富士山
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- GPS
- 11:00
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,572m
- 下り
- 1,567m
コースタイム
天候 | 晴れ 暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
2009年9月12(土) 3:00 〜 第8回山岳トレーニング 富士山 3,773m
7月の槍ヶ岳に続いて3,000m級と言っても、これより高い山は日本に存在しない。
そう、今回は日本一の山「富士山」への挑戦です。
9月に入れば富士登山客もめっきり減り、空いてる山道をスイスイと登れるとの事で、9月12日深夜に出発、早朝登山開始、午後3時頃下山し富士宮の民宿に泊まり、反省会を兼ねた宴会の予定でしたが、12日の天候が数日前に晴れから雨に変わった為、12日午後出発、そのまま富士宮の民宿に泊まり、深夜起床、夜中2時登山開始の計画に変更となりました。
12日富士宮の民宿に、No.69H江隊長、No.33Y口、No.36N戸、No.160N吉、No.135I橋の5名が集結。
その日は、山重さん持参の「野うさぎのはしり37度」で明日の鋭気を養い8時前に就寝しました。
13日午前0時 起床。 前夜までの雨は止んでる。
1時宿を出発、途中コンビニで朝食、昼食を確保(N戸さんはカップ麺を買い熱いお
湯を水筒に入れてました)
霧に包まれた富士スカイラインを新5合目へ向かってると、道路脇に鹿が出迎えてくれました。
新五合目に着く頃には霧のベールから抜け出し、空には満天の星が輝いてました。
でも、ちょっと風が強いよ・・・駐車場には車が一杯。
2時過ぎ新5合目到着、すると堀江隊長の携帯が鳴る・・・誰?
No.100S部さんが新五合目駐車場で待ってました。総勢6名での富士登山となりました。
3時身支度を終え、新5合目から暗闇の富士山へヘッドランプの明かりを頼りに出発。
次の新6合目まではたいした勾配も無く、30分で到着、最初の休憩をとり6合目を目指そうとした時、登山道に「強風のため登山禁止」の立て札が道をふさいでいました。えぇ〜嘘だろう?そんな嘆きが聞こえたような・・・取り合えず、迂回路として宝永山経由の道へ進むが、30分行った宝永山の外輪辺りで道が暗闇でよく判らない。迷ったら元に戻るが鉄則、新6合目まで引き返し思案、H江隊長は決行を判断しそれに従うが、ここでS部さんが、危険を感じるので新5合目に引き返す事を決断をする。(その後御胎内温泉で露天風呂に入り富士山を眺めていたそうです。)
5名となり新6合目を出発。 それまで回りに木立が有り、それほど強風を感じていなかったが、新六合目からは木立も無くなり岩肌だけの形相に変わり、側面、正面からの砂交じりの強風、突風をまともに身体で受けながらの登山となりました。
強風と戦いながらひたすら一歩一歩登る。6合目、7合目と多少は時間掛かったが順調に登って来た。7合目では御来光が我々に光と温もりを与えてくれた。
6:10 7合目出発、いつの間にか登山客が回りに増えていた。登って行く者、下ってくる者、狭い登山道で交差するようになって来た。そのころから、Y重さん、N戸さんのペースが上がらない。相変わらずの強風にあおられてふらつく・・・身体を前傾させて強風に耐え踏ん張る。体力がかなり消耗している。7:00やっとの思いで8合目に到着。ここで、Y重さん、N戸さんが登頂を断念(下山の体力を考えると正しい判断であった)
8合目からは3名での登山となったが、強風は一向に止む気配が無い。勾配も厳しくなっていく。9合目で休憩し、上を見上げると山頂は見えない。何処まで登ればいいのだ・・・9.5合目まで来てやっと山頂が見えた。しかし山頂近くは更にきつくなっている。もう限界か・・・
9:10 山頂到着。 いつもなら思わず万歳するが、今回はただただ疲れて座りたいと思った。本当に限界に来ていたようだ。
H江隊長、N吉さんは何故か元気である。富士山最高地点の「剣ヶ峰3,776m」まで更
に行くと言うが、私にはあと下山するだけの体力しか残っていないので、二人の荷物番をして山頂で待つ事にした。
10:15 3人で下山開始。 登って来る人たちと交差しながら下っていくが、やはりペースは上がらない。下りでは溶岩が細かくなった小石、砂でズルツと滑る。N吉さんもあわやと言う場面があったが張ってあるロープに捕まり転倒を免れた。登山客予想に反しかなり増えてきて、交差する場面が多くなってきた。14:00 やっと新5合目に無事下山。 身支度してそのまま御殿場より高速に乗り、帰宅しました。
ところで、8合目から引き返したY重さんとN戸さんは、先に無事下山したと連絡が
あり、全員無事に下山した事にホッとした。
前回の「槍ヶ岳」での経験で得た自信が、見事に打ち崩された様な思いである。山を侮ってはいけないとの忠告であったようだ。
富士山へのリベンジを誓う。 (いっちゃんレポートより転記)
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