北泉ヶ岳、泉ヶ岳〜風衝地は花もいいね


- GPS
- 03:43
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 840m
- 下り
- 855m
コースタイム
天候 | 雨後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
11:19泉ヶ岳少年自然の家-12:00水神12:05-12:40三差路-13:00北泉ヶ岳 13:10北泉ヶ岳-13:30三差路-14:08泉ヶ岳 14:29泉ヶ岳-15:34泉ヶ岳少年自然の家 |
写真
感想
雨の予報だったので前夜まで山に行く気は全くなかった。が、朝起きると雨は小降りで以外に明るい。予報を見ると朝方で雨は上がりそうなので、遅出で泉ヶ岳に行くことにする。雪が消えてからしばらくご無沙汰していたが、泉ヶ岳の花の時期は初めてだ。
駐車場でバスを降りると霧雨。多少の濡れは気にせずそのまま水神コースへ。時折ばらばらと雨 が降ってくるが、水神についた頃雨が強くなり、折り畳み傘を取り出す(暑いのが苦手なので、できるだけ雨具は着ない)。
沢を渡ると、緩やかな登りが続く。名前のついたちょっとした坂が2つあるが、これを過ぎるとマイズルソウ、白いスミレが出てくるが、雨が強くあまりカメラを向ける気にならない。大した労もなく三差路につく。まず、北泉ヶ岳を目指す。昨秋訪れた際、鞍部付近の太いブナの林の雰囲気に関心した。やはりいい雰囲気だが、倒木や折れた枝も目立つ。道を沢のように水が流れる中、登りついた北泉ヶ岳山頂はガスの中。雨は小止みになったので簡単に腹を満たす。
往路を戻るが、マイズルソウ、ユキザサ、チゴユリなど白系の花が多い。鞍部付近から小鳥が先導する。一瞬姿が見える所まで近づくと、カメラを構えるまもなく一寸先に飛ぶ。三差路付近でどこかに飛び去った。三差路からは泉ヶ岳を目指す。雨は止み、野鳥の声を楽しみながら歩く。ヤマツツジが出てくるが、シロヤシオはすでに散っている。徐々に木の丈が低くなる登りしばしで1輪のミヤマアズマギク(アズマギク?)が現れ、風衝地に出た。
背の低い山ツツジと、シロヤシオも咲き残っている。シロバナヘビイチゴ、ツクバネウツギ、キンポウゲも咲いている。とりあえず山頂に向かうと山頂で二人組が話している。水神を左に折れてからここまで人に会わなかった。山頂付近は潅木が茂り平凡な様相(こんなに樹が茂ってたんだ)なので、風衝地に戻りしばし花に和む。丹念に探すと、ミネウスユキソウやベニバナイチヤクソウも咲くのを待っている。雨にぬれた花はこれはこれで独特の雰囲気もある。時折日も射し始めるが、ガスが切れる様子はないので立ち上がる。
頂上に戻ると既に先の二人はいない。下る予定だった表登山道は下の車道が(人も)通行止めのため下れないとある。予定変更で滑降コースを下る。下り始めると花もなくとだんだんドロドロ、ぬたぬたの下り道。また雨もぱらつく。途中先の2人組みを追い越すが、その後2回滑って尻もちをついてしまい、見返平手前の流れで泥を落とす。見返平からは仙台市街が雲の下に見えている。派手なヤマツツジ、タニウツギを見つつ足元に気をつけ下る。少年の家近くまで降りたら、ギンランの咲き残りを見つけた。駐車場の待ち時間に芳の平を回って来るが、当然ながら水芭蕉は育ちすぎた葉を残すのみで人もなくひっそりしていた。
泉ヶ岳のお気に入り、頂上北西の風衝地は、特に派手さはないものの、周りの樹林下にはない花を配し、雨を押して訪れた労に応えてくれた。
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