年は丹沢でも4年ぶりの大雪でして、雪に不慣れな私としては、
結構難儀していたにも関わらず...。
やっぱり、普段から雪と格闘されている方たちは、年季がちがうなーと感じ入った訳ですが。
話は変わりますが、山に登って、海が見えるのはステキですね。
なんというか、得した気分になれます。
軽いとか重いとかいう以前に少ねえ〜と言っているのではないでしょうか。でも青森からなんではるばる丹沢へ行くのかなどと思ってしまうのは僕が青森人ではないからでしょう。
海無し県出身なので「山から見る海」にはすごくテーマ感じます。北海道や東北は、過疎海岸が多くてとてもいい計画が作れます。
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