阿蘇を越えて九重牧ノ戸峠まで
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- GPS
- 20:01
- 距離
- 73.5km
- 登り
- 2,341m
- 下り
- 1,576m
コースタイム
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 12:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
九州背稜の縦走を終えて、高森町で余分な荷物を自宅に送り返した。朝方迄降っていた霧雨も何とか止んだ。
今日と明日とで、阿蘇山を越えて、久住牧ノ戸峠迄歩く予定。
高森町より歩き出したが、荷物は軽くなったものの、足がかなりポンコツ状態で、車道歩きが辛い。車道を延々と歩き、阿蘇山頂ドライブイン迄行く。
ここから遊歩道を通って砂千里へ向かうがゲートが通行止めになっていて一瞬焦った。火口から誘導ガスが出ているので火口は自動車は立ち入り禁止だが、登山はOKとの事。
砂千里に着いたら、火口にこそっと行こうと思ったが監視員がじっと見てたのでそそくさと阿蘇高岳への登山道に向かう。
阿蘇は大した事ないとたかを括っていたが、南岳への登りは中々辛い。一気に登れず、途中で一休み。南岳迄登ると後は緩やかな道。でもポンコツ足の歩みは遅い。途中の中岳から、廃止された仙酔峡ロープウェイを見て30年前の登山の事を思い出す。
やがて、阿蘇の最高峰の高岳に到着するがどう見てもその先の尾根続きの方が高い気がする。
でももう登るのは嫌だ。
結局、阿蘇山頂ドライブインまで来た道を引き返す。
ドライブインに降り立った時、とんでもない馬鹿した事に気がついた。
『宿が仙酔峡なので高岳から直接下山すれば良かったんだ…』
ところが此処からだと17キロぐらいのおおまわり。
バカだと思うが、今更登り返す力はなく、トボトボと歩き出す。
途中で草千里が見れたので、それだけが救いだった。
車道を歩き続け、仙酔峡の宿に夕方到着。
その日は温泉に浸かって、部屋に戻ったら速攻で寝てしまいました。
翌日の最終日、今日も車道歩きで30キロ。目的地は九重牧ノ戸峠。阿蘇の宮地の街並みを抜け阿蘇外輪山の登りに差し掛かる。
阿蘇外輪山を登り切るとその先の景色に目を見張った。
青い空に何処までも続く草原。まるで北海道みたい。遠くには九重の山なみが見える。やがて道はまさしくやまなみハイウェイに入った。牧ノ戸峠迄は18キロ。
しかし、今日は素晴らしい晴天と日本離れした景色で全然苦にならない。
やがて、久住山への登りとなり、今度は再び阿蘇が見える。
景色を堪能して、余り疲れも感ぜず30キロを歩き切り、牧ノ戸峠に到着。
実はゴールの牧ノ戸峠迄は赤線が繋がっていて、これで、北は青森県の大間岬から山々を経て、南は鹿児島県の桜島の先の大箆柄岳までつながった。
そして、前半の国見岳と合わせて180キロの山旅も終わりました。
コメント
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青森から鹿児島までの赤線つなぎ、素晴らしいです。さすがのmomohiroさんも足が痛むとのことでしたが、一歩ずつでも歩みを進めればいつかは達成できますね!
自分はまだまだ全然ですが、いつかは青森〜鹿児島、繋げたく思います。
ありがとうございます。
意識しだしたのが、せいぜい10年も前ではありませんでしたのでmnakano さんもいつかできると思います。唯、これだけ馬鹿な事をやっても新聞取材とかありませんけど(笑)
最近の山歩きはどうやったら次にうまくつなぐ歩きとなるかで、多点 一筆書き的なパズル的な移動コ−スをいつも悩みながら歩いています
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