紅葉がピークの立山 〜雷鳥沢天泊で撮影山行
- GPS
- 51:05
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,045m
コースタイム
4日:雷鳥沢6:25 - 7:10室堂 - 8:30天狗平 - 11:05弥陀ヶ原バス停 -(バス)- 11:23 室堂 - 12:35雷鳥沢
5日:雷鳥沢11:50 - 12:45室堂ターミナル
天候 | 3日:晴れ のち 曇り 4日:晴れ のち 雨 5日:雨 のち 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・扇沢から立山黒部アルペンルート利用 往復8,800円 10kg以上の荷物は荷物券購入 扇沢−黒部ダム 片道200円、黒部ダム−室堂 片道400円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:今回は雷鳥沢キャンプ場の管理棟で提出 ■道の状況:概ね危険箇所はないが、弥陀ヶ原へ下りる獅子鼻岩近辺は石が濡れていると滑りやすく、慎重に通過のこと |
予約できる山小屋 |
天狗平山荘
|
写真
感想
紅葉情報と天気を見比べて立山へ。
雷鳥沢に2泊テントを張って撮影を楽しもうと出かける。
【1日目】
台風接近もあって予報は半日毎に変わる。
この日は午後から雨の予報だったので、その前にテント設営を済ませたい。
ロープウェイに乗ると、黒部平辺りから既に色づきが始まっていて期待が高まる。
室堂での景色はこれまでにないものだった。
涸沢とはまた違う沢山の鮮やかな色のパッチワーク。
これを写真で再現することはきっと無理だろう、と確信する。
午前中は晴れていたのでテントの設営は問題なく終了。
午後になるとだんだんガスが降りてきて稜線は隠れてしまう。
夕方になって少し日が差した時間帯に近所で撮影をして一日目は終わる。
夜になるとテント場には強風が吹き、夜半には小雨がパラつく天気になる。
【2日目】
朝早くはガスがテント場まで下りてきていたので、少し晴れてきた6時半頃にテントを出発。
この日は天狗平を経由して弥陀ヶ原まで行ってみることにしてある。
室堂まで登り返したあたりで、ちょうど雄山稜線から太陽が顔を出す。
天狗平へ続く道を下りて行って、奥大日岳の稜線越しに剱岳の山体が見える場所に三脚を構え、剱のガスが切れるチャンスを狙う。
が、30分待っても遂に剱本峰だけは雲が取れず、諦めて先へ進む。
天狗平からの道ではほとんど人と出会わない。
右手に大日三山の斜面の色づきと稜線を眺めながら歩く。
やがて左側にやや遠く薬師岳が見えてくる。
1時間ほど歩くと、このルート唯一の難所の獅子鼻岩。
沢への急下降で鎖場が連続する。
難しい岩場ではないが、岩が濡れているところが多く気を使う。
ここを過ぎると弥陀ヶ原に入るが、何とガスの中。
ラムサール条約の登録範囲をグルっと回ってみるが、その間、霧が晴れることはなかった。
ちょうど出発数分前だった高原バスに飛び乗って室堂へ戻る。
途中、鏡石付近の広葉樹の色づきは素晴らしいものだった。
みくりが池温泉で昼食にし、テント場へ戻る途中から雨になる。
今日はもうダメか、と思っていたが日没前に日が差してきた。
テント場から少し足を延ばし、雷鳥坂の途中から夕方の斜光線の差す立山や浄土山を狙ってみる。
雲が良い具合に残って、面白い写真を撮ることができた。
【3日目】
天気予報は晴れだったので、少し早く出発してもう一度天狗平からの剱を狙ってみようと思っていたのだが、5時過ぎから強い雨になる。
残念だがテント内で待機。
10時近くになってようやく晴れてきた。
この日に入山して池の平へ向かうASAのメンバー二人が、途中に寄ってくれた。
ガスが晴れていく様子などを1時間余り撮影して、雷鳥坂を登って行った。
テントを撤収した後に、一ノ越への登山道が通る丸山まで行ってみる。
ナナカマドの木が沢山あって前景に使えるが、午前中は立山方向は逆光になるのでちょっと残念。
明日から三連休なので、午前中からテント場もどんどん埋まっていく。
自分のテントを撤収した跡地にもさっそく次の人が設営を始めていた。
帰りはバスやケーブルカーの乗り継ぎが順調で、道路の混雑もほとんどなく、最小の疲労で家に戻れた。
数年に一度の見事さと言われる立山の紅葉を存分に楽しめて、今回も幸福な山だった。
(天気がどんな感じだったか、この映像で分かって貰えるかも↓)
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