【盛夏の梨百・甲信越百名山巡り】篠井山(奥山温泉コース往復)


- GPS
- 03:13
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 940m
- 下り
- 945m
コースタイム
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・コース中、100m毎に案内パネル(本年3月設置の由)あり ・特に沢沿い・沢近くの区間(登山口より1〜2km過ぎぐらいの間)は″ヤマビル祭り″状態(油断していると、10〜30秒に1匹ぐらいの頻度で山靴に取り付き、ソックスへの侵入を企てます…)。事前に然るべく対策を講ずるとともに、出来るだけこまめにヒル取り付きチェックを行うことが必須! |
その他周辺情報 | 下部温泉に日帰り入浴可能な宿・温泉会館あり(小生は下部温泉会館〔@町外大人500円・内湯のみ〕を利用) |
写真
感想
日本300名山、日本海→太平洋足跡繋ぎ完遂後の新たな目標としてかねてより秘かに画策していた「甲信越百名山」、100〜300名山+梨百からのエントリーが多いこともあり、あれよあれよという間にいつしか「残り3座」に。そのうちの1座・篠井山は梨百にも指定されており、近くの山には何度か足を運んだものの、標高が低め、かつ他の名山との足跡繋ぎが難しく、奥山温泉コースからのピストンほぼ一択という条件の悪さもあって、未踏のまま長く放置。梅雨明けが遅れ、夏休みの北アルプスツアーの足馴らしも必要ということで、完全に「オフシーズン」(というか、ヤマビル祭りシーズン…)と知りながら、このタイミングでのチャレンジと相成りました。
朝イチで恋人達の聖地!?白鳥山をラクラク往復、麓のコンビニで体勢を立て直し、完全舗装の快適な林道を登りつめて、朝8時半過ぎには早くも登山口到着。最近100m毎に設置された少し丁寧すぎる案内板に導かれながら、まだ涼しい時間帯に、早速沢沿いのルートを登っていきます。ルート脇にはいくつかの立派な滝も見え、マイナスイオンを浴びる快適な道ですが、登山口にあった「クマ注意」のカンバンに加え、「ヤマビル対策は自己責任で。本当は上級コースですが中級者向けでお迎え」の注意書きが気になり出します。この日は油断してクマ鈴を忘れてしまったものの、いくつかのポイントには登山者用「クマ鐘」(鉄パイプ+鉄管) があり、前者はこれで何とかクリア。後者の恐ろしさは、登山口から1kmを過ぎ、小沢の徒渉を繰り返すあたりから実感。休憩中はもとより、写真撮影で一瞬立ち止まったスキを狙い、足元に潜む小さな怪物達が頭をもたげ、ターゲットの小生の山靴に素早く取り付きます。その後の動きの素早さは、さながら戦国時代の城壁をよじ登るサムライのよう。こちらの執拗な攻撃をかいくぐり、何とか靴下の内側に侵入しようとスゴい尺取りアクションでスパッツをよじ登ってきます…。塩などヒル撃退用グッズを準備しなかったことを激しく後悔…。
ともあれ、山頂まで1.3kmのポイントを過ぎ、沢筋を離れてつづら折れの登路に入るとようやくヒル達の攻撃も減り、安心して灌木帯の気持ち良いプロムナードを登りつめると、登山口から2時間強で標高1,400m弱の山頂到着。東面の展望が開けますが、雲が湧き上がりお目当ての雄大な富士山の展望はお預け。山頂備え付けの「登山者名簿」に足跡を残そうと最近の記録を見てみると、直近は7月下旬、関東からの男性ソロの方で「甲信越百名山98座目」とのコメントあり。似たような境遇の方もいるものだ、と思わず苦笑するも、暑さで食欲も今一つのため、サラダとチキンのみの軽食を済ませ、早々に下山開始。
帰路は稜線を少し辿り、再建された小屋の中の神社にお詣り、やや急なトラバース路を経て元の奥山温泉コースに復帰。下りはヤマビル攻撃をかわすためにもペースアップ、沢を横切る格好の水浴びポイント、渡り場の頭で僅かな休憩を取った以外、約1時間強ひたすら早足でのし歩きます。途中、何匹ものヒルをふるい落としたものの、昼過ぎ登山口に無事帰り着いてスパッツを外してみると、左足側に3匹、右足にも1匹のツワモノがしっかり侵入。その場で虫除けスプレーにて処置、まだ靴に潜む忍者ヒルがいるのでは、と不安に怯えつつ、車を飛ばして下部温泉の日帰り温泉へ。恐る恐る靴を脱ぎ、脱衣所でチェックしたところ、更なるツワビル!?は幸いいなかったようで、ホッと一息。この後は午後の雷雨の中、近道の本栖湖ルートを抜け、中央道の渋滞もそこそこに、神奈川の実家に立ち寄り休憩。週末のもう1件の夜行日帰り山行に備え、早々に帰宅し洗いものと後片付けに追われました(風呂場でのクツ洗い中も、見えないヒルの影に怯えながら…)。
本日は平日のややマイナーな山歩きということで、山の展望もヒルはじめ小動物たちも小生独り占め状態でしたが、やはり盛夏・長雨後の中低山ツアーでは、色々な敵と闘わねばならぬことを実感…。ヤマレコのマイナー名山ハンターの皆様もどうぞお気を付けて!
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