あの世にもっとも近い場所【霊場恐山】

2019年05月03日(金) [日帰り]

• GPS: 00:50
• 距離: 1.5km
• 登り: 13m
• 下り: 13m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:46
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:46

距離 1.5km 登り 13m 下り 13m

14:53 恐山温泉
15:43 恐山温泉
15:43 ゴール地点

天候

晴れ、強風(5月の恐山ではいつものこと)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

恐山の駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

観光道

写真

5/3 14:53

3人だったので3000円(5人までこの料金)でガイドを依頼する。約50分の案内

5/3 14:58

恐山は約1200年前に天台宗の慈覚大師が開山した霊場。この山は金山らしく、それを狙った者たちと地元の豪族との衝突に巻き込まれ、一度焼失したらしい。100年ほどして、再興され、全ての宗派に開かれた。

5/3 15:00

廻船問屋の納める48の灯篭

5/3 15:02

本堂、地蔵殿。地蔵菩薩は願いを叶えるということで、今年度の山行が無事に終えられるようにお祈りした。

5/3 15:05

5/3 15:08

慈覚大師堂。わらじと手ぬぐいは死者への手向けだが、本来は鶏頭山に供えるものらしい。

5/3 15:08

エゾツツジの群生

5/3 15:10

温泉は硫黄臭が強い

5/3 15:11

賽の河原。7歳までに亡くなった子どもは、親より早く亡くなった罪により地獄に落ちるらしい。地獄に落ちた子どもは、その罪の償いとして小石を積み上げる行を行なって来世の生まれ変わりを願うのだそう。

5/3 15:14

恐山温泉の源泉

5/3 15:16

終末思想によると、この世の終わりには鶏頭山から弥勒菩薩が現れ、この世の命を救うとのこと。鶏頭山はあの世に繋がる特別な山だそうだ。

5/3 15:22

地蔵堂。供養したい人が生前身につけていたものや、好きだったものなどを供える。

5/3 15:26

東日本大震災でたくさんの参拝者が亡くなったので、建てられた供養塔。

5/3 15:27

温泉と火山岩の光景が地獄なら、こちらの湖は極楽の情景ということらしい。

5/3 15:30

時期が来ると2、30センチには伸びるこのコケを、参拝者は結んで帰る。由来には、亡くなった子どもとの縁が切れないように結ぶ説、地獄で子どもを追い回す鬼が結んだコケにつまづいて転ぶようにという説がある。

5/3 15:31

硫黄ゴケの花。

5/3 15:34

胎内くぐりを超えると若返るということだが、1回跨ぐごとに1秒なのか1日なのか、どれだけ若返るのかは定かではない。

5/3 15:37

2011年の東日本大震災よりガスの噴出が止まっている。

撮影機器：

iPhone XS Apple

感想

heshu

GW青森旅行2日目は十和田から移動して下北半島へ。妻の希望で恐山に訪れました。シャーマンキングなどの漫画でも度々取り上げられる有名な霊場で、日本三大霊場にも数えられているようです。火山噴火の作り出した、特異な領域はまさに地獄にふさわしい様相でした。
入り口で、ガイドを依頼して霊場を一周すると、そのひとつひとつの場の意味や歴史を学べるので有意義でした。

一部の修行者が解脱の境地に至るための修行場というよりも、信仰を持つ庶民らが自身の救いを願ったり、亡くなった縁者を弔ったりする場で、山深くにありつつ、民間に親しまれた霊場であるようです。