乾徳山+武田信玄縁の地巡り(生誕地、館、隠し湯、菩提寺)

2020年03月12日(木) ~ 2020年03月13日(金)

• GPS: 96:00
• 距離: 9.8km
• 登り: 966m
• 下り: 937m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:22
• 休憩: 0:11
• 合計: 4:33

10:16 スタート地点
10:16 大平高原乾徳山登山口
11:17 扇平
12:06 髭剃岩
12:39 12:50 乾徳山
14:19 高原ヒュッテ
14:21 国師ヶ原
14:49 乾徳山登山口
14:49 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【3/12(木)】
□勝沼IC〜大平高原45分(JR塩山駅〜大平高原40分)
https://www.yamanashi-kankou.jp/fc/location/02/02007.html (公益社団法人やまなし観光推進機構)
□大平高原〜乾徳山恵林寺(甲州市塩山小屋敷2280)30分
□恵林寺〜湯村温泉25分(甲府駅〜湯村温泉10分)

【3/13(金)】
□湯村温泉〜昇仙峡25分(甲府駅〜昇仙峡30分)
□昇仙峡ロープウェイ
http://www.shousenkyo-r.jp/
□昇仙峡〜武田神社25分
□武田神社〜積翠寺5分(R31沿P)
□積翠寺〜要害山(城)駐車場1分(R31沿P)
□要害山P〜武田信玄公の墓10分(武田神社〜墓4分)
□武田信玄公の墓〜桔梗信玄餅工場25分
□信玄餅工場〜忍野八海45分

コース状況／危険箇所等

□乾徳山の北側斜面は残雪が氷化してアイゼンなしでは通過困難。
□岩場は高度感あり。鎖、ロープは整備されており安心。
※今回要害山は山梨百名山の山頂標識までしか到達していません。翌月にたぶん本当の頂上まで足をのばしたので、ルート図にはほんとうの頂上まで線を引いています。

その他周辺情報

□乾徳山恵林寺(武田家菩提寺)
https://erinji.jp/
□湯村温泉(武田信玄隠し湯)
https://www.yumura.com/
□常盤ホテル
https://tokiwa-hotel.co.jp/
□昇仙峡
https://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/
□武田神社(躑躅ヶ崎館跡)
http://www.takedajinja.or.jp/

□積翠寺(生誕地、産湯の井戸)
https://www.yamanashi-kankou.jp/rekitabi/jisha/spot/003.html
□要害山(生誕地、山城跡)
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/bunkazai/006.html
□武田信玄公墓所(病死を隠し3年間埋葬)
https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4511.html
□桔梗信玄餅工場テーマパーク(笛吹市一宮町坪井1928)
http://themepark.kikyouya.co.jp/info/
□忍野八海(おしのはっかい)
http://www.vill.oshino.yamanashi.jp/8lake.html

[未訪問]
□甲斐善光寺(信玄と謙信の川中島合戦時、信州の善光寺の焼失を恐れた信玄が御本尊を甲斐に移転)
http://www.kai-zenkoji.or.jp/
□新府城跡(勝頼が築城)
http://www.nirasaki-kankou.jp/?page_id=101
□天目山栖雲時(武田勝頼が最期に目指した寺)http://www.tenmokusan.or.jp/
□景徳院(武田家終焉の地)
https://www.koshu-kankou.jp/map/jinjya/keitokuin.html
□甲斐黄金村・湯之奥金山博物館(戦上手の信玄の資金源の金山の一つ)
https://www.town.minobu.lg.jp/kinzan/

写真

3/12 8:11

【3/12:乾徳山】信玄公像のある塩山駅前

3/12 8:12

駅前の甘草屋敷

3/12 8:14

塩山駅集合！

3/12 8:35

腹が減っては戦は出来ぬ

3/12 10:16

10:15乾徳山に向けて登山口スタート、ちょっと奥は冬季車両通行止め

3/12 10:16

案内図

3/12 10:58

11：00国師ヶ原(極楽平)、頂上まで1時間45分の案内

3/12 11:07

11：05気持ち良い落葉の森

3/12 11:17

11：15振り返ると富士山登場

3/12 11:17

アップ、テカテカ

3/12 12:05

手前は甲府盆地

3/12 12:06

12：05髭剃岩(ヒゲソリイワ)

3/12 12:11

結構な岩場(鎖有り)

3/12 12:12

振り返って階段下り

3/12 12:12

残雪がちらほら

3/12 12:14

12：15大岩、手掛かり足掛かり、鎖有り

3/12 12:24

12：25時々樹林帯

3/12 12:26

時々見晴らし台

3/12 12:30

12：30最期の岩場、右側に巻道有り

3/12 12:33

鎖を使って腕力で登りきり、上から目線

3/12 12:39

12：40乾徳山頂上からの好展望↓

3/12 12:40

下に甲府盆地

3/12 12:40

アップ→

3/12 12:40

→

3/12 12:40

南アルプス→

3/12 12:40

〃　→

3/12 12:40

右側に金峰山の五丈岩→

3/12 12:40

→

3/12 12:40

→

3/12 12:40

→

3/12 12:44

休憩

3/12 12:49

12：50乾徳山2031m、山梨百名山、日本二百名山、ヤマレコ30選

3/12 12:50

12：50下山開始

3/12 13:34

13：35北側斜面は氷化した積雪がツルツルで大変

3/12 14:19

14：20高原ヒュッテ

3/12 14:21

14：20国師ヶ原

3/12 14:33

14：35月見岩、道満尾根分岐

3/12 14:37

14：35徳和分岐

3/12 14:49

14：50乾徳山登山口着、登山口から大平牧場

3/12 14:49

アップ

3/12 17:02

【菩提寺】乾徳山の麓に臨済宗妙心寺派の恵林寺の総門、左に武田信玄公廟所、右に乾徳山恵林禅寺とあり

3/12 16:45

四脚門(赤門)、額には恵林寺の山号の「乾徳山」

3/12 16:47

三門、信玄と親交の快川国師が織田軍の火責めでここで辞世の句「心頭を滅却すれば火も自ずから涼し」を詠んだ

3/12 16:48

開山堂、本日信玄公の月命日(12日)につき武田信玄公墓所公開の日(徳川幕府の側用人だった柳沢吉保公の墓所もあり)

3/12 18:33

【隠し湯】信玄公の隠し湯、開湯1200年の歴史の湯村温泉で汗を流して格安プランの宿御飯

3/12 20:42

宿の温泉街から甲府駅前散策へ

3/12 20:57

甲府駅前の信玄公像

3/12 21:25

小腹がすいて駅前で餃子とビールを飲んで宿に帰還

3/12 21:58

米国の日本庭園専門雑誌で3位にランキングされた宿の庭園(井伏鱒二が欅の下で昼からワインを飲んでいたらしい)

3/13 7:36

【3/13】13日の金曜日の朝食

3/13 9:24

【甲斐観光】昇仙峡に移動しロープウェイ乗車

3/13 9:33

頂上はすこぶる見晴らし良し

3/13 9:33

南アルプス→

3/13 9:33

→

3/13 9:33

→

3/13 9:33

→

3/13 9:33

甲斐駒ケ岳はわかりやすい

3/13 9:38

もちろん富士山も大迫力

3/13 9:38

ここにも信玄公

3/13 9:49

やっぱり金峰山は五丈岩があってわかりやすい

3/13 9:54

ふと下を見ると羅漢寺山の標識、知らないうちに山梨百名山に登頂？

3/13 10:12

下山後水晶宝石博物館で謙信と信玄像(川中島の戦い)

3/13 10:13

軍配片手に構える信玄公アップ

3/13 10:14

買えないので撮影するだけの水晶

3/13 10:25

人懐っこい猫が沢山

3/13 10:27

人懐っこい銅像

3/13 10:31

富士川水系の荒川上流にある落差30mの仙娥滝（せんがたき）

3/13 10:40

花崗岩に囲まれた石門

3/13 10:40

昇仙峡を散歩中

3/13 10:42

澤庵禅師の弟子僧侶覚円が頂上で修行したという覚円峰（かくえんぼう）

3/13 10:48

無人の売店で店番猫、ぽかぽか陽気で眠そう

3/13 10:50

あちこちに信玄公

3/13 10:53

朝のうちは観光客は少な目、外国人観光客は皆無

3/13 12:17

【館】父信虎が永正16年（1519年）に石和より移した武田氏の本拠地・躑躅ヶ崎館跡に鎮座する武田神社

3/13 12:19

近くで新婚時代を過ごした太宰治の「春昼」にも描かれている

3/13 12:20

躑躅ヶ崎館（つつじがさきやかた）は、背後に詰城である要害山城を配置

3/13 12:36

【生誕地�　杞坿陲�開祖、本尊は釈迦如来の臨済宗妙心寺派の積翠寺(せきすいじ)

3/13 12:37

「機山武田信玄公誕生の寺」信虎が甲斐国統一後隣国の今川氏や北条氏と対立し今川方の軍が侵入

3/13 12:40

屋根には竹田菱、懐妊中の母・大井夫人は要害山城に避難

3/13 12:40

合戦中要害山城の麓の積翠寺で信玄公(晴信)を出産(山城での出産説もあり)

4/7 15:59

お堂には信玄公像

3/13 12:44

寺の裏には信玄公の産湯を汲んだ井戸、2021年は生誕500年

3/13 12:59

【生誕地�◆�13：00積翠寺からすぐの要害山(山城)に登山

3/13 13:04

武田神社(躑躅ヶ崎館)分岐

3/13 13:06

武田信虎が永正17年(1520)要害城を築いた山で家臣の駒井氏が城番

3/13 13:12

竪堀跡(上から下に縦に掘られた・・、敵兵の移動を制限・・)

3/13 13:14

門跡(両側に石積み・・・、防御を目的とした門・・・)

3/13 13:15

曲輪(くるわ：堀や土塁によって区画された平場・・、居住用の建物や倉庫、防御用施設などが建てられ・・)

3/13 13:35

不動曲輪(江戸後期に建てられた武田不動尊に由来・・)

4/7 15:03

武田信玄公誕生の地(東郷平八郎書)

3/13 13:24

13：25要害山(ようがいざん：780m)、山梨百名山の山頂標識(本当の山頂は先？)

3/13 13:25

信虎・信玄・勝頼と三代に使用された主郭部(東西73m、南北22m)、慶長5年（1600）廃城

3/13 13:25

奥には深草観音、岩堂峠

3/13 13:27

奥への登山道を確認しUターン

3/13 13:39

甲府方面を眺めながら下山

3/13 13:47

13：45無事下山、登山口の親切なお母さんに駐車場や登山時間など教えて頂いた

3/13 14:11

【御墓所】武田神社近くに風林火山の幟、53歳で病没した信玄公は混乱を避けるためその死を3年間秘密にするよう遺言を残す

3/13 14:11

天正元年（1573）、死を隠していた3年間葬られていた御墓所

3/13 14:42

【観光】信玄餅のつめ放題が人気、コロナで工場見学は中止

3/13 14:43

信玄餅工場テーマパークの信玄公、じゃなくて信玄ソフト

3/13 15:52

【観光】富士吉田で玉喜亭の吉田うどん、空腹すぎて撮影前に手を付けてしまった

3/13 16:29

[忍野八海]一番賑やかだったけれど個人所有で八海に入っていない中池

3/13 16:38

逆さ富士の鏡池

3/13 16:41

菖蒲池

3/13 16:46

湧池

3/13 16:48

濁池

3/13 16:52

銚子池

3/13 16:56

お釜池

3/13 17:06

離れた出口池(底抜池は閉鎖中の資料館内で見れず)

3/13 17:48

最後は河口湖からの富士山で〆

撮影機器：

NIKON D7000 NIKON CORPORATION

FinePix XP90 XP91 XP95 FUJIFILM

感想

hiroyanagi

　新田次郎の山岳小説はほとんど読んだものの、同氏の歴史小説は読んだことがありませんでした。しかし、最近「武田信玄」全4巻を読んだ勢いで、別の作家の信玄関連の本を何冊か読んでにわか信玄公ファンになりました。今回は甲府中心に武田信玄ゆかりの地を訪れようと計画し、武田信玄の墓のある恵林寺の山号にもなっている乾徳山(けんとくさん)にも併せて登ることにしました。
　乾徳山はまだ残雪があり、北側斜面は氷化して滑りやすくなっていました。落葉の森は明るく春の気配で気持ちよく、富士山の眺めも素晴らしいものがありました。
　海外からの観光客も多い山梨でのコロナ感染が気がかりでしたが、山梨での感染者は2名のみ。観光地は宿も含めてガラガラで、静かな観光と登山を満喫できました。もちろんコロナ感染はありませんでした。たぶん。ちなみに昇仙峡と忍野八海(おしのはっかい)は、登山も信玄公も意識しない観光目的での訪問です。忍野八海だけちょっと離れていて、世界的なロボットメーカーファナックの本社も近くです。