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Yamareco

記録ID: 268674
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ハイキング
東海

納古山 岩登りと(相棒の)愛妻弁当を満喫

2013年02月07日(木) [日帰り]
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Tomi-Ton その他1人
GPS
03:36
距離
4.8km
登り
424m
下り
424m

コースタイム

11:29 中級コース登山口 発
12:04 大牧谷川分岐
12:11 天空岩
12:38 フィックスロープ箇所
12:59 納古山山頂 着
13:47 納古山山頂 発
14:31 木作谷分岐
15:05 中級コース登山口 着」
天候 曇り時々小雨 山頂付近では時々あられ
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道21号〜国道41号〜木和谷林道
・中級コース登山口手前のトイレ付近に2、3台駐車可能
・木和谷林道は一部未舗装 部分的に凸凹しているところがあり車高の低い車だと底を擦るかも…
コース状況/
危険箇所等
≪登山道の状況≫
・全体的によく整備されていて危険個所は少ない。分岐が多いが道標が整備されているので迷うことは無い。
・中級コース、初級コース共にスタートからしばらくは谷川沿いのコースで木橋や渡渉箇所有り。谷川が増水していると危険かも。
・中級コースには2か所ほど岩登り箇所有り。三点確保で慎重に進めば問題なし(ちなみに私は高所恐怖症ですがなんとか通過できました)。
・初級コースは岩登り箇所こそないが急登箇所があり、楽なコースではない。

≪登山ポスト≫
・中級コース登山口付近には見当たらず

≪トイレ≫
・中級コース登山口手前に簡易トイレがあるが、あまりきれいではない。
中級コース登山口からスタート
熊さんは…まだ冬眠中かな
中級コース登山口からスタート
熊さんは…まだ冬眠中かな
中級コース
スタートしてしばらくは谷川に沿って進む
中級コース
スタートしてしばらくは谷川に沿って進む
木橋を渡る
木橋は湿っていると結構すべるので慎重に
木橋を渡る
木橋は湿っていると結構すべるので慎重に
きれいな渓流を渡る
増水している時は通れなそうだ
きれいな渓流を渡る
増水している時は通れなそうだ
谷川と共に高度を上げて行く
先行する相棒はなかなかのペースで登っていく
谷川と共に高度を上げて行く
先行する相棒はなかなかのペースで登っていく
途中の水場
冷たくておいしい水でした
途中の水場
冷たくておいしい水でした
鬱蒼とした杉の植林地
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鬱蒼とした杉の植林地
塩の道の合流
このあたりから上は雑木林になる
塩の道の合流
このあたりから上は雑木林になる
大牧谷分岐
この山は登山道や造林作業道が交錯するが、道標が整備されているので安心して登れる
大牧谷分岐
この山は登山道や造林作業道が交錯するが、道標が整備されているので安心して登れる
後半戦は雑木林の中を登る
斜度が緩そうに見えますが、結構急登なコース
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後半戦は雑木林の中を登る
斜度が緩そうに見えますが、結構急登なコース
天空岩に突き当たる
ここは左から巻いて登る
天空岩に突き当たる
ここは左から巻いて登る
天空岩の上に立つと展望が開ける
天空岩の上に立つと展望が開ける
木々の間から上麻生の町が見える
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木々の間から上麻生の町が見える
小ピークを超えると2番目の岩登り箇所
小ピークを超えると2番目の岩登り箇所
ここも左から巻いて登るルートが付いている
ここも左から巻いて登るルートが付いている
岩と格闘中
三点確保で慎重に行きましょう
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岩と格闘中
三点確保で慎重に行きましょう
振り返ると木曽川下流方向の展望が開けていた
振り返ると木曽川下流方向の展望が開けていた
岩登り中盤
真ん中の窪んだ部分を進む
岩登り中盤
真ん中の窪んだ部分を進む
なんとか岩登り箇所クリアー
下りはちょっと怖いかな
「危」マークが足元に
なんとか岩登り箇所クリアー
下りはちょっと怖いかな
「危」マークが足元に
少し登ると初級コースと合流
少し登ると初級コースと合流
あいにくの曇り空
晴れていれば御嶽が見えているはず
あいにくの曇り空
晴れていれば御嶽が見えているはず
笠置山がうっすらと
右背後に恵那山が見えるような見えないような…
笠置山がうっすらと
右背後に恵那山が見えるような見えないような…
上麻生駅に進入するワイドビューひだ
上麻生駅に進入するワイドビューひだ
木曽川下流方向
美濃加茂市、可児市方面
晴れていれば養老山や伊吹も見えるのだが
木曽川下流方向
美濃加茂市、可児市方面
晴れていれば養老山や伊吹も見えるのだが
山頂の三角点
山名板の下にひっそりとある
山頂の三角点
山名板の下にひっそりとある
山頂の標識
本日の昼ごはん
愛妻弁当(相棒の奥さんが作ってくれたものですがね…)
セブンイレブンのインスタント豚汁
インスタントコーヒー
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本日の昼ごはん
愛妻弁当(相棒の奥さんが作ってくれたものですがね…)
セブンイレブンのインスタント豚汁
インスタントコーヒー
雨雲が近づいてきた
この後、あられが降った
雨雲が近づいてきた
この後、あられが降った
帰りは初級コースで
帰りは初級コースで
初級コースといえどもやせ尾根あり…
初級コースといえどもやせ尾根あり…
急斜面の下りあり…

これから進む道がはるか下に見える
急斜面の下りあり…

これから進む道がはるか下に見える
急登箇所を振り返って
初心者コースも楽に歩けるコースではないですね
急登箇所を振り返って
初心者コースも楽に歩けるコースではないですね
初心者コース終盤も谷川沿いのコース

よく管理された杉林と清流が美しい
初心者コース終盤も谷川沿いのコース

よく管理された杉林と清流が美しい
きれいなコケ

感想

標高633mながら山頂から360度の大パノラマを誇る納古山
一度行ってみたいと思っていたものの、岩場の登りがあり、積雪すると手も足も出ないと思っていました。
ところが、諸兄のレコを拝見していると、今は雪が無く安心して登れそう。
次の寒波が来る前に行ってみよう、ということで山登りの相棒と共に出かけてきました。


10時少し前に自宅を出発。
雨は前日にあがったので今日は晴れるかと思いきや、あいにくの曇り空で時折小雨もぱらつく空模様。納古山の方向にも黒い雲が…。
しかし、西の方は晴れ間ものぞいていて、天候が回復することを期待して納古山行きを決行。

1時間半ほどかけて、納古山のふもとに到着。
木和谷林道に入り、中級コース登山口を目指します。
林道は舗装個所とダートが交互になっていて、ダート箇所には土砂が盛り上がっている部分があり、帰りに見事に車の底を擦りました。車高が低い車は林道に乗り入れない方が賢明かも…。

林道を進み、中級コース登山口へ。
上空は残念ながら曇りではあるものの、空は明るく雨が降る感じでも無さそう。
山頂からの展望は期待薄ではあるものの、とりあえず頂上まで行ってみようということで、準備を整えて登山開始。

中級コースはスタートしてしばらく谷川沿いを進みます。
横を流れる渓流も倒木が至る所に折り重なっていて荒々しい感じでした。
天気が悪いからか、我々のほかには登山者の姿はなく、光が乏しい杉林の中はものさみしい雰囲気。相棒の存在が心強く感じられます。
相棒の同僚談ですが、夫婦げんかをしたら山登りすると仲直りできるとのこと。
山ではパートナーの存在感が頼もしく感じられ、夫婦の良さを再認識するのでしょうね。

周りは鬱蒼とした杉の植林地で、前日の雨で湿った森はどこか幽玄な雰囲気。
相棒と、大自然の中を歩くのはいいもんだね〜と話しながら登っていきます。

水場を過ぎ、道が谷底を離れて山腹を巻いて登るようになってしばらくすると塩の道に合流。
杉林はここまでで、ここから周りの森は雑木林に。
登山道も尾根筋に移り、傾斜もきつくなってきて息が切れます。

息を切らせながらしばらく進むと大岩のたもとにぶち当たりました。
中級者コースの難所の一つ、天空岩でした。
実は納古山登山にあたって、私は天気よりもこの岩登りを懸念していたのでした。
なんといっても高所恐怖症…。
諸兄のレコでもここともう一か所の岩登りが怖かったとの感想があり、高所恐怖症の私が登れないと、ここで撤退せねばならなくなるかと心配でした。

しかし、現地に立ってみると、ステップ・ホールドはしっかりとしていて、高度感も無いため難なく通過でき、取り越し苦労に終わったのでした。
岩の上に立つとさすがに少々恐怖感もありますが、ここで初めて展望が開けることもあり、いい風景だな〜と景色を楽しむ余裕もなんとかあったほど。

天空岩から岩がちな道の急登となり足元注意。
小ピークを超えると2番目の岩登り箇所が現れます。
ここは天空岩と同じく左から巻いて登るルートが付いてますが、天空岩よりも難易度が高い感じでした。
ここは三点確保をしっかり行い、慎重に通過することに。
特に岩登り終盤、岩塊の上のわずかな平場を通過する部分は少々高度感もあり、一層慎重に進まねばなりませんでした。
岩と格闘し何とかこの難所もクリア。
岩の高さは10〜15メートルくらいといったところでしょうか。
これがアルプスに行けば100mの規模で岩登り、かつ滑り落ちれば怪我では済まないところもあるわけですよね??
納古山の岩場で怖い怖いと騒いでいるようでは、アルプス遠征が思いやられますね…。どうしたものか…。

初級コースと合流し、山頂部を巻いて登って、12時59分、納古山山頂に到達。
遮るものの無い360度のパノラマが開けますが、あいにくの天気でまわりの山しか見られず。
晴れていれば北アルプス、乗鞍、御嶽、恵那山、伊吹山、白山などが一望の大パノラマだけに残念。
今日は七宗町の町や木曽川の流れを見ることができました。

ここで今日のお楽しみの山頂ランチタイム。
いつもはカップ麺のどん兵衛が私の定番ですが、今日のランチはなんと愛妻弁当。
と、言っても相棒の奥さまが作って下さったものですが…(ちなみに私は淋しい独り身)。
料理上手な相棒の奥さまのお弁当は彩りも栄養価も文句なしのおいしいものでした。
持参した魔法瓶のお湯で豚汁とコーヒーも。
豚汁はセブンイレブンのインスタントですが、レトルト状の具も豊富で結構本格的な一品でした。
いつにないごちそうを山頂で頂くことができ、とても幸せなランチタイムとなりました。

そうこうしている間に、西から黒い雲が近づいてきたので、撤収開始。
雨はなんとか大丈夫でしたが、山頂付近ではぱらぱらとあられが降っていました。

帰りは初級コースにて。
初級コースというからにはなだらかな登山道歩きを想像していたものの、やせ尾根あり、急傾斜の下りありとなかなかハードなコース。
初級なのは岩登りが無いということくらいでしょうか。

ひたすら下っていくと、道は尾根を離れて谷底へ降り、再び谷川沿いの道に。
渡渉や木橋で何度も沢を横断するルートで、夏は涼しくて気持ちよさそうです。
増水時には通行不能になりそうで注意が必要です。
木橋も湿っているとツルツル滑るのでこちらも要注意。

1時間ほどで林道終点の初級コース登山口に無事帰還。
20分ほどの林道歩きで、スタート地点の駐車ポイントに戻りました。

今回の登山はパノラマには恵まれなかったものの、森の中のトレッキングや岩登りを満喫でき、山頂での爽快感・達成感を味わえて楽しい山行になりました。
相棒も納古山がとても気に入ったとのこと。
また晴れの日に、山頂からの大展望を見に訪れたいと思います。


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