Routeburn Track 〜ニュージーランド南島初上陸〜
- GPS
- 14:08
- 距離
- 33.2km
- 登り
- 1,673m
- 下り
- 1,904m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:59
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:55
- 山行
- 2:03
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:04
天候 | 12/26 曇り 12/27 雨 + 強風 12/28 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
各登山口への移動はバスまたはレンタカーが一般的。周回できるルートであればレンタカーでもいいが、入山口と下山口が異なる場合はバスがいい。バス会社は複数あるが今回はTracknetを利用した。バスに乗車するには事前予約が必要。 ◆入山 - Divide QueenstownでTracknetのバスに乗車してTe Anauのフィヨルドランド国立公園ビジターセンターまで3時間。そこで入山許可申請(QueenstownのDoCでも可)後、バスを乗り換えてDivide Shelterまで1時間半。 ◆下山 - Routeburn Shelter Routeburn ShelterからTracknetのバスに乗車してQueenstownまで2時間。 -- 以下は各サイトのURL -- DoC → https://www.doc.govt.nz/ Tracknet → https://tracknet.net/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ルート情報 森林限界より上は強風による転落に気を付けるべき箇所があるが危険だと感じることはなかった。 ◆サンドフライ 立ち止まると襲い掛かってくるサンドフライに要注意。肌を出していると遠慮なく噛みついてくる。 ◆水 小屋に水道あり(要煮沸)。 |
その他周辺情報 | ◆Queenstown 世界的に有名な観光地だが中心街は広くない。ギフトショップやレストランも多い。 ◆これからQueenstown周辺のアウトドアを楽しむ方への情報 食料の持ち込みが厳しいと有名なニュージーランドだが、開封されているもの、肉類、果物でなければ申告すれば大丈夫。ただし、嘘をついて見つかると罰金を支払うことになる。我々はフリーズドライの味噌汁やインスタントラーメンを持ち込めた。 航空機で持ち込めないガス缶は各アウトドアショップで購入できる。 スーパーマーケット … Four Square Alpine アウトドアショップ … Patagonia, Macpac, Katmandu など多数 |
写真
感想
ルートバーントラックは10あるグレートウォークの一つで、ニュージーランド南島、クイーンズタウンの北西、テアナウの北にある。東側の登山口であるルートバーンシェルターにはクイーンズタウンからが近く、西側の登山口であるディバイドシェルターにはテアナウからが近い。クイーンズタウンに宿をとっている我々にとってはルートバーンシェルターの方が近いのだが、登山口はディバイドシェルターを選択した。その理由は「次」があるからだ。
クイーンズタウンからバスでディバイドに向かうにはテアナウを経由しなければならない。テアナウのフィヨルドランドビジターセンターで入山許可をいただき、バスを乗り換える必要があったのだが、英語の聞き取りをミスしてバックパックをバスから降ろせず乗り換えに失敗しそうになった。何とかバックパックを受け取りディバイドに到着したのは15時頃。ここから10km以上先のキャンプサイトまで歩くのだが、この時期のニュージーランドは22時まで暗くならない。そのうえキャンプサイトも予約制なのでテントが張れないこともない。
ディバイドからマッケンジー湖畔のキャンプサイトまで樹林帯が続く。登り始めて1時間ほどのところにKey Summitへの分岐があるが、曇り空と時間が気になったので寄り道せずに進む。ハウデン湖畔でサンドフライに左手首を4ヵ所噛まれて痒みを感じながら、高所から落ちるEarland Fallsに圧倒され、"The Orchard"と名付けられた草原地帯を通過して、20時前にマッケンジーハットに到着。その先のキャンプサイトに着いたのは20時を過ぎていた。空はまだ明るかった。
2日目の目覚めはテントをたたく雨の音。天候の回復を期待したが回復せず、11時にキャンプサイトを出発した。マッケンジー湖畔からOcean Peak南面を登っているときは雨がしとしとと降り続くだけだったが、南西側の肩から先は西からの強風に乗る雨が強まりカメラのレンズを曇らせる。本日の見どころを綺麗に撮影することは出来ないようだ。Ocean Peakの西面を北に進む間は天候が変わらなかったが、Harris Saddleで休憩してからハリス湖の南側、Ocean Peak北の斜面を横切った先は風が弱まり、次第に雨も止んだ。周囲の稜線は残念ながら見えなかったが、一瞬でも青い空が見えたのは僥倖だった。その青空もまた暗い雲に覆われ、ルートバーン滝に着くことには再び雨脚が強くなった。その先は樹林帯に入るので風はそれほど感じられないが、ルートバーンフラッツのキャンプサイトに着くまで雨が止むことはなかった。
3日目は朝から快晴。1日入山が遅ければ…とは思っても仕方のないこと。これも天の気まぐれだ。出発をニュージーランドロビンに見送りいただき、ルートバーンシェルターに向かう。雪の残るMt.Erebusが白く輝く。苔生す樹林帯を東に進み、流れの早い川に架かる橋をいくつか渡り、9時過ぎにルートバーンシェルターに到着。雨に濡れたテントやレインウェアを強い日差しで乾かしながらクイーンズタウン行きのバスと待った。
「次」のケプラートラックは晴れることを願う。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
新年明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
ニュージーランドへテン泊とは恐れ入りました。
何か登山家のようで凄いですね!
ニュージーランドは26年程前、新婚旅行で10日間行きました。
殆んど記憶にありませんが、広大自然豊かな山々の景色は覚えております。
お疲れさまでした。
NZ南島は人と山との距離が近く感じました。Great Walkだけでなく、無数のトレッキングルートが存在しており、それをどう組み合わせて歩くのかを計画するのも楽しそうです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する