晩秋の鬼ヶ岳周遊
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- GPS
- --:--
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 560m
- 下り
- 560m
コースタイム
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
予定していたのとは反対廻りとなってしまいました。カントリーエレベーター裏の駐車場から一旦表に戻り、道路沿いの登山口から登る事をお勧めします。 |
写真
感想
この時期、冬山にはまだ早く、紅葉には遅すぎる。カニが解禁されたと云うニュースを聞いて、「山より団子」、とカニをメインにし、越前付近の山に登る事にした。「分県登山ガイド 福井県の山」を買い込んで見ていると、鬼ヶ岳という山がある事が判った。2012年11月23日勤労感謝の日、7時に相棒をピックアップし一路北陸へ。雨の中、北陸道を走り、武生ICで高速道路を降り、市街地をナビにまかせて進む。目印のJAのカントリーエレベーターを見つけ、その裏側の鬼ヶ岳登山口駐車場に入る。すでに車が2台停まっているのが心強い。雨は止みそうもないのでカッパの上下を着込む。駐車場の裏側の山に、登山道がある。9時40分、シシ囲いの戸を開け、登山道に入る。濡れ落ち葉の積もった急登を、滑らないよう気をつけながら登る。ガイド本には、登山口から20分程で小鬼展望台があると書いてある。雨も止んできたので、小鬼展望台で衣服調整をしようと思うが、一向に展望台は現れない。やがて勾配が緩やかになり、気も緩んだのか、相棒が足を滑らせて、後ろ向きになって駈け落ちる。どうやら怪我はなさそうだ。快適な尾根歩きとなったところでカッパの上着を脱ぐ。「分県登山ガイド 福井県の山」の「鬼ヶ岳」の項のコピーを取り出して見ると、どうやらこの道は下山に使おうとしていた道で、登りに使おうとしていた道は右手に見える尾根のようだ。ま、鬼ヶ岳の頂上に向かっている事は間違いなさそうなのでそのまま進む。しばらくは気持ちの良い落ち葉の尾根、お喋りしながら歩く。徐々に勾配が増し、みいちゃん相棒も無口になる。雑木林の中の登山道には木の枝が張り出し、頭を打ちながら368mピークに登り着く。眼下に海が見えるが、越前海岸だろう、こんなに近いんだ。ピークから急下降し鬼ヶ岳との鞍部に降り立つ。鞍部から再び急坂の登りとなり、空が近くなる度にあそこが頂上だろうと頑張る。でもそこは頂上ではなく、まだまだ急登が続く。どうやらテッペンに登ったと思ったが、ここからなだらかな尾根歩きとなる。見渡せば、右手に登って来た尾根、左手に登って来る筈だった尾根が、谷をはさんで伸びている。最後のひと登り、やっと本当の頂上に到着。11時50分、登山口から2時間10分の行程であった。頂上は広く、鳥居の向こうに大虫神宮の小さな社、木製の展望台や大きな避難小屋が建っている。展望台に上るも、海側は木の枝に阻まれて眺望はいま一つ。南側には武生の街が広がっている。避難小屋の中は綺麗に整頓されているが、今は誰もいない。お湯を沸かして味噌汁を作り、オムスビを頬張る。食後のコーヒー、デザートはチーズタルト。小屋の壁には、名前に鬼がついている山の写真などが掛けられていたり、バーベキューセットをどうぞご自由にお使い下さいとか、なかなか楽しい小屋である。1時間程小屋の中でゆっくりし、下山にかかる。下山は登りに使おうと思っていた道。結構急であるが、木の階段や、石が階段状に刻まれ、要所要所にはロープもかけら張られ整備されている。とは云え、雨上がり。滑らないよう慎重に下る。大鬼展望台、小鬼展望台で展望を楽しみ、急だった道も緩やかになって無事駐車場に帰り着いた。登山口はカントリーエレベーターの表側にあることが判明した。
越前海岸玉川温泉で汗を流し、カニのフルコースで腹一杯、満足な一日であった。
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