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Yamareco

記録ID: 1777712
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無雪期ピークハント/縦走
東北

遠別岳・安家森

2006年06月25日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.2km
登り
270m
下り
272m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2006年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

2006年6月25日、遠別岳・安家森へ登ってきました。

遠別岳が1,235m、安家森が1239.1mとそこそこ高い山ですが、登山口が1,100mを越える位置にあるということもあってなだらかな山道で、「かぬか」と呼ばれる野芝の草原をゆったりと散策できる山です。
天候さえよければほとんど道迷いの心配もなく、登山初心者やファミリー登山にも適した穏やかな山です。

午前十時過ぎ、登山口駐車場に到着。
登山口駐車場からしてすでに相当高い位置にあり、周囲には広大なパノラマが広がっている。
周囲の山の尾根には風力発電機が並んでいるのが見えなかなかの景色。

登山口で記念写真撮影後、さっそく登山開始。
登山開始、などと意気込んでみたものの道は実になだらかで、しかも最初のうちはなんと下り坂。うーん、体が温まりもしないぞ〜。

歩き始めて10分くらいで牧柵に行き当たる。
ここから先は放牧地帯になっているのだ。
ただし、ちゃんと人が通れるようになっているので心配は無用。

ひろびろとした草原の向こうには、本日の目的である遠別岳(左)と安家森(右)の山容が。
ここが二つの山への道の分岐点となっている。
まずは奥にある遠別岳を目指す。

お、かこいの中に牛発見!
牛もこちらに気づいたようだが鼻をならすだけでとくに反応無し。
のんびりしたものである。

再度牧柵をくぐり抜け林間へと入っていく。
下草が生い茂り、ところどころに水が流れていたりとちょっと湿っぽい感じ。
なにやら虫なんかの気配もしてきて、ここで早くもうなちゃんがやられてきた感じ。
早いって(笑)

途中、なんどか沢を渡ったりする場所があるのだが、ふと水面を除くと、いるわいるわ、うじゃうじゃとおたまじゃくしが…。
うわ、さすがに水面を埋め尽くすほどのおたまじゃくしは気色悪い…。
気持ち悪がりながらも女性陣はしばらく観察会を催していた。
怖い物見たさってヤツか???

湿っぽい林の中をぬけると、山火事か何かがあったのかぽっかりと開けた場所に出た。
登山道はその開けた場所に沿う形で登っていく。ここから傾斜が急になる。
やっと登山道らしくなった感じだ。

ここらあたりには立ち枯れた木がいくつか残されており自然の芸術作品の様相だ。
みんなで勝手に作品名をつけて撮影会などして遊んでみた。
「グッジョブ!の木」とか、変な名前ばっかりだったけれど。

頂上直下の急坂を登り切ると少しだけ開けた場所に行き当たる。
そこが遠別岳山頂である。

山頂には小さなほこらと鐘がつり下げられている。
残念ながら眺望は西側だけだが、遠くに岩手山を臨むことができるし駐車場から見たのとは別の風車も見ることができ、まあまあの景色である。

記念写真を撮影し往路を戻る。
次は安家森を目指す。

往路と同じ道をたどり安家平まで戻る。
おや? 柵の中の牛がいなくなっている…。
ってことはアレか。放牧された、と。
…大丈夫だよな、牛って襲ってこないよな?

気持ちの良い草原を踏み跡をたどり安家森方面へと進む。
踏み跡はところどころ不明瞭になっているが見通しがよいので迷うことはない。
それよりも注意しなければならないのが「地雷」である。
もちろん本物の地雷のことではなく「牛の糞」だが。
踏んでしまった日には、山の爽快な気分もぶち壊しである。

安家森の麓までくると、遠くからは見えなかった山肌が見えてくる。
何が原因なのかずいぶんと浸食が進み裸地化している。
こぶし大から人の頭くらいの大きさの石がゴロゴロしている。

登り口の手前に牧柵がある。
ここは手動で開閉するようになっている。
ガイドブックなどにも書いてあったが通った後はきっちりと牧柵を閉めるべし。

ガレ場の上は藪になっているのだが、登山道もすっかり藪に浸食されごらんの通り。
久しぶりに胸よりも上まで茂った藪こぎを余儀なくされた。
おまけに、なにやら綿毛がたくさん付いた木が生えており
藪をこぐたびに綿毛が舞い上がり鼻に入るわクチに入るわで、もう大変。

やっとのことで藪地帯を抜けるとすぐに頂上となる。
ここまで約2時間30分。
標準コースタイムよりも大幅にかかっているけど、途中でいろいろと遊んだしこんなモノでしょう。
お疲れさまでした。

頂上からは北側を除く270°以上の展望が得られる。
岩手山や姫神山を一望することができる。
足下にはひろびろとしたかぬかの平原が広がっている。
うん、絶景絶景〜。やっぱコレがないとね。

頂上でお昼をいただき、お湯を沸かしてコーヒーを飲む。
前々から「山の上で飲むコーヒーは美味いよぉ〜」と言い続けて
未だ誰にもごちそうしていなかったので、今日は満を持して道具をお持ちしましたよ。

…ところが、今ひとつ反応が芳しくない…。
え、今日は天気が良くて暑いから冷たい飲み物の方がありがたい?
…あー、申し訳ありませんね〜、気が利かなくて〜…。

この日は山頂付近にえらい数のツバメが飛び回っていました。
このツバメたちは、我々が山を下りて、かぬかの平原を抜けるまで、我々の頭上を旋回していました。
歓迎されていたのか、警戒されていたのかはわかりませんが(笑)

下山前にみんなで記念写真。
(ゴミのように見えるのは飛び回っているツバメです。)
初参加のうなちゃんときゃんべるさんには楽しんでいただけましたかね〜。
途中、ちょっとバテたりしたかもしれないけど
この景色だもの、多少疲れた甲斐はあったでしょ? どうかな〜?

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