舟伏山 花盛り(過去レコです)。
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- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 710m
- 下り
- 724m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
左程危険個所はありませんが、注意する必要はあります。 |
写真
感想
2006年4月30日、あいの森の駐車場では桜が風に舞っていた。5年前に夫婦で登ったのと同じ、東回りのルートを辿ることにした。もみの木の林の中、登山道にはスミレが咲いている。ジグザグの登山道が高度を増すとカタクリが現れるがその数は少ない。ジグザグを登りきり、左手に目指す舟伏山の頂上を眺めながら稜線を歩き、桜峠に着く。峠はその名とはうらはらに、朽ちかけた桜が一本これが最後の花かとさびしく咲いている。峠で一服後、急登に取り付く。スミレサイシン、ヒトリシズカ、ヤブレガサなどに会うようになる。登りが緩やかになるとみのわ平だ。案内本には、あたり一面カタクリの花で埋め尽くされているとあるが、ちらほらと咲いているのみである。今年は雪が多かったからまだ早いのかとも思うが、一杯あるカタクリの葉は対になっていないので花は咲かないのだろう。みのわ平から再び急登となり、イチリンソウ、ニリンソウが現れる。ジグザグに登ると、登山道を少し離れたところに人だかりが2ヶ所出来ている。行ってみると、鮮明な赤紫色のイワザクラが5〜6個づつかたまって岩肌から伸びており、みなさんこれをカメラに収めている。2ヶ所とも株の数は僅かしかない。多くの人を遠くから舟伏山に呼び寄せる貴重な花である。イワザクラの写真をとりながら一服後もきつい傾斜が続く。この山の名前は、舟をさかさにかぶせたような形が由来だというが、やがてその船底の台地に達し道は緩やかになる。エイザンスミレを見つける。頂上に着き周囲を眺めると能合白山も荒島岳も雲の中、花以外のもうひとつの楽しみである大パノラマには遭遇することが出来なかった。昔、広い頂上は一面カタクリの花でおおわれていたというが、今はちらほらと散見されるのみ。これだけ多くの人がやってきて踏み潰ぶし、腰をおろして押し潰せばとても生きてはいられるものではない。頂上直下まで笹が押し寄せてきており、植物の分布は変わりつつある。
下りは西廻りのルートをとる。最初から最後まで小さな花々が出迎えてくれる。ニリンソウとヒトリシズカは群れをなして咲き、目をこらせばエンレイソウ、ナットウダイ、ヤマエンゴグサ、キバナイカリソウも咲いている。キケマン、ムラサキケマン、ボタンネコノメはいくらでも咲いているし、小さなヤマルリソウも探さなくても目に入る。ラショウモンカズラはもう花びらを落としている。ミヤマカタバミが現れれば間もなく駐車場に帰り着く。
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