宝登山・沢口・堂上MTB早春花ツアー

- GPS
- 08:47
- 距離
- 59.3km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,380m
コースタイム
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
恒例の秩父MTBツアーだが宝登山は初めて。宝登山への林道はでこぼこのダートの登りだが予想よりも楽に登れた。後は沢口の自生地と四阿屋山の下り以外は舗装なので問題なし。四阿屋山園地から押留(おとも)への山道の下りでは花見物のハイカーグループに道を譲っていただいた。感謝。 |
写真
感想
秩父は今年すごく寒かったようだが、ようやく早春の花が開花し始めた。そこでMTBを使って宝登山と四阿屋山、堂上をむすぶ自転車ハイクを計画した。
早朝3時半、自宅を出発して100円ローソンで昼食弁当や行動食を調達し、MTBで池袋に向かう。輪行の準備をして5時2分の埼京線で赤羽経由で5時23分の高崎行きに乗り、熊谷で秩父線に乗り換える。このコースはやや遠回りだが、乗り換え時間に余裕があること、混雑が少ないこと、そしてなによりも熊谷から秩父盆地まで秩父の山々を望みながら行くのがよい。あらからに沿ってゆく秩父盆地の地形がよくわかる。ここは荒川沿いに平野が続き、秩父の山に到達する。より今では奥秩父の山々が次第に大きくなり、寄居を過ぎると近くの山並みが大きくなってくる。
7時28分長瀞で下車し、宝登山に向かう。駅には御幣がさがっている。駅前には宝登山神社の大鳥居が見え、宝登山が目の前にある。MTBを準備して7時38分、出発。駅からまっすぐ宝登山神社手前の交差点に出て、ロープウエイ駅方面に向かい左折して登る。8時ころ、ロープウエイ駅手前の休憩所のトイレに入り、荷物を置いてサブザックにコーヒーと行動食などをつめてMTBでダートの林道を登り始める。石だらけで、結構な傾斜の上、泥で滑って走りにくい。しょっぱななので相当がんばるが、傾斜がきつくなり、時々休んで押す。森林造成地、伐採地などがあって視界が開け、秩父の山々を見ながら進む。8時26分、30分足らずで小動物園が見えてきた。ここを左折して急な坂を上り、ロープウエイ山頂駅方面に進むと、宝登山神社の奥の院入口があった。ここにMTBをおいて山頂を目指す。急な階段を登りきると奥の院があり、その先に山頂への道がある。そこを登ると8時34分、山頂に到着。根小屋への道を確認しながらロウバイ園方面に下っていく。武甲山をはじめとして秩父、奥秩父の山々がロウバイの向こうに見える。何枚も撮影し、さらに下ってロウバイ園を抜けて紅梅園に進む。急な斜面に紅梅が咲き始め、その先に武甲山が見えるなかなかの眺め。紅梅は一部開花し、左側、ロープウエイ駅に近い方はつぼみがまだ固い。
8時45分、ロープウエイ駅を後にし、MTBの場所まで戻り、一気に下る。泥だらけのダート林道を下るとMTBはすでに泥だらけ。サブザックにも泥しぶきがはねていた。9時3分、ロープウエイ山麓駅に戻り、サブザックをしまって荷物をつめなおし、宝登山神社に向かう。9時8分、神社の車止め付近にMTBを止めて、石段を上がる。宝登山神社に出た。写真で見ていた以上に彫刻がすごい。なぜか中国の儒教信仰に関係の深い24孝行や竜などの彫刻がすばらしい。なぜこのような中国ゆかりの彫刻がなされたのか?彩色はほとんど失われていたものを近年、塗りなおしたものらしい。よいものを見た。
9時15分、宝登山神社を後にして吉田町に向かう。20分ほど荒川沿いを走り、親鼻橋の手前を右折し、金崎のあたりで山の方向に少し登りはじめた所、工事による通行止め。関係者に尋ねるとしたから迂回するしかないという。すぐ下の迂回路と思しき道は行き止まり。荒川の対岸を渡って大回りするしかないのかと住民に尋ねると、通学路なら自転車で通行でき近いという。再び行き止まりまで戻り、通学路なる細い道を進むと階段。そこを押して進むと掃除している中年女性。声をかけると自分もハイカーでここまで歩いてきたが、箒があったので掃き掃除をすると面白くなって掃除を続けているという不思議な女性。9時35分、階段を下って川沿いを進み、しばらく進むと元の工事中だった県道に合流した。荒川にかかる栗谷瀬橋を左に見て、さらに荒川から別れる支流の赤平川にかかる皆野橋を見ながら県道37号線を吉田町方面に進むと9時50分、破風山の登山口の道標があった。破風山・ニョッキ登山口と皆野駅方向も指していたので、この登山口は皆野町の大渕付近のものか?しかし次の龍勢会館には10時4分に到着しているので、皆野町の椋神社手前の登山口かもしれない。
10時を過ぎると奥秩父の山並みが見え、皆野町から下吉田に入る。すぐ下吉田の龍勢会館に到着。ここで裏手の秩父紅などの福寿草遠地を撮影し、補給して一息入れる。 観光客の集団が買い物や休憩している。園地の撮影、行動食補給、トイレなどを済ませ、 10時20分過ぎに出発し、再び県道37号線を走る。1kmくらい走ると吉田町の椋神社が見えてきた。秩父事件に出てくる有名な神社だ。このあたりは秩父事件に関係する史跡、お墓などが多い。椋神社は二度目か三度目か?以前の写真はみな焼けてしまったので、再度撮影する。歴史の重みを感じる社殿やさらに古いものと思われる隣にある八幡宮などを撮影し、目の前に見える破風山、城峰山や奥秩父の山を撮影し、10時半過ぎに出発。ここから沢口はさほど遠くない。椋神社から万年橋まで3km、万年橋から城峰山に向かう途中にある沢口まで1.6kmくらい、福寿草祭りの幟の立つ坂道を椋神社から30分くらいの登りで11時前に、沢口の福寿草自生地の入口に到着。ここまで約一時間予定より早い。自生地方面から下ってくるハイカーグループともすれ違った。数年前に初めてMTBで皆野駅から走ったときと比べて、道もわかっている上に、当時よりも登りがさほど苦にならない。思ったよりも登りの傾斜がゆるかった。30分近くかかるのかと予想した万年橋からののぼりはたいしたことなく10分くらいで難なく乗り越えた。
自生地の民家の敷地に入り、MTBを置いて荷物をサブザックに詰め替えて出発しようとした時、民家のオーナーの老婆が出てきた。挨拶をすると昨日の福寿草祭りは雨で散々だったという。昨日行かなくてよかったと思うが、今年の天候は厳しく、まだあまり開花は進んでいないと心配している。しかし年を取って条件のよい時しか上まで登れないということで、現時点で山のほうで開花状況がどうなのかはわからないという。この女主人はこれから少し用事で出かけるという。とりあえず荷物だけは預かっていただいて、上に登る事にする。下のほうでは福寿草は開花している。セツブンソウ園では開花が進んでピークに近い感じ。植林地に入って山道を登ると降りてくるハイカーとすれ違う。あえて、開花状況は聞かなかった。中腹に出ると日当たりもよく、開花は5分咲き以上の感じ。撮影してさらに上に登る。再びハイカーとすれ違う。尋ねると少しだけ開花株があったという。望遠鏡を出してみると斜面に開花下部はあるが、道沿いにはほとんど開花株は見えない。一番奥まで登り、状況を確認して引き返す。まだまだこれから1週間以上は開花が進むだろうと思うわれる。中腹に戻り、開花株を見ながらコンビに弁当を食べる。もう一人登ってきたハイカーがいたが、その人が戻らないうちに出発。11時48分、セツブンソウ園の下の展望のよい場所に戻り、遠くの山などを撮影、荷物を取りに行くとお婆さんが戻っていて、再び挨拶し、少し話をして出発。12時少し前だった。昼食を含めて1時間だった。開花が進んでいればもう少し時間を使っただろう。これから両神の四阿屋山の福寿草園まで、11km以上あるが、微妙な上り下りのある道を進むと、吉田町と小鹿野町の境界にトンネルがある。それをくぐると黒海土という風変わりな地名の場所に出る。その交差点を過ぎてしばらく進むと、12時33分、四阿屋山の福寿草・ロウバイ園入口のある両神神社に出た。神社の撮影をしてトイレを借り、少し補給して山居の福寿草園まで、登りを頑張る。結構きつい登りで、そろそろ足に疲れが出てきている。一番きつい坂は残念ながらMTBを押してしのぐ。3km弱の山道、大きくくびれるところに出てあと一息。車が園地から下ってくる。下からも上がってくる。傾斜が緩んで最後は乗車して13時11分、園地に出る。神社から30分以上かかったらしい。さすがに多くの観光客やハイカーが来ていて、四阿屋山から下ってきたハイカー集団と出会う。撮影し、補給しているうちに向こうは出発して押留(おとめ)に下って堂上に向かうらしい。こちらもいそいで13時20分に出発し、この集団を追い抜いて押留に下る。さすがに高齢ハイカー集団はMTBを見て道を譲ってくれた。途中少し乗車して1時35分くだり、10分足らずで堂上に到着。予定より1時間以上早い。雪がちらついてきた。園地には多くの観光客、ハイカーが撮影している。開花状況は5分咲きか?開花状況はやはりよくない。しかもカメラのレンズがマクロを持ってき忘れたので接写ができない。仕方ない。東台に翳って、雪が舞い始める。日差しが出るタイミングを探して何とか撮影し、園地を半周して、管理者と話をする。やはり今年は開花が遅く、花数が少ないのは仕方ない。以前見られたザゼンソウは地すべりの影響で失われたようだ。ひとしきり撮影し、補給して今回は引き上げることにする。14時過ぎ出発。小森に出て両神役場方面に引き返し、小鹿野市街地方面を目指す。30分少しで14時35分、小鹿野市街地に出る。古い町並みが少し残されている。ここも秩父事件の舞台だ。古い醤油屋などを撮影し、秩父錦酒造を目指す。
14時50分過ぎ、小鹿野市内を過ぎてこれから山越え、ミューズパークを越える。すでに山越えをする脚力が失われている。登れそうな坂は漕いで、きつくなると無理せず押して進む。途中、ケータイで酒造りの森に電話して確認する。30分くらい山越えにかかり、15時30分頃になんとかピークを越えるとミューズパークの入口に出る。10分くらい下って、酒造りの森に到着、施設内に入ると副社長が出てきて蔵を案内するという。ありがたい。お願いして蔵の中の発酵タンク、熟成タンク、モロミタンクなどお話を聞いた。すでに本格的な酒造りの季節は終わりに近づき、杜氏の3人は東北に戻ったという。まだ数人残っているが、4月までには終わるようだ。途中で専務に用事ができて、売り場に戻り、1万円近く購入してお礼を言って帰宅の準備。影森から熊谷に出ようかと思ったが、途中で影森に行く道を間違えて仕方なく西武秩父に出て帰宅した。堂上で売っていたよもぎうどんをなべに入れておいしくいただいた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
hirokok510













いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する