記録ID: 2182526
全員に公開
沢登り
アジア
《台湾》隘寮北渓・喬國拉次渓
2005年12月31日(土) ~
2006年01月04日(水)
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コースタイム
【アプローチ】
前日、高尾から車で霧臺へ。500m下った谷底の下大武の拉瀑灣山荘で泊まる。
朝、上大武の集落を抜けて行くと突然50m程の断崖の上に出る。隘寮北渓の大きな流れを見下ろしながら、断崖に付けられた道を下って奔流に降り立つ。
【溯行】
●1日目、隘寮北渓本流は水が少なく、脛丈の渡渉数回で出合いに辿り着く。
●喬國拉次渓出合いは、20mの捻れたゴルジュ滝になっていて突破は無理。ところが、右の壁の上の方にロープが下がっている。運動会の綱引きの綱を一回り細くしたようなものだ。ここを、40mザイル2本繋いで越える。
●2日目、側壁は見上げるばかりだが、谷幅が広いので圧迫感はない。
●5mほどの滝を数本越えると、蓮の鎌滝を思わせる35m直瀑。左の獣道を巻くが最後の踏み跡を嫌って懸垂で落ち口へ。
●ゴーロ、河原から小滝が出てくると、ナメの入る淵を数m泳ぎ続くゴルジュを走る瀬、2条3mを越える。
●瀞から瀬で左折すると10m斜瀑が落ちる。右の壁をボルト1本とハーケンで越える。小山伏は待ってる間暇なので、右手のザレ場を50m程巻き登る。
その上は、大きな淵5mゴルジュ滝と続き、壁の上を辿り、懸垂2回で河原に降りる。
●3日目、ゴーロの奥に300mの壁が立ちはだかっている。幅広4m斜瀑右の壁を巻いて左折した所に、大岩に隠れたゴルジュ滝の奔流だけが釜に噴出している。
右側から泳いで壁の下に取り付き、ボルト1本で確保。そこからハーケン数枚でリッジを直上し、トラバース気味に5mヒョングリのゴルジュ滝を抜ける。
その上のコーナーに、抜群のテン場があり、対岸にぬるい温泉が湧いていた。
●ゴーロを越えると、奥に二段になった大滝が望めた。
正面に回りこむと、最上段の大滝は見えず、1m、2m、5mの奥に壁を穿って落ちる10m。その後ろは壁が立ち右手に回りこんでいる。通行は不能だ。
壁の上に付いた樹林を辿れば、大滝の上に降りられるだろう、と300mの高巻きに入る。高巻きの途中で見下ろせば、10mの上でゴルジュの河原が2度屈折し、壁に囲まれた中に40mの大滝が落ち込んでいた。
4時間の巻きから、落ち口の尾根を避け、支流に入る尾根の突端から懸垂2回で谷に降り立つ。
●4日目、谷は右折し右岸に20mの滝が入ると瀞が続き、最後の15mまで岩棚を辿る。3mナメ、2段2mは左、右とへつり、谷が左折するところの5mは泳いで右壁を巻く。瀞、ナメの釜を持った幅広1mは泳いで正面を登る。正面にガレルンゼ、右壁から2段50mの細い流れが落ち、谷は左折すると河原は広くなる。
再びゴルジュ入り口の2mは釜に浸かって左を登るが、右も行ける。左壁に20m程の細い流れが4本壁を登って行く。小滝を越えて行くと2段5mが左から落ちる。続く2段6mは千々岩が微妙なバランスで登り、後は荷上げ後ごぼうで登る。左から幅広15m斜瀑が落ちる。左の壁を登るとその上にも釜が続き、そのまま巻いて懸垂で谷に戻る。谷は右折し、段々のナメが続く。この辺りは、大峰の普通の溯行と変わらない。
●ところが、その先、逆くの字15mゴルジュ滝に行く手を阻まれる。
右手のガレた壁を20m程登った所から、40mアンザイレン。左へトラバースした所から懸垂2回でゴルジュの中に降り立つ。この間4間30分。ゴルジュの出口は5m。
もう日暮れは近い、下降したザイルを残したまま、右岸にルート工作をして、夜は暮れた。
●5日目、右岸の壁をザイルを繋いで登ると、その上にもゴルジュに5mが掛かっているのでまとめて巻いて、懸垂で谷に降りる。
正面に20mを3本掛ける支流が入り、谷は右折し広いゴーロの河原となる。
前日、高尾から車で霧臺へ。500m下った谷底の下大武の拉瀑灣山荘で泊まる。
朝、上大武の集落を抜けて行くと突然50m程の断崖の上に出る。隘寮北渓の大きな流れを見下ろしながら、断崖に付けられた道を下って奔流に降り立つ。
【溯行】
●1日目、隘寮北渓本流は水が少なく、脛丈の渡渉数回で出合いに辿り着く。
●喬國拉次渓出合いは、20mの捻れたゴルジュ滝になっていて突破は無理。ところが、右の壁の上の方にロープが下がっている。運動会の綱引きの綱を一回り細くしたようなものだ。ここを、40mザイル2本繋いで越える。
●2日目、側壁は見上げるばかりだが、谷幅が広いので圧迫感はない。
●5mほどの滝を数本越えると、蓮の鎌滝を思わせる35m直瀑。左の獣道を巻くが最後の踏み跡を嫌って懸垂で落ち口へ。
●ゴーロ、河原から小滝が出てくると、ナメの入る淵を数m泳ぎ続くゴルジュを走る瀬、2条3mを越える。
●瀞から瀬で左折すると10m斜瀑が落ちる。右の壁をボルト1本とハーケンで越える。小山伏は待ってる間暇なので、右手のザレ場を50m程巻き登る。
その上は、大きな淵5mゴルジュ滝と続き、壁の上を辿り、懸垂2回で河原に降りる。
●3日目、ゴーロの奥に300mの壁が立ちはだかっている。幅広4m斜瀑右の壁を巻いて左折した所に、大岩に隠れたゴルジュ滝の奔流だけが釜に噴出している。
右側から泳いで壁の下に取り付き、ボルト1本で確保。そこからハーケン数枚でリッジを直上し、トラバース気味に5mヒョングリのゴルジュ滝を抜ける。
その上のコーナーに、抜群のテン場があり、対岸にぬるい温泉が湧いていた。
●ゴーロを越えると、奥に二段になった大滝が望めた。
正面に回りこむと、最上段の大滝は見えず、1m、2m、5mの奥に壁を穿って落ちる10m。その後ろは壁が立ち右手に回りこんでいる。通行は不能だ。
壁の上に付いた樹林を辿れば、大滝の上に降りられるだろう、と300mの高巻きに入る。高巻きの途中で見下ろせば、10mの上でゴルジュの河原が2度屈折し、壁に囲まれた中に40mの大滝が落ち込んでいた。
4時間の巻きから、落ち口の尾根を避け、支流に入る尾根の突端から懸垂2回で谷に降り立つ。
●4日目、谷は右折し右岸に20mの滝が入ると瀞が続き、最後の15mまで岩棚を辿る。3mナメ、2段2mは左、右とへつり、谷が左折するところの5mは泳いで右壁を巻く。瀞、ナメの釜を持った幅広1mは泳いで正面を登る。正面にガレルンゼ、右壁から2段50mの細い流れが落ち、谷は左折すると河原は広くなる。
再びゴルジュ入り口の2mは釜に浸かって左を登るが、右も行ける。左壁に20m程の細い流れが4本壁を登って行く。小滝を越えて行くと2段5mが左から落ちる。続く2段6mは千々岩が微妙なバランスで登り、後は荷上げ後ごぼうで登る。左から幅広15m斜瀑が落ちる。左の壁を登るとその上にも釜が続き、そのまま巻いて懸垂で谷に戻る。谷は右折し、段々のナメが続く。この辺りは、大峰の普通の溯行と変わらない。
●ところが、その先、逆くの字15mゴルジュ滝に行く手を阻まれる。
右手のガレた壁を20m程登った所から、40mアンザイレン。左へトラバースした所から懸垂2回でゴルジュの中に降り立つ。この間4間30分。ゴルジュの出口は5m。
もう日暮れは近い、下降したザイルを残したまま、右岸にルート工作をして、夜は暮れた。
●5日目、右岸の壁をザイルを繋いで登ると、その上にもゴルジュに5mが掛かっているのでまとめて巻いて、懸垂で谷に降りる。
正面に20mを3本掛ける支流が入り、谷は右折し広いゴーロの河原となる。
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