霧やなくて雲海が欲しかったんや(大江山千丈嶽、鍋塚)
- GPS
- 03:12
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 689m
- 下り
- 688m
コースタイム
天候 | 快晴-霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
天の川は、一度見て、写真に収めてしまうと、もっと凄いのが見たい、撮りたい、と思うもので、撮影適期に入ったこともあって、星の写真を撮ることをまず考えました。第一候補は、(恐らく)駐車場閉鎖が終わった大台ヶ原、第二候補は大江山としました。それで、最近見つけたYamaYama GPVとWindy.comを毎日(というか、1日に何度も)チェックしました。その結果、24日未明は近畿地方は高層雲に覆われるが、北の方から晴れてくる、中層雲は出ない、低層雲はそこそこ見られるが、雲頂は500m程度、と判断しました。季節的に夜明けは5時前ですから、3時に高層雲が晴れても、星は期待できないと考え、(その他に、「寒いんじゃないか」とかの理由もあって)大台ヶ原は候補から外しました。低層雲は、逆に雲海が見られるのではないかと好意的に解釈。というわけで、0時くらいに大江山に到着し。明け方まで星を見て、その後山頂から雲海上の日の出が見られたらという欲張り企画を組みました。
到着は早まって2230くらいになりました。転回地点に謎の自動車が停まっていましたが出て行かれたので、自動車は私ひとりです。この時点で鬼嶽稲荷神社の展望台からは雲海は見えません。星は見えてはいるのですが、展望台からは南東が見えていて、危惧していたようにかなり明るいです。光害マップでは暗いと判定されていたのですが、さすがにそんな甘くはありません。ここで長居しても仕方ないので、荷物を整理して登り始めました。
30分ほどで山頂に着きます。大江山は4回目なので、大体道は頭に入っているはずですし、道はよく踏まれていて迷う余地はあまりないのですが、暗いとつい違う方向へ入ってしまいそうになって気を遣いました。頂上で空を見渡すと、北天の星はよく見えますが、南天はもひとつです。これはWindy.comのデータと一致しているので、特に不満はありません。ただ、やはり南方の低高度はかなり明るくて、写真を撮る時には甚だ邪魔です。
iPhoneでタイムラプスを撮影するアプリを入手していたので、iPhoneとコンデジの両方でタイムラプス動画を撮ろうと思っていたのですが、補欠のモバイルバッテリが充電できていなかったことが判明。結局カメラでのみトライすることにしました。一方で、F2.8、ISO1600、露光時間30秒を目安に時々写真を撮影。予報通り、日付が変わったあたりから南天にも星が見えるようになってきました。肝腎の天の川は肉眼ではぼーっと見える程度ですが、写真に撮るとそこそこきれいに見えます。ただしかし、予想していたより風が強いです。まず寒い。駐車場では少し暑いかもと思ってダウンジャケットを置いてきてしまいました。シュラフは面倒なのでザックから出さず、夏のスタイルにR1ジャケットという格好でしたが、それでも寒く、フーディニを重ね着。それでも寒く感じたため、ダウンを置いてきたことを後悔しました。さらに、風のために三脚(持ち運び前提なので、軽いのです)が倒れます。結局タイムラプスは断念。それっぽい天の川の写真を撮っていきますが、14時過ぎから急に星が見えなくなりました。どうも山頂まで霧に覆われているらしい。あれー、山頂は雲頂より上だったはずなのに。
霧の中では何もできないこと、膀胱が限界に近づいていること、それから、この季節は山頂から日の出の瞬間が見えないこと、から一旦駐車場に戻ることにしました。ところが、さっき来た道なのに、こんなにわかりにくくなるんですね。夜の霧がこんなにくせ者だとは初めて知りました。階段が始まった時にはほっとしました。
鬼嶽稲荷神社まで降りても、肝腎の日室ヶ嶽には全く雲がかかっていません。あかんかなあと思いつつ、車内で時間調節。日の出の時間が近づいたので、行動再開しましたが、まず雲海は遠くの山にはかかっていますが、日室ヶ嶽はきれいに姿を見せています。さらに、この時期の日の出はかなり北に寄っていて、雲海が出ていても日の出との位置関係は不良です。こらあかんと思いつつも、時間待ちしましたが、日室ヶ嶽に霧はかかるものの、雲海になるには風が強すぎ。太陽もろくに見えないので、撤退することにしました(ただ、日室ヶ嶽はきれいでしたよ)。
鳩ヶ峰と鍋塚の中間にある駐車場まで移動。でっかい望遠鏡つきのカメラを用意している車が一台。また、私の予想に反してお手洗いもありました。過去に大江山(千丈が嶽)から鍋塚までは一度歩いているので、鳩ヶ峰を省略させていただいたわけです。大江山連峰トレイルは、粘土質の坂が多く、滑りやすくて注意が必要ですが、それ以外はきれいな道があるので、特に問題のないルートです。動物の糞がトレイルのど真ん中に多数落ちているのが難ですが。鍋塚頂上まで50分とか書いてますが、20分あまりで着きます。しかし見事に霧の中。帰りには晴れていることを期待して先へ。鬼の岩屋を経て、航空管制塔へ。西側にある広場(パラグライダー基地?)からは北西方向がよく見えます。日本海を見ると嬉しくなります。管制塔を見てから引き返し、また鍋塚まで戻ってきたらまた霧。どうせなら下に下がってくれれば雲海になるのに。ここからは、天橋立や青葉山が見えたはずなのですが、残念でした。
駐車場に戻ってきたら8時10分でしたが、行動開始が早かったので、道草食わずに帰宅。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する