オボコンベ山 奇岩と花のワイルドな里山
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- GPS
- 04:45
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 327m
- 下り
- 321m
コースタイム
天候 | 晴れ 朝は気温5℃程度でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
インターネットに乗っているような初級の山ではありません。分県登山ガイドの技術度は3。他県の山のグレーディングに当てはめるとCランクなのでその辺りが妥当かと。初心者向きではないと思います。私もだいぶ下調べして、長靴、グローブ、ヘルメットを用意して挑みました。GPSもあった方がいいです。スマホアプリで十分だと思います。里山侮るべからずの典型的な山です。 【登山口から尾根取付きまで】 渡渉からスタートです。最低でもハイカットの登山靴にロングスパッツがないと苦しいです。私は長靴で渡渉しました。 しばらくは沢筋を歩きます。何度も渡渉しますが水量がそれほど多くないので問題ないかと思います。ただし、倒木が多いのでそれを避けながら歩かなければなりません。ルートを見失いやすいので注意してください。 【尾根取付からオボコンベ山頂】 尾根に取り付いてからは一本道の急登です。 マンモス岩周辺は切り立った岩場です。高度感抜群ですので慎重に。 マンモス岩からオボコンベ山頂まではザレた急登です。脆い岩場ですので落石に注意してください。 【オボコンベ山頂からの下降】 山頂からは急な崖をロープ、鎖を頼りに下降しなければなりません。ここが核心部になります。三点確保をしながら慎重に行動してください。焦りは禁物です。岩も脆いところがあるので確認してから掴んでください。ほぼ垂直に近いので、落石にも注意です。 【尾根から林道まで】 基本、一本道ですが所々、藪化してきています。私は間違って、獣道に入り込んでしまいました。 最後に渡渉がまたあります。飛び石で越えられましたが、水量が多いときは注意してください。 |
その他周辺情報 | 秋保温泉『市太郎の湯』を利用しました。入浴料800円です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
携帯トイレ
長靴
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感想
今回は久しぶりに地元の宮城県の山を歩いて来ました。変わった名前のオボコンベ山。赤ん坊(おぼこ)をおぶった様な形をしていることからこの名がついたそうです。
夏にはヒルが出るそうなので、涼しい今がチャンスかと思い、登ることにしました。
皆さんのレコでリサーチすると、初心者向きでは無い様ですが、無理そうだったら引き返すつもりでチャレンジです。
入山して直ぐに本砂金川を渡渉します。飛び石でも渡れそうですが、念のため長靴で渡りました。
しばらくはナメ床の沢沿いを歩きます。ネコノメソウやカタクリ、ニリンソウなどが目を楽しませてくれます。ただし、倒木が多いのでルートを見失わない様注意して下さい。
1時間ほど歩くと尾根へ取り付き、ここから急登が始まります。息も絶え絶え坂を登りますが、長靴で登っているせいかペースが上がらない。ちょっとしたスペースを見つけて、登山靴にチェンジ。あたりにはイワウチワやショウジョウバカマが咲き乱れていたので、そのまま暫しの休憩となりました。
休憩を挟んで再び登り始めて間もなく、ようやく山頂が見えて来ました。聞いていた通りの尖っている山頂!果たして登れるのか?と不安に思いつつも歩みを進める。山頂手前で大きな岩に出くわした。これがマンモス岩なのか?ちょっとした展望台にもなっている様です。まだ雪をかぶった雁戸山や仙台神室が美しい。そのまま岩の左脇にある細い登山道を進み、奥へと回り込みます。そこで振り返ってみると、まさにマンモス!自然の悪戯か、何がどうなったらこんな形になるんですかね?ホント、自然は不思議です。
さて、マンモス岩に別れを告げ、いよいよ山頂を目指します。山頂への取り付きで風が吹き荒ぶ。どうやら風の通り道の様です。強風時は怖いだろうな…。山頂へはロープがありましたが、岩はもろく、崩れやすい感じです。落石に注意しながら、登り切ると、そこには360度の展望が待っていました。大東岳、船形山、蔵王。東に目を向ければ太白山や蕃山。素晴らしい眺望です。
展望を楽しみつつ休憩した後は、本日の核心部。見た目ほぼ垂直な斜面を、下らなければなりません。ロープと鎖(真新しい鎖でした。設置された方に感謝!)を頼りに3点確保と念仏のように唱えながら足場を探し、慎重に降ります(あ!念のためにヘルメットもつけてますよ。ソロで事故ったらシャレにならんので)。すごく長く感じたけど、そうでも無いんでしょうね!なんとか無事に突破できました。
そこからは尾根筋をひたすら下るのですが、藪化している所もあるので注意です。私も一度、ルートから外れてしまいました。
最後に渡渉をしてゴールです。低山とは思えないバリエーションに富んだコースで、なかなか楽しい山でした。
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