前川大滝沢
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- GPS
- --:--
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 612m
- 下り
- 608m
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・路肩のスペースに6〜7台 ・トイレなし ・登山計画書は事前に山形県警HPからオンライン提出 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■前川大滝沢 山形県米沢市の吾妻連峰東側に流れる赤茶の幅広ナメが途切れることなく続く 素晴らしい渓です。 入渓後1時間弱で現れる滑川大滝は落差100m以上(公では120m)あり、 幅広で羽衣状に広がる国内でも有数の名瀑。 大滝直登は無理なので、滝のすぐ左側にある浅いルンゼの踏み跡を上がり、 尾根斜面を登ってから落ち口方向へ向けトラバースします。ここは高度感が ありますが、しっかり踏み跡を辿れば初心者以外はロープを出すこともない でしょう。最後は大滝上流の10m滝の上に出られます。 今回は標高1355m二俣で左から流れ込む入道ノ沢へ入り、すぐに横断している 登山道から下りるつもりでしたが、一旦見過ごして少し上流まで行ってしまい ました。 地形図に載っている登山道の位置に両岸を注意深く観察するとピンクテープが 付いていますが、登山道は笹薮に覆われがちなので要注意。 水平にトラバースしている登山道はしばらく山側の笹が道を覆っています。 以前来たときはもっと明瞭な道だったのですが今回は藪刈りされていない印象 でした。ただ道はよく見れば続いています。 大滝展望台(すぐ先に鉄塔がある)から滑川温泉方向に向かって左側斜面の 明瞭な登山道を下っていけば最後は滑川温泉福島屋さんよりも下流部、駐車 スペース近くで沢を飛び石で渡り護岸堤を上がります。 以前は福島屋さんの脇にある木橋を渡りましたが今は使えないようです。 遡行グレード 2級下 ※中上流部で一部釜の左を3mほど泳いで滝に取り付く箇所があります。 |
写真
感想
土曜は米沢の名渓、前川大滝沢。振り返れば13年振りです。
受講者さん2名にうちの同人メンバー2名が加わり、これでもかっていう快晴の下、素晴らしい溯行ができました。
しかも我々の他は1パーティとEさん一人でほぼ貸切状態です。(翌日曜は駐車スペースがオーバフローするくらいこんでたし、天気も曇り空だったので土曜にして大正解)
走行距離900kmの運転は辛かったけれど、みんなの笑顔が見れて甲斐がありました。
下山後は姥湯温泉の枡形屋さんで名湯と食事にまた満足。
この度は、大変ありがとうございました。
取り急ぎ鉱山について簡単にメモします。沢の感想はおいおい追記したいと思います。
鉄の道と鉄道—滑川鉱山と板谷峠の文化的景観 粟野宏 より一部抜粋
http://www.lib.yamagata-u.ac.jp/alllib/elib/kiyou/kiyouh/kiyouh-16-3/image/kiyouh-16-3-033to054.pdf
滑川鉱山(鉄)
滑川鉱山は,吾妻連峰の東大巓(標高 1928 メートルで,阿武隈川,最上川,阿賀野川 3水系の“分水点”に位置する)の北東側,標高約 1300 メートルに所在する。薬師森 ( 同1537 メートル ) と久蔵森 ( 標高 1710 メートル ) とに東西からはさまれた大滝沢の谷あいである。
鉱山付近は第三紀層の凝灰岩と安山岩とからなる地質で,鉱床は褐鉄鉱床である。
左岸の第一鉱床(on注:つり橋の向こう)は露天掘り、25年で堀つくし、
右岸の第二鉱床(on注:軌道があったほう)に移り2年ほどで閉山
『山形県鉱山誌』18)には,1963年当時の地図が掲載されている(図1)。それによると,「第一鉱床」が久蔵森直下の大滝沢左岸にあり,鉱床最下部には吊り橋が架かって沢の右岸に渡れるようになっている。橋から数十メートル程度登った台地上には,「元山事務所」と 2 棟の宿舎が建っている。
さらに,上流部には「第二鉱床」があり,事務所のそばとのあいだには「鉱石運搬軌道」(全長 270 メートル)が敷設されている。軌道終点からは,吊り橋の左岸側まで「自動交走索道」(全長230メートル)が架設され,ここからは峠駅まで「青空索道」(全長 5300 メートル)が架設されているのである(当時の国土地理院の地形図によれば,滑川温泉付近までおよび峠駅までそれぞれほぼ直線的に架設されている)。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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天候に恵まれ、ダイナミックな滝と秘湯を訪ねての沢旅。
思わぬところで初めてのラン(カキラン)にも出逢ったり、
何もかも最高!素晴らしかったです。(*^^*)
気持ちはいつも沢に溺れていましたが、
ほんとに溺れるとは。。。(^-^;
地に足着いた人生も大事ですが、
足の着かない(背の立たない)沢人生も上手に泳ぎ切りたいものです。
切ない願望で〜〜す!(^-^;
充実の2日間を共有した沢女達4人は、全員シンデレラスマイル!
kamog先生、皆様ありがとうございました。m(__)m
あー、そこまで行ったら、二俣から300mほど先の潜滝(もぐりたき)は、見た方が良かったかも。珍しい滝だと思います。
泳ぎのY字滝ですが、右岸へつりが意外とスタンスがあって、2級程度だと思います。
旅館の方に15:30までにチェックインしてくださいと言われていたので潜滝まではパスしました。
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