茅ヶ岳(過去レコです)。
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- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 765m
- 下り
- 765m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
アミューズトラベルの日帰り登山で茅ヶ岳に登る事にした。2009年12月6日、7時15分に名古屋駅の銀の時計前に集まったのは9人。うち2人はガイドと添乗員で、客は男4人女3人と少ない。一人11,000円、バス代や高速道路の料金、弁当代など、赤字にならないかと思うが、よく催行したもんだ。添乗員の松山さんに聞くと、最初はもっと多かったのだがキャンセルが続き7人になってしまったと云う。お蔭で座席にゆとりが出来、楽チン楽ちん。一宮ICから東名高速道路に乗り、缶ビールを飲んでウツラウツラ。南アルプスが綺麗に見渡せ、ガイドの井上さんが説明してくれる。まずは真ん中辺りで3角形の塩見岳を見つけると良いとのことである。仙丈、北岳、間ノ岳、塩見が同定出来る。諏訪を過ぎると八ヶ岳、そして富士山。バスの中で昼食のオムスビを食べ、韮崎ICで高速道路を降りる。高速道路を降りてからは思ったより早く、30分程で登山口駐車場に到着。アミューズ準備体操をして11時5分に出発、5分ほど歩いて深田久弥記念公園へ。小さな広場に「百の頂きに百の喜びあり」という深田自筆の記念碑と、「深田久弥と茅ヶ岳」という説明板が立っている。ここから少し戻って茅ヶ岳に向かう。正面にこれから登る茅ヶ岳を見て、枯れ落ちた雑木林の中の幅の広い、緩やかな登山道を登る。ガイドの井上さんは、「ゆっくり登りましょう」と云うが、わたしにとっては少し早目のペースである。7人とも遅れずについていく。1時間15分ほどで大きな岩の壁が現れ、上からチョロチョロと水が落ちている。「女岩」と云って、その謂われは形が女の秘部に似ているということだが、わたしに想像力が無いせいなのか、合点がいかない。ここからは勾配がきつくなり、おまけに昨日降った雪が解け、ところどころ泥沼状態である。やがて尾根に出て、女岩から1時間弱で、「深田久弥先生終焉の地」という御影石の柱が現れる。友人の「この辺りはイワカガミが咲いてきれいです」という言葉を聞いた後、脳出血を来して逝った場所である。急坂をさらに20分程登り頂上に着く。登山口から2時間半の行程であった。頂上は広く、360度の眺望が得られる。井上さんが、「わたしは何度かこの山に登ったが、こんなに良く見えるのは始めてだ」と云ってみんなを喜ばせる。東に大菩薩。北に金峰山、頂上の五丈岩が見えるので間違いない。その西に瑞牆山、さらに西、奥の方に浅間山の白い頭、その左、目の前に金ガ岳、そしてそこに続く尾根。西、遥か向こうに北アルプスの峰々が白く輝き、南には甲斐駒がどっしりと構え、その左に北岳が頭を出し、オリベスクが目印の鳳凰三山、その肩越しに間ノ岳の白い頭。そして三ツ峠山の向こうに、富士山が裾野を一杯に広げてど〜ん。雲ひとつない青空の下、初冬の澄んだ空気、ゆっくりと360度の展望を堪能し下りにかかる。女岩までの急坂を慎重に下り、あとは足早に、およそ2時間で駐車場に帰り着いた。本日の全行程は4時間40分であった。
下山後の入浴は無く、高速道路に入る前に缶ビールを買い込み、ウツラウツラしながら帰途に着いた。
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