のどかな山越古道【岩間越 醍醐寺・正法寺・石山寺】
- GPS
- 07:29
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 919m
- 下り
- 858m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 2:58
- 合計
- 7:30
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 京阪石山寺駅より |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなく、概ね快適な道。上醍醐から笠取に降る道は倒木が多かった。笠取から岩間寺に向かう旧道も、一部倒木により通行が難しい状況。東海自然歩道が平行しているので、今回はそちらを利用した。 |
その他周辺情報 | リカーショップはたやま 〒601-1373 京都府京都市伏見区醍醐中山町 https://goo.gl/maps/adt91vPghWdxEcBY6 醍醐寺 〒601-1325 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 075-571-0002 https://goo.gl/maps/DzYJym4CXAvx2WqE8 正法寺(岩間寺) 〒520-0869 滋賀県大津市石山内畑町82 077-534-2412 https://goo.gl/maps/4M9ztb7xB2t9Z68P8 石山寺 〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1丁目1−1 077-537-0013 https://goo.gl/maps/pbyKtGzJ3sddD659A ラーメン藤石山店 〒520-0832 滋賀県大津市粟津町5−17 077-533-3337 https://goo.gl/maps/eKAJ858HVc9vWjuWA |
写真
感想
西国巡礼を徒歩で行う場合の難所の一つが岩間越、醍醐寺から石山寺まで山越えの道になる。1日に3つのお寺回った上で、アップダウンのあるルートを進まなければならない。西国巡礼1年目の節目にふさわしい内容だろう。
朝、下醍醐から出発。これがなかなか大きい。先を急ぎたい気持ちもあったが、せっかくの巡礼なので、お寺をしっかり見て回らなければもったいない。かつて豊臣秀吉が行った醍醐の花見には、醍醐寺再興の意図もあったという。今の季節では、幾分寂しい様子になってはいたが、桜の木が立ち並ぶのを見て、素晴らしい景色が春に訪れるのを想像して楽しんだ。本来は上醍醐准胝堂が11番札所になるのだが、落雷のために焼失し、現在は下醍醐の観音堂で御朱印が頂ける。下醍醐で参拝を済ませてから、上醍醐を目指した。
上醍醐までは急登で、妻と休み休み歩いていった。あんまり大変そうだったので、歩き方を僕なりに教えてみたら、幾分改善したようで、岩間山への登りあたりではかなり楽に歩けるようになったようだ。山登りには体力が必要というが、ただ歩くというにも技術があって、それのあるなしで使う体力にもかなり差が出る。
上醍醐を超えると、あとはほとんど舗装路になるので歩きやすい。ところどころ古い道標があって楽しい。夕映えの1本杉がある広場でお昼の休憩を入れる。
岩間寺は、林の中にこじんまりとしていた。信徒の宿坊だろうか、コンクリート建てのマンションがあって、大きさの割には人は集まるようである。そういえば、今日は不動明王をよく見かけるような気がする。いや、これまでにも見かけはしたのだが。修験道との繋がりが深いために、より中心的に祀られているのか、あるいは僕が知らず知らずに外道に向かっているのを伝えているのか。
石山寺までの道は立派な車道で、市街地にもなるので雰囲気はないが、琵琶湖や瀬田川、湖南アルプスなど景色は開けて気持ちがいい。外界から戻ってきたと感じるのは、自分が街育ちだからだろうな。
最後の石山寺は、雰囲気が気が抜けていて面白い。滋賀のお寺は初めてだが、和歌山、奈良、京都とも違って親しみやすい。
仏教寺院となる前から信仰の対象となっていたという珪灰石は見事で、大地の力が伝わってくる。
多宝塔の美しさにも目を見張る。本堂に飾られていた不動明王の絵画も印象的で、「いつも見ているぞ」と言われているような気がした。今回のフィナーレにふさわしい充実した内容だった。
西国巡礼の山行もこれで12回目、番外含め14の寺院を巡った。また来年も充実した参拝山行を続けていきたい。
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