『雨の合間にバーティカル・スカイツリー』池山尾根で空木岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,136m
- 下り
- 2,123m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:12
天候 | 曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし |
写真
感想
”バカと登山者は高い所が好き”なのであるが、コロ〇やら大雨やらで未だアルプスに登っていない。梅雨の合間に何とか晴れそうな日があったので、最近のレコ(ヤマッ〇の方が最新情報多かったけど)などを物色して山行検討。近頃の大雨続きで、アクセスや登山道の状況が気になったりする。
色々と検討した結果、空木岳ー宝剣岳の縦走を計画。準備をすすめ、駒ヶ岳RWのHPをチェックしたところ「雨量が多いため運休中」との事。当日の朝、一応RWの状況を確認しに行ったが、やっぱりNG。仕方ないので、池山尾根で空木岳ピストンにする。山登りを初めて頃、意気揚々とこのルートを登り、森林限界超えたあたりから体が全く動かなくなった苦い思い出がある。あれから数年が経ち、年齢は重ねたが成長した姿をみせてやろうと意気込む。
林道は通行できないので、スタートは駒ヶ根高原スキー場登山口。これによって、標高差2000m距離10劼箸いΔ覆なか素敵なルート(汗)となった。この数値だけ見れば、早月尾根や黒戸尾根に対してもそれほど遜色なかったりする。
当日の天気はガス&時折小雨。気温は高くはなかったが、湿度がジャングル状態でTシャツはすぐにビチャビチャ。さらに久々のアルプスで興奮したのか昨夜は一睡もできず。しかも、最近加齢のせいであろうか、筋肉のリカバリーが遅く未だ筋肉痛。少々コンディション難ではあったが、序盤から頑張る相変わらずの”生き急ぐオッサン”。
ルートの感想としては、終始ゆるやかな登りが続くのでそれほど厳しい感じではなかった。「こんな調子で2000mも上がれるのかなぁ」と思ったくらいだ。ずっと似たような樹林帯が続くので少々飽きてくるのが難点。そんな感じで調子よく歩いていたのだが、駒石あたりから前回同様にまたもや急激に歩みが遅くなった。忘れていた筋肉痛がぶり返したのか足が重い。息が荒く、頭痛や指先の痺れも出てきた。いつものプチ高山病っぽい症状だ。初めてこのルートを登った時の悪夢が蘇る。「どうした俺〜今回もまたか俺〜情けないぞ俺〜」といつもの豆腐メンタルも顔を出し始める。残念ながら成長の姿を見せること叶わず、まるでゾンビのように山頂目指して一歩一歩と進むのであった。
何とか辿り着いた山頂は独り占め。ガスに覆われて展望はないが、時間はあるのでちょっと粘ってみることにする。南駒ヶ岳方面が少し晴れてはくれたが、大展望という訳にはいかなかった。それでも久々のアルプスの景色にご満悦の私。南駒ヶ岳あたりまで縦走してみようかとも思ったが、午後から天候が崩れそうだったし、ガスも晴れなさそうだったので、1時間ほど山頂で過ごして下山開始。途中で5、6名のハイカーさんとすれ違った。
足が濡れてしまったので、皮膚が擦れて痛みが出てきたが頑張って下る。最近では下りにも慣れてきて、ホーム猿投山に限ってはトレランさんにもついていけるくらいになった。マセナギの先の分岐で、下から走ってくる空身のトレランさんと遭遇。そこで折り返して下るようだ。強者の匂いがプンプンする方だったが、「ちょっと付いて行ってみようかな」と生意気な私。しかし、彼のスピードは凄まじく、足場の悪い所にも平気で足を置き、ジャンプの連続のような感じで下って行く。「このスピードでは間違いなく大事故」と恐怖した私は早々に諦めた。自称”猿投山のローリングストーン”の私であったのが、その自信は見事に砕かれ、危うく本当に転がる石のように滑落&大怪我するところだった。何はともあれ、ともかく衝撃的なスピードだった。
そんなこともありつつ、何とか無事下山。久々のアルプスだったが、体が鈍ったどころかパワーアップして帰ってこれたようで何より。猿投山でトレーニング(略して"さなトレ")した成果が出ているようだ。今期のアルプスでは小屋の営業を控えるところも多く、コロナ第2波も気になるところではある。まぁこの調子で体力維持に努め、タイミング見計らって『Alps OneDay Long HIke』にチャレンジしたいものだ。
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