太平山奥岳 丸舞コースから越家森に上がって周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,228m
- 下り
- 1,229m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は歩いていませんが、野田コースの沢沿いの道は所々崩壊していて、何度か渡渉します。増水時は不可。 |
写真
感想
野田コース・丸舞コース(岩見三内コース)共に、太平山へ南側から登る、古くから開かれたルート。どちらも初めは沢沿いを歩き、沢を離れてから次第に高度を上げ、最後は野田コースは剣岳へ、丸舞コースは主峰奥岳へ突き上げる秀逸なルートなのだが、他の登山者と出会うことは滅多にない。沢沿いの道のみならず、沢から離れても歩き辛い所が多いため、敬遠されているのだろうか。その歩き辛さは逆に、限られた時間の中で体幹を鍛え、高い運動効果が期待できる良いルート、と言えるかもしれない。何より、陽光降り注ぐ沢の美しさと、豊潤な森に包まれる静かな時間を提供してくれる、貴重なルートだ。子供を連れて登った時のことも、歩きながら思い出す。
その二つのルートを周回で歩けないものかなあと考えた時、不帰の滝のことが頭に浮かんだ。丸舞コースから少し下がれば、この滝、すなわち籠滝沢へ安全に下りられる。そこから越家森(おっけさもり)へ藪を漕いで登り返せば、野田コースへ合流できるだろう。
不帰の滝上部へは踏み跡もあった。ヘルメットを着けて尾根末端に取り付く。藪の急斜面は覚悟して臨んだが、汗がしたたり落ちる。支尾根の分岐に上がると、奥岳の見事な姿が見えた。だが剣岳やそこに繋がる尾根は、まだだいぶ遠い。傾斜は緩くなり、黙々と藪を漕ぐ。越家森山頂部付近から野田コースに合流するまでが、長く感じた。面白い試みだと思っていたが、バカな試みだったかな・・と思い始めた頃、ようやく野田コースに合流。やれやれ、後は登山道だ。
他県より涼しいとはいえ、秋田市でも最高気温は30度近くまで上がった日だった。下山では丸舞コースの樹林の緑が、強い日差しを遮ってくれた。その樹林の間から、時折藪に掴まりながら登った越家森の急斜面が見えた。一般ルートに一部藪漕ぎを加えて周回する、こんな試みもやっぱり面白い。
コメント
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kamadamさん こんにちは
先月の焼石はあんなに大雪でしたが、今はシラネアオイも咲いて、山はすっかり深緑に変わりましたね。
不帰ノ滝から約2時間半、かなり急斜(No31)の藪漕ぎですが美しいブナの大木も連なって楽しそうでしたね。お疲れ様でした。
太平山南面コースはいつも美しい渓流や登山者も少なくて良さそうですね。次回登るとすれば野田コースにしたいです。
弟子環の鎖場も懐かしいですね。
tonkaraさん、おはようございます。本当に季節の移り変わりは早いですね。
太平山地のブナ樹林帯は笹もそれほど密ではないので、藪漕ぎと言っても難儀ではないのです。ただ沢から急登して支尾根に上がった時、奥岳は目の前に見えるのに、野田コースのある剣岳はずっと遠くに見えて、一瞬ルートを間違ったのかと焦りました
丸舞コースは一昨年、有志の方々が刈り払いをしてくれて、廃道化が避けられました。歴史のある野田コースは、沢沿いの道に崩壊箇所がありますが、清流を渡渉しながら進むのもまた楽しいですね。
ぜひ秋田へお出でください
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