鳴川峠から信貴山を縦走 生駒山地南部

2012年02月12日(日) [日帰り]

• GPS: 06:00
• 距離: 15.9km
• 登り: 673m
• 下り: 736m

コースタイム

東山9:50-10:25揺るぎ地蔵-10:30千光寺10:40-11:00鳴川峠-11:50鐘の鳴る丘12:15-12:30十三塚12:40
-13:30高安山-14:10信貴山14:20-14:30朝護孫子寺14:55-15:50信貴山下駅

天候

晴のち曇

アクセス

利用交通機関：

電車

写真

2/12 18:29

千光寺の手前に揺るぎ地蔵。
自分の悪い所と同じ個所を撫でると症状を引き取ってくださるそうです。
石のお地蔵様のあちらこちらが擦られて光り磨り減っています。
この年になると撫でたいところはたくさんあったのですが、ついためらってしまいました。

2/12 10:31

わんこもお地蔵さまと同じようにゆったりとしていらっしゃいました。
よだれかけも同じように神々しいような。

2/12 18:30

ばかなことを言いながらしばらく歩くと千光寺。
古い山門が落ち着いた佇まい。なのかみすぼらしいのかよくわかりません。
裏手の山は役の行者(役の小角)が1,350年前に山上ヶ岳を開く前に修業した元山上の行場です。

2/12 18:30

石畳の道を登っていきます。

2/12 11:21

生駒スカイラインのガードをくぐると鳴川峠。
まっすぐ行くと大阪に下っていきます。

2/12 11:23

きのこ型の休憩所(と言えばいいのか？)が生駒山系には点在しますが、黴て苔むして、はっきり言って無用の長物と化しています。
まあ、格好の緊急トイレとして活躍することもあるようですが。。

2/12 11:54

鐘の鳴る丘から生駒山。

2/12 18:31

鐘を鳴らして階段を上っていきます。
けっこうな高度感で足がすくむのが楽しめます。
高さ12mとは思えない爽快感です。

2/12 11:57

鐘の鳴る丘は生駒スカイラインから大阪を見下ろす夜景の名所です。
恋人たちが集い鍵をかけていくのだそうです。
こんなことも絶えて久しいですねえ。
おそらく鐘も恋人たちのための鐘なのでしょうが、日中鳴らすのはおばさんたちとガキンチョばかりです。

2/12 11:58

南に目をやると、奈良のシンボル二上山の向こうに葛城山金剛山が一直線に重なっていました。

2/12 12:00

空に突き出した塔の真下で昼食。
なんだか落ち着かない。
拡大していただくと鐘が振りあがっているのが見えます。

2/12 12:38

十三峠の駐車場から大阪平野の展望。
向こうに霞む山影は淡路島です。
空気が澄んでいると明石海峡大橋が見えます。

2/12 13:00

大阪はビルが乱立。
つい先年前まであそこに通っていました。
今は奈良勤めでほっとします。

2/12 13:04

さらに南下すると航空レーダー。
ここは関空から離発着する航路の真下なのですが、それにしてもでかい。

2/12 13:09

でかいと思いましたが、手に取ってみるとほんの杯程度(笑)。

2/12 18:33

信貴山の鳥居。山麓から山頂まで続いています。

2/12 14:37

山麓には寅の朝護孫子寺。
行者の吹く法螺の音が山中に響きます。

2/12 14:41

朝護孫子寺と言えば舞台に向かう張り子の寅。
電動で動くそうですがまだ見たことがありません。
今日も「あれ？さっきは動いていたのに」とか「止まっているの初めて見た」とか何やねん。

2/12 14:53

信貴山名物よもぎ焼きもち。
辛党ですがたまにはいいものです。

2/12 18:36

ケーブル道をまっすぐに下ります。
かつての東信貴鋼索線(東信貴ケーブル)の」の跡です。
山麓までひたすら見事にまっすぐです。

2/12 18:36

まっすぐ下りた先は近鉄信貴山下駅。
構内にケーブルのモニュメントがありました。

撮影機器：

PENTAX Optio W60 PENTAX

感想

ikomaniyon

生駒山の南に連なる山並で特徴もない低山ですが、僕にとってホームグラウンドと言っていい大峰の本家を名乗る元山上。
と言う前に今住まう地の里山なのですが、
在原業平が八尾の女の元に通った十三峠、
白村江の戦いで敗れた古代日本が唐・新羅連合軍の侵攻に備えて築いた高安城址、
下剋上の申し子松永弾正が信長に攻められ爆死した信貴山城、
聖徳太子が物部守屋を滅ぼす天啓を授かった朝護孫子寺。

あ〜日本史の中核だなあ。