三ノ塔(ウラシマソウとヤマヒルと)
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- GPS
- 01:51
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 509m
- 下り
- 504m
コースタイム
13:18三の塔-14:15菩提峠
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所 特になし なお、表尾根とはいえ林道脇等ヤマヒルには注意 |
写真
感想
こどもの日は快晴。朝の所用が済んだ10時過ぎに夕方まで時間をもらい原チャ(原二スクータ)で家を出る。GWの大混雑の中、渋滞をすり抜けられる原チャで新緑ツーリングと三の塔までお散歩。三ノ塔は冬場なら南ア南部が見えるが・・・。また、超メジャーコースの表尾根ならヒルもいないだろうと・・・。
まず目指すは新緑のヤビツ峠越え。連休で一般道も大きな道は断続的な車の列だが、そこは原チャ。広いところでは横をゴメンなすってで、それほどの時間ロスなく峠道に入る。と、峠越えに挑む自転車の多いこと(車より多い!)。バンプアップした脚で急坂を平地のように駆け上がるサイクリスト達に、排ガスを浴びせる罪の意識に苛まれつつヤビツ峠着。駐車場は満杯。菩提峠も駐車場は満杯。
林道入り口付近の隙間に原チャをねじ込み、靴を履き替きかえていると、林道ゲート脇に妙な花発見。野生のでは初見のウラシマソウだ!が残念、つり竿部分が折れている。林道脇を探しながら出発。付近には葉っぱはあるが花は見当たらない。マムシグサ、アオマムシは豊富に咲いている。さらにいくと林道の山側斜面にヤマルリソウも点々と咲いている斜面がある。
山道に入り植林脇で単調な登りは、所々スミレが咲いているのみ。がれた斜面に出ると背面に相模湾が広がる。再び樹下の道となると表尾根らしい(?)2m近く掘れた登山道。最近歩いてる仙台周辺の山より荒れた感じで気分が乗らないのと、暑いのとでピッチが落ちる。二の塔山頂には20人程。西に三の塔が見えるが、他方向は周りの木が高く展望は良くない。一旦下った鞍部から南面に見下ろす葛葉川上流部にはメロンパンのような新緑が広がっている。登り着いた三の塔山頂からは正面に富士がドーン、表尾根のドンつきに塔ノ岳、右に丹沢山、三峰と展望は相変わらず抜群。目を凝らすと南ア南部が荒川岳の途中から赤石、聖、上河内まで見える。写真には写らないだろうが、久しぶりの南アとの対面に、来て良かった。南には相模湾の向こうに江ノ島、大島、利島くらいまで見える。
比較的空いている東側で大山を見ながら食事を済ました後、南北に長い頂稜を少し北に歩くと豆桜がきれいに咲き残っている。少しだが、黄色いミツバツチグリ(か?)も咲いている。北端からは西側の展望が頂上よりすっきり見える。
下りは往路を戻る。目に付くのはスミレ(多分タチツボスミレ)ばかり、と思いきやフデリンドウと白花のスミレ発見。後者は葉が細かく切れ込んでおり、ヒゴスミレかな。林道に下りると、青空に芽吹いたばかりの樹々が映える。道脇を丹念に探しても、他にはキケマンくらいしか見つからないまま林道ゲートに着いた。原チャを止めたところに戻り、ふと奥を見るとウラシマソウっぽい葉っぱがたくさん。もしやと探し回るとあったあった。2つ花が着いているのを発見。ひとつはきれいに釣竿が残っていた。
帰路は宮が瀬側に下る。下りは(あまりふかさないため)気持ち罪の意識が軽くなる。よく車で通る道だが、二輪だと新鮮。車だと行違いに苦労する細いワインディングロードも(原チャなりにですが)軽快に下っていける。下るに従い両側はペパーミントグリーンの山々が青空に映える。宮が瀬湖の周辺の緑もまだ柔らかだ。好天の新緑を満喫し、目標の5時前に自宅に帰着できた。
なお、自宅に帰って着替えた際、ズボンの左足ふくらはぎ後ろ辺りが血だらけ!脚にはアキレス腱上部に2箇所食い跡が残ってました。丹沢名物ヤマヒルに初めてやられてしまった。林道脇で花を撮った際やられたものと思いますが、表尾根でもご注意!
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