浅間山(黒斑山・前掛山)

2012年05月12日(土) ~ 2012年05月13日(日)

• GPS: 12:20
• 距離: 17.8km
• 登り: 1,614m
• 下り: 1,592m

コースタイム

5/12
車坂峠10:15-(表コース)-トーミの頭-12:30黒斑山13:20-(中コース)-14:45車坂峠
5/13
天狗温泉05:40-7:25火山館-7:40湯ノ平-09:15釜山分岐-09:40浅間山(前掛山)10:40-11:50火山館12:05-12:10(カモシカ撮影)12:20-13:20天狗温泉

天候

5/12 曇のち晴、午前中時々小雪
5/13 快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

5/12
東京 06:52-(あさま503)- 08:20 佐久平 08:40-(バス)- 09:50 車坂峠
車坂峠 15:52-(バス)- 16:11 浅間登山口…送迎車にて旅館へ
5/13
旅館の送迎車にて小諸駅へ
小諸 15:52-(しなの鉄道)-16:08 軽井沢 16:39-(あさま572)- 17:52 東京

コース状況／危険箇所等

◆黒斑山
　危険箇所なし。
　中コースには残雪・凍結あり。軽アイゼン持参が望ましい。
　木の枝などを頼りに降りることもできるので、大したこと無し。
　
◆浅間山(前掛山)
　危険箇所なし。
　湯ノ平の森林の中に残雪あり。アイゼンは不要。
　釜山は法律により立入禁止(トレランの方が走っていたが…)。
　自己責任で登っていいのはあくまで火口より500�辰泙任任后�
　前掛山への外輪山の尾根道は強風時には要注意。

土曜日は強風で雪も舞うような天気で非常に寒く、日曜日は快晴で昼にはTシャツだけで歩きたいような暖かさ。この時期は天気次第で冬にも夏にもなりますので、衣類には充分な注意が必要だと再認識しました。
装備では、6本爪アイゼンは無用の長物でしたが、スノースパイクは重宝しました。
雪の上も然りですが、火山の砂礫帯を歩くときのスリップ防止になります。

尚、トーミの頭より湯ノ平に下る草すべりコースは、車坂峠のビジターセンターの情報では通行禁止になっていました。逆コースで登った人の話では問題ないとのことでしたが、残雪期は下りでの使用は避けたほうが無難な崖の道のようです。

◆天狗温泉 浅間山荘
旅館ですが、山歩きの宿泊客のために、早朝出発に合わせておにぎりの朝食をご用意いただけます。
温泉は日本一赤い温泉というだけあって、酸化鉄ならではの褐色のお湯です。
下山後の入浴は宿泊者は400円(日帰り入浴は500円)です。
TEL:[phone]
http://www.tenguspa.com/

写真

5/13 20:54

時ならぬ寒気流入で山は白く雪化粧…

5/13 21:34

青空に突き上げる霧氷…

5/13 21:39

霧氷と雲渡る黒斑山

5/13 21:41

黒斑山というより白斑山…

5/13 21:41

プチえびのしっぽ…

5/13 21:54

晴れ渡る空と雪まとう木立

5/13 22:01

積年の思い…この浅間山の姿が見たかった

5/13 22:15

黒斑山より牙山方面を見下ろす

5/13 22:18

トーミの頭と霧氷の木々…

5/13 22:26

黒斑山(2404��)より浅間山の優美な姿に見惚れます・・・

5/13 22:45

外輪山の内側は表土が剥がれ落ちています

5/13 22:52

外輪山の岸壁と浅間山

5/13 22:54

断崖の白い木々…

5/13 22:59

車坂峠付近より雪化粧の黒斑山

5/13 23:03

車坂峠より佐久平の大展望

5/14 7:09

2日目…火山ならではの浅間神社の鳥居をくぐる

5/14 7:20

約2時間の登りで牙山の基部に辿りつく…

5/14 7:33

湯ノ平の森林には残雪が…

5/14 7:34

いよいよ浅間山への登りが始まる…

5/14 21:23

火山ならではの登路を一歩一歩…

5/14 21:28

外輪山の縁より前掛山を望む。
まだ遠い!!

5/14 21:35

五竜…鹿島鑓…爺ヶ岳、後立山の大障壁

5/14 21:37

遠かった前掛山まであと少し…

5/14 21:46

山頂より槍・穂高のスカイライン

5/14 21:47

第一外輪山越しに志賀高原方面の展望

5/14 21:52

2524�辰料鯵飮灰圈璽�!
後方の釜山が本当のピークだが立入禁止!

5/14 21:59

第二外輪山と白馬・後立山連峰

5/14 21:59

北アルプスから御岳までの大展望…
見渡す範囲すべてが武田信玄の領土だったんだなぁ…などと感慨にふける

5/14 22:02

佐久平(海野平)と富士山(左)と八ヶ岳(右)

5/14 22:29

山頂を後に来た道を戻ります…

5/14 22:31

釜山より噴煙が昇り出す。
見に行きたい衝動に駆られるものの立入禁止!

5/14 22:32

前掛山を振り返って…

5/14 22:34

噴煙とうろこ雲の山頂に別れを告げて…

5/14 22:39

正面に白馬の山並みが…

5/14 22:40

どんどん下っていきます…
もう周囲の山々は見えません

5/14 22:42

山肌を彩る褐色の潅木

5/14 22:45

若干、秋のような風景を切り取ってみました

5/14 22:51

湯の平より優美な浅間山を仰いで…

5/14 23:07

ニホンカモシカに出会いました

5/14 23:09

もう一歩前に出てきてくれませんか…

5/14 23:18

天狗温泉まで降りてきて…
桜が咲き誇っています

5/14 23:19

登山口の大看板
自己責任で行っていいのは火口から500�辰泙任任△辰董�火口に行っちゃぁダメですよ。

5/14 23:20

タンポポの大輪

5/14 23:26

しなの鉄道の車窓より…
噴煙が一段と大きくなっているような…

撮影機器：

NIKON D7000 NIKON CORPORATION

感想

WV_KAZZ

一昨年の春に噴火警戒レベルが「1」に下がってから、ずっと気になっていました浅間山。
天気がイマイチだったGWを、家にこもってゴロゴロして過ごしてしまった分、いっちょ気合を入れて…と今年一発目の本格的登山にチャレンジしてきました。

信州の山ながらGW明けでも簡単に登れるターゲットだと甘く見て、荷造りの際は半袖に山ジャケで充分と思っていましたが、昨今の遭難のNEWSなどから春山を舐めるなと少し不安になったため、長袖とフリースを用意、ズボン下にもタイツを履いて行ったのが大正解。土曜日は土地の人も異常に寒いと言うくらいの気候で、車坂峠では風が強くて小雪も舞い、山肌は霧氷で白いではないか!
半袖なんかできていたらそのまま一歩も歩くことなくその場でリタイア…といったところだったが、雪景色を楽しむことができた期待以上の山歩きとなり、長年の夢だった黒斑山からの帽子のような浅間山の姿も眺めることができた。

翌日はこのうえない快晴で、一歩一歩登った山頂は、前日とはうってかわってのポカポカ陽気。志賀高原や頚城の山々、北アルプスの大障壁に八ヶ岳・富士山など、白い峰々が一望だった。
あまりの好天に、最高点の釜山のピークに登って火口を見下ろしたいという衝動も無くはないですが、そこはやはり遵法精神、自重して来た道を戻らせていただきました。

下山時には期待していたニホンカモシカにも出会うことができ、最後は浅間山荘の褐色のお湯に浸かって…本当に気持ちの良い週末の山行となりました。