アカヤシオだけじゃない両神山

2019年05月15日(水) [日帰り]

• GPS: 04:38
• 距離: 8.0km
• 登り: 1,063m
• 下り: 1,054m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:37
• 休憩: 0:39
• 合計: 5:16

距離 8.0km 登り 1,071m 下り 1,081m

9:29 白井差登山口
9:41 9:47 昇竜ノ滝
11:35 11:59 両神山
14:22 14:29 昇竜ノ滝
14:42 14:44 白井差登山口
14:45 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

白井差新道利用のため数日前に前もって持ち主の山中さんに連絡を入れておきました。登山口に駐車場有。当日車で着いた後、ご家族の方に対応いただきました。
トイレもここで利用可能。

コース状況／危険箇所等

始点から終点まで驚くほどに整備されている。頂上まで広い段差の箇所はない。前半は沢沿いの道なので丸木橋は足元が湿っているときは滑るのかも。ただし今日も前日雨が降ったと思われるが、さほど歩きにくさを感じなかった。とにかく整備の賜物ということでしょう。

その他周辺情報

登山後温泉は道の駅両神温泉薬師の湯。施設は小ぢんまりで地域密着型温泉の雰囲気だがお湯は強アルカリぬるぬるの美肌湯でなかなか良い。平日だけど地元の方の利用が多そうでした。

写真

細い道をぐるぐる運転してきて終点に看板発見。この奥が駐車場＋登山口。

お約束に目を通す。下の方が…見えづらい…。

今回は人んちの庭ですからね。おじゃましますという気持ちがいつも以上に増す。

前半は沢沿いを進みます。水の音を聞きながら歩くと実に気持ち良いのです。

キセキレイ。昇竜の滝近くなのですが、肝心の滝は帰りに撮った写真の方が出来が良いので後程。

しっかりと整えられた道。他の登山道では木材がむき出しになって地面がえぐれたところなんてよく見る風景ですが、ここにはそんな荒れたところ一つもないんだよ。

所々に作業の気配が。

抹茶チョコ風石

やまびこ橋

新緑の色がまぶしかったです

ミルフィーユのような地層

今日白井差を使う人数は全部で14人程度と聞きました。静かなのがとてもいい。鳥の声と水の音だけが聞こえる。

つづら折りの道を登っていくと一旦広い場所に出ます。ブナ平。

小さい花が沢山居ます。
コガネネコノメソウ。花束みたいですね。

エイザンスミレ

ヤマエンゴサク

ヤマエンゴサクその2

ヒメイチゲ

ニリンソウ

こちらもニリンソウ

ミヤマハコベ

スズシロソウ

地面に杭。これがあるのでとても歩きやすい。ホントにかゆいところに手が届いてる登山道なのだ。

アカヤシオ。和紙で作ったお花のようです。

一輪ずつ見ると健気に咲いてるのよね。

ここが白井差方面の分岐。実に分かりやすい。

参道のようですね

アカヤシオ

山頂！信仰の山らしい風景。

雲が多い〜。けど、気持ちのいい山頂ですね。

アカヤシオが下界を見ている

富士山とか八ヶ岳は見えないけど、見晴らしは良いです。

山頂付近の鎖場。思ったより長くなかった。この感じが続くとちょっとへこむかも。

モンベルのフレンドフェアでもらった白飯とスーパーで買ったレトルトカレー。腹を鳴らしながら調理。ホントはブナ平まで下りて食べようと思ったのですがあまりに空腹が厳しかったので、急遽山頂近くに場所を見つけてありつきました。旨くないわけがない。

山の携帯食「うやむや」。山形の佐藤屋さんのお菓子です。クルミとそばの実が入っていて素朴なおいしさ。お砂糖を使わず、動物の脂肪も使わない…というのがコンセプトだそうだ。

下山はひざを痛めないように歩く

ブナ平

水の音が聞こえると、無条件にうれしい。

午前中より晴れました。それとも場所によるのか？

沢の流れの中にちろちろと泳ぐ小さな影が…。

イワナ？アマゴ？ヤマメ？体長2�僂�らいの稚魚。
種類がさっぱりわからんなあ。でも可愛く且つ力強い。

帰りは名残惜しくてゆっくり歩く。

昇竜の滝。マイナスイオンだらけ。決して巨大ではないがとにかく美しい。

水辺にヒメレンゲ

下山の報告をして地図を返却。バッヂいただきました！駐車場使って地図借りてトイレ借りてバッヂ貰って道を整えてもらって…ホントに1000円でいいの？ありがたい限りです。

薬師の湯に来ました。汗汗を洗い流す爽快感！施設自体は公民館的でした。

温泉でさっぱりした後にソフトクリーム🍦

帰りがけに秩父の雅紀屋へ。わらじカツ丼とクルミそば。先日食べた長野のソースカツ丼はソースにドボンだったが。今日のはだし醤油風の味。地のものは旨い。

感想

yashihiro

久々の百名山。
信仰の山なのに表から登らないのはなんだか失礼にも思いましたが、実力相応に白井差から伺うことにしました。
これほどまでに歩きやすく配慮された登山道を他に知りません。しかも日々こまめに直されているとしか思えない様子。管理者の山中さんには感謝です。全ての山がこうあるべきとはさらさら思いませんが、一つの登山道の姿として印象的でありました。
人に優しく、山に優しく、とはいかなることか考えさせられる山行になりました。