秋の乗り放題パスで行く荒島岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,332m
- 下り
- 1,308m
コースタイム
- 山行
- 1:25
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:25
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 6:09
登山時は真っ暗だったのでシャクナゲ平から写真撮影開始してます。
天候 | 正真正銘の曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
【帰り】:勝原駅(11:08発)→上の逆→姫路駅(17:34着) 秋の乗り放題パス・・・7,850円で連続する3日間乗り放題 ※九頭竜線(越美北線)への乗り換えは、越前花堂駅よりも福井駅の方が良い。 何故なら越前花堂駅周辺には何も無い。 ちなみに、花堂は、「ハナドウ」ではなくて「ハナンドウ」と読みます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
勝原登山口からピストン山行です。 百名山だけあって、よく踏まれてます。 ガレ場や木の階段は、濡れているとよく滑りますので、特に下山時は要注意です。 道迷いの心配は無いですが、勝原駅から登山口までが迷いました。 ちなみに、勝原は「かつはら」ではなくて「かどはら」と読みます。 |
その他周辺情報 | JR勝原駅から1駅先に越前下山駅があり、この越前下山駅から徒歩15分のところに、九頭竜温泉「平成の湯」があります。 ホテル「フレアール和泉」に併設されている日帰り温泉施設で、料金は600円。 内湯、露天風呂、壺湯あり。本来はサウナと水風呂もあるようですが、コロナの影響で閉鎖されていました。 シャンプー、リンス、ボディーソープ、ドライヤーが標準設置。 更に、荒島岳の山バッジ(650円)も売っています。 |
写真
感想
JRを使って荒島岳を登頂している方の記録があった。
これは面白そうだと、同じルートで真似をしてみることにした。
少し違うのは、初日にテント設営した後で、一旦隣駅まで列車で移動し、日帰り温泉につかって最終列車でまた戻ってくるというウルトラCの荒業を使ったことくらいだ。
しかもその日帰り温泉(九頭竜温泉 平成の湯)では、荒島岳の山バッチが購入できるというオマケつきだった。
計画では、翌朝3時に起床、テントを撤収して4時には山行開始。
山行行程時間を6時間に設定し、10時過ぎには下山完了し、11時過ぎの列車で帰路につくのが、今回の山行のおおまかな概略です。
旅に想定外のアクシデントはつきものだが、このテン泊で事件は起こった。
深夜2時半ごろ、ふと目が覚めるとS君の様子がおかしい。
S君曰く、頭がグルグル回って気分が悪いという。
昨日の、安ワインで悪酔いしたのか!? とも思ったが、少し違うようだ。
三半規管の異常かもしれないとも思ったが、少し様子を見ることにする。
キャンプ場から勝原駅に移動し、隣の公民館で水の補給とザックの荷物の入れ替えを行う。重たいザックを公民館にデポさせてもらい、アタックバックに必要最低限の荷物だけを積んで4時山行開始。
当然、あたりは真っ暗なのでヘッデンと懐中電灯で夜道を進む。
登山口から、勝原スキー場の直登舗装道を一気に登りきるが、坂の斜度が半端じゃないくらい厳しい。S君の調子も上がらず、少し心配になってきた。
スキー場上部からは、ガレ場の坂道となり、S君の足元がかなりふらついている。そして坂の途中でついにS君の歩みがとまった。
結局、S君はここでリタイヤとなったが、無理する必要もないので、勇気ある撤退として正しい判断だったと思う。
S君と別れて、真っ暗な山中に、たった一人となった瞬間、孤独感と不安感に襲われる。モチベーションも少し下がってきたが、あと少し待てば明るくなってくるはずと自分に言い聞かせながら暗闇の中をガシガシ突き進む。
途中、「白山ベンチ」で小休止。少しだけ明るくなってきたが、まだライトは必要な暗さだ。ベンチに腰掛けて数分間ボ〜とする。
なんか、歩くのがめんどくさいな〜などと考えてしまったが、このままではお尻に根が生えてしまいそうなので、意を決して立ち上がる。
ここからは、ほぼ休憩なしで一気に山頂まで突っ走る(実際は走っていません)。
山頂まででは、誰とも会いませんでしたし、当然山頂に誰もいません。
間違いなく本日の山頂一番乗りでしょう。
少しだけ達成感の感慨に浸りながら、ガスガスでもないがすっきりした晴天でもない微妙な景色を堪能し、下山の途につく。
下山時、老若男女を問わず多数のハイカーとすれ違う。
数人のハイカーに、「もう、山頂からの帰りですか!?速いね〜。」と言われたが、歩くのが速いのではなくて、スタートが早かっただけ」と説明するのも面倒くさいので、ニッコリ笑顔の大人の対応で返す。
登りの時に休憩した「白山ベンチ」まで戻ってきたが、10人以上のハイカーが休憩していたので、結局写真を撮るのを諦めた。
下山後、公民館にデポしていたザックを回収し、帰りの列車が来るまで時間もあるので駅で塩ラーメンを食す。
S君とは、ラインで連絡をやり取りしていたが何とか自宅まで帰れたようで一安心。
S君は残念だったが、私個人的には、ほぼ計画通りの山行となった。
ということで、あとは6時間列車に揺られて帰るだけで、今回の山行は終了です。
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