蓬莱山尾山〜ケンケン山☆小雪の舞う猫の島に
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- GPS
- 02:34
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 177m
- 下り
- 176m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
https://montekite.com/access/ 駐車台数 約20台(広いです)駐車料金 無料です。 おきしま通船 大人 片道¥500 10分ほどで着きます。 http://www.biwako-okishima.com/sin-access.html >お車でお越しのみなさまへ< 「堀切港」内では、一般車両は“進入禁止”となっています。 また、港内の駐車場は契約駐車場とっており、一般の方は駐車することができませんのでご了承ください。 沖島漁業協同組合HPより |
コース状況/ 危険箇所等 |
山内は良好に整備された登山道 |
写真
感想
皆さんお疲れさまでした。
yamanekoさんの膝は順調に快復されており安心しました。
通船に乗り、沖島に渡り、漁師まちを散策して猫と戯れ、弁天様にお参りし(私は社まで上がりませんでしたが)、最後に雪の舞う主稜線を縦走して漁港で食事。素敵な小旅行ができました。
またチュラさん、分けていただいたお酒、夕食後美味しく頂きました。ありがとうございました。
次はどこへ行きましょうか・・・
yamaneko0922さんの計画に、hirasuzukaさんと一緒にジョイントさせていただきました。 yamaizuさんとご家族お二人の6人で沖島を散策しました。
お天気のことが心配でしたが、風も穏やかで、尾根に上がっても寒く無かったです。12時の通船で戻る頃に、しとしとと降り出したので、雨に濡れることなく過ごせました。
ホンミチを進んで、小学校跡地、沖島小学校、厳島神社とその少し先まで行って折り返し、蓬莱山尾山を経由して沖島漁港に戻りました。
冬のこの時期、落葉して見通しが良いので尾根の散策もおすすめです。晴れて空気が澄んでいる日ならさらによかったでしょう。
沖島の詳しいことは、
沖島町離島振興推進協議会HP
https://montekite.com/
沖島漁業協同組合HP
http://www.biwako-okishima.com/index.html
近江八幡市立沖島小学校HP
http://www.city.omihachiman.shiga.jp/~okisyo/
膝蓋骨骨折の受傷以来19日が経過した。平地と上り坂はほぼ問題なく歩くことが出来るのだが、階段を一段ずつしか下ることが出来ないという状況は依然として変わらないので、下りは時間がかかることになるが、急峻な坂でなければなんとか下ることが可能である。
リハビリ目的のハイキングに選んだのは、前から訪れてみたかった沖島である。全国で唯一の湖の有人島であり、世界的にも珍しいらしい。
久しぶりに長男・次男揃ってのハイキングとなる。猫が多く棲む、いわゆる猫島であるらしく、子供たちは島猫にも興味津々の様子だ。churabanaさんとhirasuzukaさんにお誘い申し上げたところ、快くお付き合いして頂けることとなった。
沖島に渡るための堀切漁港へは案内もなく、身を潜めるかのように湖岸にひっそりと佇む小さな漁港である。来島者専用の駐車場は朝一番の始発の便で堀切漁港から沖島に向かう。
漁港の桟橋に着いたのは出港の5分ほど前であったが船の姿がどこにも見当たらない。まもなく沖島の方から小さな船が到着する。ミントグリーンの船体の可愛らしい船は「もんて丸」というらしい。モンテとはイタリア語では山であるが、果たしてイタリア語の命名だろうか。
離島というのはどこでも、島に降り立った瞬間、島に流れる時間が異なることを感じるものだが、この島も例外ではない。むしろ全く異質な空気に支配されていることを痛烈に感じる。島に上陸してすぐ気がつくのは車の気配が全くないことであり、かわりに目立つのは自転車である。実際、車が通れるような道路はないようだ。
Churabanaさんのご案内で、島の中へと入ってゆく。港のすぐ西側、公民館の前の小さな広場では桜の樹を取り囲む石垣がかつての浜辺を意味するらしい。本通りと呼ばれる細い通路は自転車でも通るのが難しいほどの狭い。
家々の間には水仙が花盛りであるが、その他にも多くの花々が咲いている。信仰に篤い土地柄のようであり、仏前に供える献花のためでもあるらしい。
隘路を抜けて、開けたところに出ると小学校であった。我々が通りがかるとすぐに3匹の小さな猫達が飛び出した。二匹は明らかに仔猫である。一匹が母親猫にも思えるがそれにしても小さい。人好きのする猫たちで、じゃれついてくる。
小学校を抜けると浜辺の畑に沿って道がついている。浜辺には船が着岸するための船着き場が設けられているので、収穫されたものは船で運んだのであろう。しかし、半ば崩壊しつつあるものも目立つ。
畑を通り過ぎて林の中の道をゆくと弁財天の赤い鳥居に辿り着く。電線と道がその先に伸びているので、足を踏み入れてみるが、道はすぐに山の中へと入っていき、不明瞭となる。
弁財天に戻り、お参りを済ませると、畑のところまで戻り、畑の奥から尾山への登山路に入る。道はあくまでも明瞭で非常に歩きやすい。最初は杉林の中をゆくが、すぐに落葉した広葉樹林となる。
登るにつれ登山路はなだらかになり、足元には羊歯が目立つ道をゆくと、真っ赤な山名標が架けられた山頂に辿り着く。山名標には蓬莱山尾山と記されているが、この山は蓬莱山とも尾山とも呼称されてきたのがその両方を併記したようだ。古いガイドブックをみると蓬莱山のピークは尾根を少し東に先に進んだピークのように思われるが、細かいことは気にしないことにしよう。
道なりに進むとすぐに「見晴らし広場」に辿り着く。対岸には国民休暇村と伊崎不動を望む。Hirasuzukaさんがコーヒーと子供達のためにはココアを用意して下さる。羽毛のような雪がゆっくりと舞い降りてはコーヒーの表面で溶けていく。
ケンケン山へと続くなだらかな尾根道をゆく。まもなくホオジロ広場と呼ばれる開けた場所に着く。本来は正面に比良山系が一望のもとなのであろうが、この日は対岸の岸辺近くまですっかりと白い緞帳が降ろされているようである。広場の一角にはロープで組まれたアスレチックが新たに設けられているようだが、その近くでブランコの板とロープをみつける。周囲には処理された倒木が目立つことから、昨年か一昨年の台風でブランコが掛けられた樹が倒れてしまったのであろう。残念ながら広場にはブランコを掛けるのに適した太い枝を有する樹が見当たらない。
さらに尾根を先へと辿ると、落葉した樹々の間から東側の展望を望みながら快適な尾根道を進む。やがて南西の方角に展望が開ける広場にたどり着くと、ここはお花見広場のようだ。勿論、展望はないままである。あたりは桜の樹が多く、4月には桜の花が華やかに山を彩ることだろう。ケンケン山の三角点はここからヤブの中を進む必要がありそうだが、それはまたの機会にとっておこう。
最後は漁港にかけて、急坂とかいてあるので膝への負担が心配ではあったが、思ったほどの急坂ではなくゆっくりと慎重に脚を運び、無事に下りきると漁港の真上の墓地に出る。後は石段を一段ずつ降りて、漁港に辿りつくと雪はいつしか小雨にかわっていた。
漁港のガレージの奥は食堂になっているらしい。湖東富貴(ことぶき)の会という沖島漁協組合の婦人部が食堂を運営しているらしく、お願いするとうどんとコロッケを料理してくれることになった。
うどんが用意されるまでの間、港を歩くと数匹の猫がたむろしている。漁師が猫達に供した魚を巡って黒猫と白猫が喧嘩をしていたようだが。車のない世界においては猫達ものびのびしているようだ。
かき揚げが載せられた小ぶりのうどんは次男は気にいったようだ。うどんを食べ終わると12時の船が出港する時間が近づく。島から対岸の堀切港までわずか10分たらずの船旅であるが、この沖島の別世界から戻るにはあまりにも短い時間に感じられる。小さな島山ではあったが、この島に流れるゆっくりした時間のせいか、とても魅力的な山行であった。
島内をご案内して下さったchurabanaさん、hirasuzukaさん、有難うございました。
コメント
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yamanekoさん こんばんは
モンテ・・・う〜〜んと頭をひねって、モンテローザ。
居酒屋チェーンしか出てきません。
イタリア語の素養は
滋賀の方言で、「もどって」という意味の言葉です。
「山行って、もんてきたか。」
「ケンケン山までなぁ。風ものうて(なくて)、歩きやすかったわ。」
という具合です
なるほど、それでホームページのURLの意味も理解することが出来ました。
ここはまた違う季節にも訪れたい島ですね。
hirasuzukaさんのお言葉を再び拝借しますが、充実した小旅行、有難うございました。
お花見のころ
琵琶湖の天然鰻、ビワマスのおいしいころ
湖魚には、どのお酒
滋賀里山シリーズ、滋賀居酒屋巡りですね
リハビリ山行第2弾は・・・
三上山からの「さつま富士」でしょう。
そのあと、七尾山、天吉寺山、カクレグラ、三重嶽、金糞岳、上谷山と二等三角点巡りをご一緒してくださいませんか?
古道巡りもいいですね。
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