戸倉山 白池から塩の道を通って
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 422m
- 下り
- 422m
コースタイム
- 山行
- 3:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
久々の遠征は、最短で三日、長くても四日目には帰る、とカミさんには言っておいた。しかし、計画は未完なのに三日で帰ることになってしまった。情けない話である。出がけに「私でも行けそうなところを見てきてよ」とカミさんは言っていた。そこで糸魚川の戸倉山と不動山を巡って帰ることにした。戸倉山は登山口に白池という池があって自然公園になっている。そこから「塩の道」の一部を歩いて山頂に至ることができる。塩の道全線とはいかないが小谷辺りまでは歩いてみたいと思っているのでいい機会である。
道の駅で車中泊して目が覚めたら右足の小指に痛みがあった。身に覚えはない。外に出て見ると小指と第4指の間に薄茶色のふっくらしたものが張り付いていた。生まれてこの方見たことのないものだ。指でつまんで引っ張ってもびくともしない。これってひょっとしたらダニ、と思った。ダニだったらどうすりゃいいんだろう。とにかく採るのが先決と思いっきり引っ張ったら取れた。しかし、足みたいのは残っていた。ダニかどうかは分からないが毛勝山でやられたのは間違いない。違和感はあるが歩くのには支障はなく出発する。
国道148号線を走り、大糸線根知駅手前を左折して奥へ進み右折して登山口に至る。案内標識が良く整備されているので迷うことはない。駐車場は数面あって広くよほどのことが無ければ駐車は可能であろう、と思われる。「住民参加型」事業の表題で「基本構想及び実施・利用計画策定」から実施まで住民が積極的にかかわり、将来も住民参加主体で自然との共生を図るという趣旨の標識が設置されている。
車が一台停まっているだけで人の気配はない。静謐そのもの。「白池・戸倉山」の道標に従って進む。道は良く整備されている。すぐに池のほとりに出る。直径100m位の円形状の池である。白池の名の通り白い水かと思ったが、顕著な白ではなく言われてみれば、たしかに白い水だと認識はできる。池の周りは一周できるようだが先を急ぐ。九十九折りの道で良く整備された道である。塩の道の一部で思ったより道は広い。ブナの木が多いが、クルミの木もあり、青い実が落ちている。カズラも繁茂していて間違いなく里の峠道である。道は緩んでブナの林に囲まれるようになると小屋が見えた。小屋には入らなかったがトイレのようだ。小屋の先には水面が見えベンチが有る。これが角間池。まっすぐ進めば角間池の脇を通って大網へ通ずる。今回は戸倉山頂をめざし右手へ進む。
ブナに覆われた道である。木漏れ日の射す道を気分良く歩く。角間池から約一時間で山頂となる。山頂は狭いが立木は背が低く360度の見晴らしである。明星山・海谷駒ヶ岳・雨飾山が周りを囲む。重畳の山並みだが霞がかかっていて他の山名はよくわからない。歩き始めから終わりまで人影は無く自問自答で歩きとおす。静謐そのもの。稀有な山行である。
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