立花山 〜楠の巨木を求めて山散歩。
- GPS
- 01:15
- 距離
- 3.6km
- 登り
- 425m
- 下り
- 426m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
他にも、三日月山方面や、下原、大権現等いろいろコースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雨後(昨日まで)のため、山頂近くでは日照の悪い所など、途中ぬかるんでいる所もありました。急斜面上の通過等も全く無く、特に危険はありません。初心者向けコースですが、まあまあ傾斜はあります。 飲食店は、福岡市東区から近いので、3号線側に出る方が良いと思います。 温泉は、車で35号線側へ出て広域農道へ入ると5km程で、犬鳴山地の西麓に薬王寺温泉があります。 |
写真
感想
GW帰省して1週間、小学校〜高校の同窓会なんかも終え、懐かしい顔ぶれと再会。
そして連日嗜む程度ですが、飲めや飲めや飲め。
流石に体もなまって来たので、地元付近の山でメジャーだけど登りそうで登って無かったシリーズ、東区の立花山にヒョイと散歩がてら行って来ました。
3号線香椎〜新宮付近を走っていると、立派にそびえているのが見える、九州百名山の1座です。何だか眺望が良さそうな気もしたので、その点にも期待。
GW渋滞で混み混みになっている賑やかな3号線沿いを避け、広域農道の長閑な田園風景の中を走っていくと、ノスタルジックな広々感で、天気の良い今日はアプローチも気持ち良いです。
登山口入口を発見し、親切にも駐車場もあったのでそちらに車を停め、早速取り付きました。緑が濃く雑然としてはいますが、伸び行く植物の生命力を感じさせるジャングル感のある景色です。
北側斜面なので若干薄暗さはありますが、舗装路を抜け山道に入ると、森の匂いが強い漂っています。川のせせらぎ、鳥の声。低山の魅力に溢れる感じでした。
暫くぶりに体を動かすと、やっぱり若干なまっていて汗も出てきましたが、それも心地よく、敢えてペースはそんなに落とさずに行きました。
割とよく整備された道なのでサクサク進め、途中の樹木名表示板を眺めながら登っていると、程なく分岐点に着きました。
「屏風岩」と書かれた表示のほうを見ると、名前から壮大なスケールをついつい連想してましたが、確かに屏風状の、プチ岩がありました。頂上まであと200mの表示もあり、この横を通っていけばもうすぐ頂上に出そうで、樹木の間からも木漏れ日が段々と差し込んで来る様になってきました。
古井戸の方にちょっと寄り道した後、山頂を目指すと、不意に目の前が開けて山頂は広場になっていました。何だか沼津アルプスの鷲頭山山頂を思い出しました。
広場を海側の方へ出てみると、ベンチがあって、眼下には、海に面した福岡市内の景色が一望出来ました。夕日が当たって、風が心地よく吹いてます。
景色を眺めてると、若者らが登って来ました。都心の景色を見て、「わー、すごーい。来て良かったねー」と嬉しそうです。挨拶をして話してみると、今日は潮干狩りに行ってて、その後勢いでここまで来たとか…元気です。
北九州市の皿倉山からの夜景や、米の山展望台からの福岡市の夜景も素晴らしく綺麗ですが、ここも夜になったら非常に良さそうな気もします。ただ、前2者に比べ徒歩で行く必要のある山道歩きはちょっとキケンっぽいかも?ですが…
暫く景色を楽しんだ後、分岐まで戻って今度はクスノキ原生林の方へ向かいました。道がぬかるんでるので、ペースを上げつつも足置きはちょっと慎重に進み、次の分岐点で看板を読むと、「30m先」と丁寧に距離を書いてくれていました。
少し進むと大きなクスノキがありました。看板が下にあって、樹高や周囲長なんかも書いてあります。「おぉー、大きいな。これかな?」と思い暫く見た後戻り始めましたが、「待てよ…まだ30mも進んでないよな」と思い直し、もう一度もう少し先まで進んでみました。今度は立派な看板があって、先程の樹の2倍は周囲長あろうかという楠があります。ここら辺が原生林の様です。
ですが、「楠の見学はここより下20m」と書いてあるので、更に進んでみました。「立花山の大楠」の看板が出ていて、胴回り約8m、樹齢も300年を超える巨大な楠がありました。意外と身近な所にも巨木があるものだな、とまじまじと暫く眺めていました。
帰りは、クスの案内手前にあった「修験坊の滝」の分岐から下りました。ぬかるみは少々多いものの、山肌を巻く道ではなくテンポよく一直線に下れました。結局想像していた滝らしきものは見当たらず、せいぜい沢がチョロチョロと流れている程度で、あっという間に登山口付近で横目に通り過ぎた滝分岐まで辿り着きました。
帰りは舗装路に出ると、去年登った四塚や、犬鳴山地の山々が見えていました。
あっちの方も一度は縦走してみたいものです。
コメント
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GWは帰省されていたのですね
この季節、新緑が眩しいですね〜
川のせせらぎ、鳥の囀り…
気持ち良さが伝わってきます
楠の大樹、巨人という表現がピッタリ(^^)
樹齢300年 長い期間、福岡の景色の移り変わりを静かに見ていたのでしょうね
いつもコメントありがとうございます。
新緑の緑は本当に瑞々しくて綺麗ですよね。
里山らしく多様な雑木で溢れてて、中々野趣に富んでましたよ。
明るい爽やかさともちょっと離れた鬱蒼とした感じに、光が時々差す所などが逆に、街から割とすぐの350m程の低山なのに、古代の深い森に来た様で、お得(?)な感じでした。
巨木の佇まいも、pippiさんの仰る様に悠久の時の蓄積を感じさせ、見応えがありました。
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