天狗岳〜にゅう (白駒池から・黒百合平 テント泊)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 840m
- 下り
- 819m
コースタイム
- 山行
- 2:21
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 4:04
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 3:12
- 合計
- 7:45
天候 | 二日ともまれにみる快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・道中のメルヘン街道は鹿の飛び出し注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【白駒池付近】 ・観光地なので池周辺には遊歩道が設けられています ・観光客の人たちでいっぱい、当然フル登山装備だと浮きます ・狭い木道でのすれ違いは意外と危険、譲り合いの精神が必要です ・紅葉は最盛期だと思います 【白駒池〜高見石〜黒百合平】 ・非常によく踏まれたわかりやすい道、無雪期に迷うことはなさそうです ・雨後だったこともあり石や丸太が非常に滑りやすい、かなり慎重になりました ・樹林帯ですので途中の展望は、高見石・中山展望台・見晴台に限られます 【黒百合ヒュッテ】 ・とても良いテン場(¥1000)、ペグはよく効くし程よいサイズの石もあります ・この日のテントは10張で平日にしては多いでしょうか、でもまだまだ余裕ありました ・トイレはすごくキレイです! 【黒百合平〜天狗岳】 ★天狗の奥庭コース ・変化に富んだ岩ごろの道、急な所もあるので下りより登りに使うほうが良さそうに感じました ・スリバチ池は枯れていました ・西側と北側の展望、御嶽・乗鞍・北アルプス・蓼科などが素晴らしい道です 【天狗岳〜黒百合平】 ★中山峠経由 ・とても分かりやすく歩きやすい道です、迷うことはないと思います ・主稜線上の道で展望はとても良いです 【中山峠〜ニュウ〜白駒池】 ・よく踏まれた明瞭な道ですが、滑りやすい石や丸太が多くて歩きやすいとは言えません ・ニュウからの展望は素晴らしい、白駒池・富士山・天狗岳など |
その他周辺情報 | 石遊の湯 穴場です |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
余裕で日帰りできそうなルートですが、あえてテントを担いでまったり登山に行ってきました。
白駒池の駐車場に着いたのは9時過ぎ、平日だからとタカをくくっていましたが、駐車場の空きは残り3台程度で、私の5分後に来た車はすんなり入れず空き待ちになっていました。白駒池は紅葉最盛期、前後の天気予報が悪いこともあって、ちょうど客足が重なったようです。
観光客で賑わう登山口から30分くらい登ると、最初の目的地の高見石小屋に到着。ここで昼食にするつもりだったけど、朝ご飯を食べすぎたようでまだおなかが減ってない。時間も早すぎるので、小屋からすぐの高見石へ登ってしばし眺望を楽しんでから、この小屋の名物で定番の揚げパンをいただきました。
次の目的地は黒百合ヒュッテで、そこが今日の最終目的地。。途中の道は前日の雨のせいか、沼みたいになってるとこもあって歩きにくかったですが、当然大きな問題もなく到着。早速受付を済ませてテントを設営し、いつもの通り性懲りもなく、ずいぶん早い時間からビールをやっつけ、7時ごろにはシュラフに潜り込みました。
私の見てきた天気予報では、深夜になっても5度以下にはならないことになっていたので、シュラフはスリーシーズン用を持ってきました。もちろんダウンパンツや象足は必要ないはずだったので持参せず。しかし夜半には気温は氷点下まで下がり(多分−5度くらいまではいったと思う)、フリースにダウンを着込んでも全然寒くてなかなか眠れませんでした。次の山行からは冬用シュラフが必要なようです。
朝はヘッドライトが不要なくらいの明るさになってから出発、展望の良い天狗の奥庭経由のルートから天狗岳に向かいます。この日も昨日に続いて、雲一つ見つけられないまれにみる晴天。天狗の奥庭付近からは、西側に雄大な御嶽山や北アルプスの山々、北側にはふもとの深い森が印象的な蓼科や北横岳などが望めます。
出発してから1時間ほどで、今年2回目で通算6回目の東天狗岳に登頂。さすがにもう目新しさはないけれど、安定の良い山で展望を楽しみながらゆっくりしました。
黒百合平に戻っても、テントが乾いていないし何より時間が早すぎるので、またまたのんびり。ヒュッテで生姜焼き丼をいただき、しっかりテントを乾かしてからデッドスローで撤収して、名残を惜しみながら出発しました。
このまま昨日来た道を車まで戻るだけでは芸がないしつまらないので、帰りはいまだ未踏のにゅうに寄って行きます。山とは思えない不思議な山名なので調べてみましたが、由来が諸説あるようでどれがほんとか分かりませんでした。この山、時間があったらついでによるくらいのオマケみたいな山だと思っていましたが、行ってみたらなかなかの盛況ぶりでびっくりです。なるほど山頂に立ってってみると素晴らしい展望で人気にも納得。蓼科、白駒池、天狗岳、それから何よりこの山行で初めて富士山が大きく見えました。
最後は白駒池で、観光客のツアーに交じって池一周。みんな軽装なのに私だけ登山フル装備でかなり浮いてましたが、人だかりの桟橋でひとしきり紅葉写真を撮ってから山行を終えました。
今回の山行は、二日合わせた歩行時間が7時間弱で休憩時間が5時間近いという、超ゆるゆる登山でした。頑張る山もいいけれどこんな贅沢な、まったりが充実した山行もいいもんです。ちなみに代表写真は、観光客の方たちと激しい撮影ポジション争いの末に撮った、白駒池の紅葉写真。山登りとはほぼ関係ありません…
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