徳本峠→霞沢岳 テン泊(悪天候にて蝶への縦走断念/ピストン)
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,750m
- 下り
- 1,738m
コースタイム
15日徳本峠6:55→8:15明神8:20→9:05上高地バスターミナル
天候 | 14日曇&ガス、15日豪雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート上積雪無し。アイゼン不要。 徳本峠〜霞沢岳間は、滑りやすい赤土のドロドロ。ほぼ全行程水溜まりの上を歩く感じ! |
写真
感想
海の日の三連休。ここ4年連続で海の日は南アルプスでテン泊している。
今年は北岳から三峰経由で両俣あたり回るか、それとも北アで珍しく未踏のまま残っている霞沢岳に行くか迷う。
北岳も三峰岳も何度も行っているし、霞沢岳にするか。
霞沢はどうせなら天気の良い日にと思っていたが、三連休でも人が少なそうだし、その後大滝山経由で蝶まで縦走して来ればそれなりに歩けるであろう。
ということで三連休混雑を見据えて金曜日会社から帰って夜半に出発。高速では東京からずっーと豪雨。こんな豪雨で大丈夫か?
と思ったら沢渡に着いたら幸い雨は止んでいた。バスは中の湯ゲートOPENと同時に出ていて早々に乗れた。(4:50発)
上高地バスターミナルはさすが三連休だけあって賑わっている。涸沢から上はまだピッケルあった方がよいと思うが、ピッケル持った人は殆どいなかった。皆、どこへ行くんだろうか?
明神まではいつも通り人通りが多かったが、徳本峠分岐を曲がったら誰もいなくなった。徳本峠まで沢沿いの道を淡々と登る。
思ったより早く徳本峠到着。テント1番乗り。一人600円。
小屋のおじさんに「今日中に霞、往復する?赤土がものすごい滑るから気をつけて」と言われる。
天気もパッとしないが、雨は降っていないので、霞沢岳への往復に向かう。
ジャンクションピークはどこがピークか行きは判らなかった位あっさり通過。
その後は本当にどろどろの滑る滑る状態。ほぼ全行程水たまりの上を歩く感じであった。妻はこれまでの靴は浸水するというので買ったばかりのおNew靴(ローバー/バイオレGTX。夫婦で御揃い!)で挑み、靴は見るも無残などろどろになったが、浸水はしなかったということで喜んでいた。さすがに新しい靴は違う。
小湿地帯の辺りはもう少し雨が降ったら完全に通れなくなる程水が多かった。少しでも雨が降ると1年中この状態らしい。
その後、P1からP5の5つのピークを越える。P3とP4の間が少し長い。過去のレコで、ジャンクションピーク(JP)からK1までの間の5つのピークのことを書いたものは見なかった気がする。一体いくつあるのか?結局、JPの後、P1、P2・・・P5を越え、K1、K2、と続くので、霞沢岳が9つ目の(主な)ピークであった。
P5を越えて暫くしたら今日初めて反対側から来る方とすれ違った。昨日徳本峠に泊まっていた方らしい。「この先もうすぐで、K1ですが、すごい登りですよ!」と言われる。
なるほど!K1への登りは、ちょうど御小屋尾根から阿弥陀山頂南稜分岐に至る登りと斜度もそっくりのガレザレ。トラロープ設置具合までそっくりであった。落石に注意しなら登る。ここに来て、終夜運転のせいか疲れてきた。往復2リットルの水で足りるかと思ったら結局ギリギリ。妻は往復500mlで平然としていた。
登り切るとK1に飛び出る。いかにも眺望の良さそうなところであるが、生憎今日はガスガスで何も見えず。ここから先、K2を越えて霞沢岳まではずっと稜線で、今日はかなり強風。
妻は飛ばされそうになりながら歩いていた。それでもお花が和ませてくれる。
ガスガスで方向が判らないから注意。妻はニセルートに騙されそうになっていた。
最後に回りこんで霞沢岳到着!山頂は背の高いハイマツに囲まれていて、風がなくやや落ち着いて休憩できる。
景色は依然として見えないが、やはり初めてのルートはワクワク感が違う。毎週のように山に行っているが、ここ数年初踏ルートは1年に1〜2回位しかないので新鮮。
帰路で初めてジャンクションピークに気付く。スタジオジャンクションから見た景色は本日最高であった。徳本峠に帰りつく3分前で豪雨になり、テントに飛び込む。戻ってきたらテン場はびっしりになっていた!
明日の蝶への縦走に向けて、水をたっぷり補給して寝たが、夜半からテントを叩く激しい雨!早出はやめて様子を見るが雨は強まるばかり。予報では昼位から晴れてくると言っているが・・・。
しかし、いい加減テントを撤収して、進むか下山するか考えなければならない。
妻は進みたそうであったが、この分だと蝶まではずっと雨中山行になり、あまり気持ちがパッとしないため、下山を決意。
いざテント撤収して下山にかかろうとしたら、小屋の方に、「あれ?蝶へ行かないの?大滝の先、お花畑がキレイだよ。」と言われ、妻は「天気も午後は回復するみたいだし、それじゃ、やっぱ、蝶へ行く?」と方向を変えそうだったが、テンション下がりまくっていたので、「下山する」と妻に宣言。
蝶は何度も来ているし、眺望が良くないとテンション上がらない。
それから5分も経たないうちに激しい豪雨となり、豪雨の中下山。明神まで下りたら凄い人・人・人・・・。さすが三連休!これまで全然人に遭わなかったのでビックリ!!こんな天気が悪くてもこんなに来ている。まあ、今日の午後から回復するみたいなので、それに期待しての皆さんでしょう。
でも、怪しいビニールポンチョみたいな人もたくさんいて、大丈夫か?と思う。
帰りはちょうど来ていたバスに乗り、温泉に入って、渋滞ゼロでさっさと東京に戻ってきました。
妻は縦走に備えて買い足した水を背負って下山していたので、「行きより重くなって肩が痛い」とカッパの中からモゴモゴ。
蝶まで縦走できず、歩きとしては物足りなかったが、霞沢岳は普通の土日で十分行けることが判ったので、天気の良い日にまた来たい。
コメント
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初めての霞沢岳、せっかくの蝶までのテント泊縦走、お天気悪くて残念でしたね。
昨年の海の日の3連休は素晴らしいお天気だったので期待してたんですが、
今年は梅雨明けが数日遅すぎました・・・。
しかし、お天気が悪かろうがドロドロした道だろうが、やはりお二人さんは早い!
山にオービスがあったら即スピード違反で逮捕されるでしょうね。
奥様の新しい靴、羨ましいですね・・・
しかし、買った水をそのまま背負って下山とは・・・、ちょっと辛そう。
私も霞沢岳にはまだ登ってません。
穂高方面から見てると何となく気になる山なので近い内に踏んでおかねばと思ってます。
雨の中、お疲れ様でした!
2週連続の雨中山行でテンション下がってます。。
霞は天気の良い日にリベンジしたいですね!
ところで、早いと言ってくださいますが、そんなことないです。やっぱり「半年間のブランク」の大きさを
痛切に感じています・・・。
昨日、空木に行ってきたのですが、3年前に歩いたのと同じルートでしたが、1日目、2日目とも、前回より40分もの歩行時間の遅れを生じていました。
しかも、前回は宝剣とかも寄っているのに!!
年齢とともに体力も落ちてくるので仕方ないのかもしれないですけど。現実に直面すると悲しいです
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