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記録ID: 237653
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ハイキング
日光・那須・筑波

庚申山(奇岩怪岩のお山巡りのみち)#147

2012年10月21日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.3km
登り
1,129m
下り
1,114m

コースタイム

市役所5:00発  市役所着18:10
7:00銀山平〜7:50天狗の投石〜8:10一の鳥居〜8:40鏡岩〜9:00夫婦蛙岩
〜9:30猿田彦神社跡〜9:35庚申山荘9:45〜10:35分岐〜初の門
〜11:10めがね岩〜11:20ヒゲスリ岩〜11:20本社の見晴らし(お昼)12:00
〜12:15ツルカメ岩〜12:55猿田彦神社跡〜13:25鏡岩〜
13:50庚申七滝(一の鳥居)14:00〜15:00銀山平
天候 秋晴れの快晴でした。
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
銀山平の駐車場利用
お風呂は国民宿舎「かじか荘」600円
コース状況/
危険箇所等
 お山巡りコースは「関東ふれあいの道」に指定されている。
 この時期、紅葉に彩られた奇岩怪岩の中の鎖場やハシゴ、吊り橋などの登下降が連続し、スリル満点のコース。
 スリップしたら奈落の底への可能性大なので、行動は十分注意が必要である。
 銀山平の国民宿舎「かじか荘」から庚申川に沿う長い林道を歩き始めると、先ず黄色い黄葉から始まった。
2012年10月21日 07:46撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 7:46
 銀山平の国民宿舎「かじか荘」から庚申川に沿う長い林道を歩き始めると、先ず黄色い黄葉から始まった。
 林道の右側に「天狗の投石」の看板が!
 40〜50cm位の溶岩の塊がいくつも崩れ落ちて来たようだ。
2012年10月21日 07:52撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 7:52
 林道の右側に「天狗の投石」の看板が!
 40〜50cm位の溶岩の塊がいくつも崩れ落ちて来たようだ。
 やっと「猿田彦神社」の額の掲げられた「一の鳥居」に着いた。
 近くに「庚申七滝」があるが、帰りに見学しよう。
2012年10月21日 08:10撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 8:10
 やっと「猿田彦神社」の額の掲げられた「一の鳥居」に着いた。
 近くに「庚申七滝」があるが、帰りに見学しよう。
 一の鳥居からは水面沢に沿って登ることになるが、文久3年(1863)年に庚申講の信者によって設置されたという「丁程標」が出てくる。
 ここは「百丁目」の石柱だ。
2012年10月21日 08:41撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 8:41
 一の鳥居からは水面沢に沿って登ることになるが、文久3年(1863)年に庚申講の信者によって設置されたという「丁程標」が出てくる。
 ここは「百丁目」の石柱だ。
「鏡岩」
 谷に落ちた猟師が大猿に助けてくれたら娘を嫁に差し出すと約束し、末娘「孝子」を大猿に嫁がせた。
 何日目かにこの「鏡岩」の所で末娘に会ったが、末娘はもう人間の姿ではなく、親子は泣きながら別れたとのこと。そこで「孝子別れの処」の別名もある。
2012年10月21日 08:46撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 8:46
「鏡岩」
 谷に落ちた猟師が大猿に助けてくれたら娘を嫁に差し出すと約束し、末娘「孝子」を大猿に嫁がせた。
 何日目かにこの「鏡岩」の所で末娘に会ったが、末娘はもう人間の姿ではなく、親子は泣きながら別れたとのこと。そこで「孝子別れの処」の別名もある。
「夫婦蛙石」
 なるほど…
 
2012年10月21日 09:01撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 9:01
「夫婦蛙石」
 なるほど…
 
 紅葉も出始めました。
2012年10月21日 09:08撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 9:08
 紅葉も出始めました。
 猿田彦神社跡にあった「お山巡り」の案内図
2012年10月21日 09:29撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 9:29
 猿田彦神社跡にあった「お山巡り」の案内図
 緑の黄葉?
2012年10月21日 09:30撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 9:30
 緑の黄葉?
 庚申山荘に着きました。
2012年10月21日 09:33撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 9:33
 庚申山荘に着きました。
 庚申山荘から見上げるお山巡りの稜線
2012年10月21日 09:44撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 9:44
 庚申山荘から見上げるお山巡りの稜線
 本社の見晴らしのアップ(あそこまで行きます)
2012年10月21日 09:44撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 9:44
 本社の見晴らしのアップ(あそこまで行きます)
 ヤグラ岩
2012年10月21日 09:59撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 9:59
 ヤグラ岩
 紅葉に彩られた岩場が続きます。
2012年10月21日 09:59撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 9:59
 紅葉に彩られた岩場が続きます。
 女体石戸でしょうか。
2012年10月21日 10:01撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 10:01
 女体石戸でしょうか。
 岩が覆い被さっています。
2012年10月21日 10:02撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 10:02
 岩が覆い被さっています。
 初の門付近から垂直の岸壁
2012年10月21日 10:05撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 10:05
 初の門付近から垂直の岸壁
 V字の岩の向こうは真っ青な空
2012年10月21日 10:09撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 10:09
 V字の岩の向こうは真っ青な空
 はるか頭上は紅葉です。
2012年10月21日 10:11撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 10:11
 はるか頭上は紅葉です。
 こんなハシゴが各所に整備されています。
2012年10月21日 10:18撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 10:18
 こんなハシゴが各所に整備されています。
 一の門
 下には蛙の番人が鎮座しています。
2012年10月21日 10:33撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 10:33
 一の門
 下には蛙の番人が鎮座しています。
 親シラズ子シラズ付近のピナクル。
 他にもいろいろな形の岩がありました。
2012年10月21日 10:42撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 10:42
 親シラズ子シラズ付近のピナクル。
 他にもいろいろな形の岩がありました。
 岩戸庚申
2012年10月21日 10:53撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 10:53
 岩戸庚申
 エボシ岩かなぁ?
2012年10月21日 11:04撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 11:04
 エボシ岩かなぁ?
 凄いコースが続きます。
2012年10月21日 11:04撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 11:04
 凄いコースが続きます。
 雨が降ると滝になりそうな岩場
2012年10月21日 11:06撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 11:06
 雨が降ると滝になりそうな岩場
 めがね岩
2012年10月23日 15:10撮影 by  PENTAX Optio VS20, PENTAX
10/23 15:10
 めがね岩
 これもめがね岩
2012年10月21日 11:10撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 11:10
 これもめがね岩
 ユキワリソウのなれの果て?
2012年10月21日 11:14撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 11:14
 ユキワリソウのなれの果て?
 秋を通り過ぎて後は冬を待つのみ
2012年10月21日 11:15撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 11:15
 秋を通り過ぎて後は冬を待つのみ
 岩場をバックに紅葉が映えます。
2012年10月22日 06:54撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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10/22 6:54
 岩場をバックに紅葉が映えます。
「鬼の耳コスリ」
 なるほど狭い所を通過します。
2012年10月21日 11:20撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 11:20
「鬼の耳コスリ」
 なるほど狭い所を通過します。
 本社の見晴らし付近から
2012年10月21日 11:22撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 11:22
 本社の見晴らし付近から
 本社の見晴らし付近から
2012年10月23日 15:10撮影 by  PENTAX Optio VS20, PENTAX
10/23 15:10
 本社の見晴らし付近から
 本社の見晴らし付近から
2012年10月21日 11:45撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 11:45
 本社の見晴らし付近から
 本社の見晴らしで休憩した後、馬の背を行く。
2012年10月21日 11:52撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 11:52
 本社の見晴らしで休憩した後、馬の背を行く。
 本社の見晴らしを振り返る
2012年10月21日 11:54撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 11:54
 本社の見晴らしを振り返る
 屏風岩の下を慎重に登下降
2012年10月21日 12:01撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 12:01
 屏風岩の下を慎重に登下降
 ツルカメ岩が見えてきました。
2012年10月21日 12:12撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 12:12
 ツルカメ岩が見えてきました。
ツル岩の真下を行く。
2012年10月21日 12:16撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 12:16
ツル岩の真下を行く。
 ツツジの紅葉です。
2012年10月21日 12:20撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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10/21 12:20
 ツツジの紅葉です。
 緩やかになった斜面も美しい
2012年10月21日 12:23撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 12:23
 緩やかになった斜面も美しい
 見上げればまだまだ青空
2012年10月21日 12:24撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 12:24
 見上げればまだまだ青空
 またもや階段が出てきました。
2012年10月21日 12:28撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 12:28
 またもや階段が出てきました。
 冬を待つ林
2012年10月21日 12:38撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 12:38
 冬を待つ林
 名残惜しい下り
2012年10月21日 12:45撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 12:45
 名残惜しい下り
 もう美しすぎて
2012年10月22日 19:42撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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10/22 19:42
 もう美しすぎて
 たまりませ〜〜〜〜ん
2012年10月21日 12:47撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 12:47
 たまりませ〜〜〜〜ん
 無言
2012年10月21日 12:48撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 12:48
 無言
 宇都宮大学ワンゲルの嶺峰山荘
2012年10月21日 12:54撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 12:54
 宇都宮大学ワンゲルの嶺峰山荘
 下山開始です。
 猿田彦神社跡の二の鳥居の直ぐ近くに大きな剱があった。
2012年10月21日 13:08撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 13:08
 下山開始です。
 猿田彦神社跡の二の鳥居の直ぐ近くに大きな剱があった。
 夫婦蛙岩まで戻ってきました。
2012年10月21日 13:24撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 13:24
 夫婦蛙岩まで戻ってきました。
 夫婦蛙岩
2012年10月21日 13:24撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 13:24
 夫婦蛙岩
 百丁目まで戻ってきました。
2012年10月21日 13:36撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 13:36
 百丁目まで戻ってきました。
 一の鳥居ももうすぐです。
 滝がかかっていました。
2012年10月21日 13:45撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
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10/21 13:45
 一の鳥居ももうすぐです。
 滝がかかっていました。
「庚申七滝」
 江戸時代の庚申山講の人々は、この一の鳥居近くの「庚申七滝」で休憩し、みそぎをしたり水を飲んだりしてから猿田彦神社(庚申山)に参詣したとのこと。
2012年10月21日 13:58撮影 by  DMC-FZ7, Panasonic
10/21 13:58
「庚申七滝」
 江戸時代の庚申山講の人々は、この一の鳥居近くの「庚申七滝」で休憩し、みそぎをしたり水を飲んだりしてから猿田彦神社(庚申山)に参詣したとのこと。

感想

 庚申山は1200年以上も前、男体山を開山した「勝道上人」が初めて登ったとのことで、猿田彦命が祀られている。(猿田彦神社は昭和21年に焼失)

 今回は、スリルに富んだ「お山巡りコース」をkamisanに案内頂いた。
 このコースは、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」に登場し、犬飼現八が化け猫退治に活躍した場所として知られている。
 見事な紅葉の中(kamisanに云わせると少し物足りなかったとのことだが)、一の門、胎内くぐり、めがね岩、本社の見晴らし、ツルカメ岩など奇岩怪岩巡りが楽しめた。
 天候に恵まれたため、紅葉や展望の素晴らしさに見とれて、滑落しないか心配しながらの山行ではあったが、危険個所にはハシゴやクサリ、吊り橋が懸けられていた。むしろ笹の斜面のほうが注意が必要であったように思う。
 

 庚申山秋祭りの日ということで、沢山の登山者がいるかと思いきや、駐車場はまばら、庚申山荘はひっそりとしており、二組のパ−ティ−がいただけで、祭りのイベントもありません。かつては庚申山の「春祭り.秋祭り」といえば、祭り前日の土曜日の夜ともなれば、沢山の登山者が夜遅くまで登ってきて、山荘は布団1枚に2名が寝るほどに賑わい、祭り当日はくじ引きや甘酒が振る舞われ、懐かしい山友達にも再会できた思い出いっぱいの山でした。今は寂しい限りです。
 雲が一つ浮かんでは消えて行く、快晴の秋空の下、会では3回目となる庚申山に19名が参加しました。体調不調を訴えた2名を山荘に残して、今回は「おやま巡り」に挑戦しました。「おやま巡り」は怪奇な岩場、切れ落ちた絶壁斜面の通過など、ハシゴや鎖場が連続する危険箇所が多く(写真参照)、一つ間違えば大事故にもつながる恐れがあり、17名もの人数で行くのは躊躇しましたが、会員の皆さんの熱意に押され出発しました。
 ありがたいことに崩壊した山道の補修工事が9月中に終わり、岩場などの危険箇所には鉄のハシゴや鎖、吊り橋がしっかり取り付けられており、安心して通過することができました。工事関係者や関係各位に御礼申し上げます。
 紅葉はいまいちでしたね。ガッカリでした。でも良かったという声もあったので良しとしますか。本当はもっともっと綺麗ですよ。斜面の細道は危険でしたね。登山者が少ないためか、草で道が隠れてしまってました。よそ見して踏み外すと転落です。注意しましょう。
 何はともあれ全員無事下山できてホッとしています。反省会も山行不参加者も含めて11名、盛大でした。ご協力ありがとうございました。

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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