丁子山・湧谷山 〜誰もいない静かな山〜 [岐阜県 揖斐川町 坂内町]
- GPS
- 03:51
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 1,022m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
800mからは藪こぎに入る。 熊も居ますので、何もアクションせずに対応してください。 |
その他周辺情報 | 道の駅『藤橋』に藤橋の湯(600円) |
写真
感想
今日はソロでの登山。
そして天候は曇りと微妙だ。
それならそれで展望のない山に行けばよい。
前々からかなり気になっていた奥揖斐の4山の1つである湧谷山だ。
4山の中では比較的歩きやすいみたいで、他の3山は完全藪山や、そもそも道など無い山だってある。
登山口は坂内スキー場跡から始まる。
停めてる車は俺以外なかったので、山に完全に1人しか入っていないという嬉しさが込み上げる。
ゲレンデを左に逸れていくと赤テープがあるのでそれを辿る。
すると尾根の取り付き見逃して通り過ぎた先には湿原みたいな場所に出て、僅かな踏み台を歩き、バランスを崩しかけてステッキを湿原に刺すと、なんと流砂みたく埋まっていくので慌てて引っこ抜き、来た道に戻った。
あれで足など入れてしまったら底なし泥に埋もれて2度と這い上がれないかもしれないと想像するとゾッとした。
すぐに尾根の取り付きを発見。
なぜ見落としたんだろうかと反省しつつ、尾根を登る。
植林地帯はすぐに終わり、明るい広葉樹の尾根を登るが、なかなかの傾斜だ。
するとしたから『ドンドン』と心臓の鼓動みたいな音が近くで聞こえるが、獣の姿は見えない。
まぁ何がいても驚きはしないし、寧ろ俺が彼らの住まいにお邪魔させてもらってる訳なのだが、得体のしれなく見えないとなると不安にもかられてしまう。
暫く歩いていたらその音は消え、木々からは4山の1つの蕎麦粒山が見えるようになった。
傾斜もマシになってくると、今度はクマササの藪こぎに入る。
丁字山の登りの最中に後ろから鹿なのか分からないが、ガサガサと一定の距離で俺に着いてくる。やはりあまり人が入らないから人間興味があるのだろうか?
丁字山山頂までは僅かな登りでたどり着いた。
山頂はブナ林の中で、展望はまだ葉が芽吹いていない今の時期に木々の間から見ることができるが、坂内の町並みが見える程度である。
これから向かう湧谷山はしっかり見えており、そこに向かう。
暫く歩くと完全に笹わ藪に覆われ藪こぎに入る。
そんな中、またしてもあの『ドンドン』という心臓の鼓動みたいな音が近くで聞こえる。
一体何者なんだと『おーい、なんやねん』と声をかけるとその音で返事をする。
もう、面倒臭くなったので、先に進み藪こぎの山頂直下を登りきり湧谷山山頂へ。
湧谷山山頂はうっそうとした笹藪の中での広場だ。
景色は相変わらず木々の間から見るもので、三周ヶ岳や金糞岳など見えた。
落ち着かないが、ラーメンを食べようとコンロをセットするも、あれ?ない!?
なんとクッカーを忘れてしまっていた!
これでは何も食べれず、仕方ないので行動食を食べ、さっさと下山する。
下山では得体のしれない獣の音はなく、お腹も空いてきたのでさっさと下る。
せっかくなので最後はゲレンデを下る。
広瀬香美の歌を奏ながら、彼女といる思いで下る(滑る)。
ロッジに下りきりおしまい。
短時間だったが色々ある登山になった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する