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Yamareco

記録ID: 2713847
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

三方分山-パノラマ台 〜濃密な色彩に包まれて〜

2020年11月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:19
距離
12.0km
登り
1,111m
下り
1,102m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:45
休憩
0:35
合計
4:20
距離 12.0km 登り 1,113m 下り 1,118m
9:45
45
10:30
10:36
31
11:07
9
11:16
11:17
23
11:40
4
11:44
11:45
38
12:23
12:24
13
12:37
12:57
20
13:17
13:20
29
13:55
4
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
バスタ新宿〜河口湖駅(ハイウエイバス往復1850円×2)
河口湖・西湖・本栖湖周遊バス 二日間フリークーポン1500円(すごくお得)
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は、あえて言うなら国道の歩道が無い区間かな。
ハイウェイバスは、定刻どおりに河口湖駅に到着した。富士山が出迎えてくれた。これから晴れてくれる、そう信じていた。
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ハイウェイバスは、定刻どおりに河口湖駅に到着した。富士山が出迎えてくれた。これから晴れてくれる、そう信じていた。
青空も出てきたぞ。周遊バスのフリークーポンを購入し、新富士行きのバスを待つ。
青空も出てきたぞ。周遊バスのフリークーポンを購入し、新富士行きのバスを待つ。
河口湖駅9:05発。以前のような早朝バスが無くなったため、遅い開始時間。誓いの15時までに下山できるかな。
河口湖駅9:05発。以前のような早朝バスが無くなったため、遅い開始時間。誓いの15時までに下山できるかな。
富士山は、雲の中。とりあえず三方分山を目指す。
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富士山は、雲の中。とりあえず三方分山を目指す。
このあたり、紅葉は見頃、楽しみだなあ。
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このあたり、紅葉は見頃、楽しみだなあ。
歩き始めて5分ちょっと。いきなり今日のハイライト。素敵な出会いだった。
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歩き始めて5分ちょっと。いきなり今日のハイライト。素敵な出会いだった。
踏むのを躊躇うほどきれい。昨晩の1シーンがオーバーラップする。
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踏むのを躊躇うほどきれい。昨晩の1シーンがオーバーラップする。
何度か渡渉を繰り返し、上昇してゆく。
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何度か渡渉を繰り返し、上昇してゆく。
今日も静かな時間をありがとう。木の葉の落ちる音が、耳元で囁くように聞こえる。
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今日も静かな時間をありがとう。木の葉の落ちる音が、耳元で囁くように聞こえる。
3度目の女坂峠。晩秋の柔らかい日差しが落ち葉に注ぐ。
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3度目の女坂峠。晩秋の柔らかい日差しが落ち葉に注ぐ。
11時、尾根に乗った。
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11時、尾根に乗った。
今日も気持の良い、麗しの稜線歩きが始まった。
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今日も気持の良い、麗しの稜線歩きが始まった。
青空よ、そのままそのまま。
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青空よ、そのままそのまま。
三方分山。富士山方向のみ開けているはずだが。
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三方分山。富士山方向のみ開けているはずだが。
子抱き富士の子も見えない。仕方がない。次に期待しよう。
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子抱き富士の子も見えない。仕方がない。次に期待しよう。
こんもりとした精進山が見えてきた。
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こんもりとした精進山が見えてきた。
標識無いけれど。
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標識無いけれど。
精進峠にも標識無く。
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精進峠にも標識無く。
やや下り基調の道が続く。
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やや下り基調の道が続く。
根子峠。パノラマ台下のバス停から上がるとここに出る。予想どおり、急に人が増えてきた。
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根子峠。パノラマ台下のバス停から上がるとここに出る。予想どおり、急に人が増えてきた。
このまま稜線を行き、中之倉峠を目指すのか、パノラマ台経由で下山するのか、予定どおり迷う。
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このまま稜線を行き、中之倉峠を目指すのか、パノラマ台経由で下山するのか、予定どおり迷う。
12:37、パノラマ台に到達。見えない!
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12:37、パノラマ台に到達。見えない!
仕方ない。ささやかな昼食の間に現れるのを待とう。
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仕方ない。ささやかな昼食の間に現れるのを待とう。
会えましたね。ありがとうございます。一瞬でも満足です。
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会えましたね。ありがとうございます。一瞬でも満足です。
烏帽子岳がぼんやりと。
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烏帽子岳がぼんやりと。
ここからは、木々の間から本栖湖と精進湖の2湖が望める。こちらは精進湖。
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ここからは、木々の間から本栖湖と精進湖の2湖が望める。こちらは精進湖。
烏帽子岳に到着するやいなや、
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烏帽子岳に到着するやいなや、
お姿を拝す。北から、南からに続き、今日は西から望む。やはり美しい。
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お姿を拝す。北から、南からに続き、今日は西から望む。やはり美しい。
紅葉と富士山。
日差しは時折降り注ぐ。
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日差しは時折降り注ぐ。
本栖湖が近づいてきた。
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本栖湖が近づいてきた。
国道300号、本栖みちに出る。
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国道300号、本栖みちに出る。
歩道無しの危険区間を経て、バス停へ。
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歩道無しの危険区間を経て、バス停へ。
14時過ぎ、バス停に到着した。周遊バスでなく、16分発の始発バスに乗れそうだ。
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14時過ぎ、バス停に到着した。周遊バスでなく、16分発の始発バスに乗れそうだ。
バス停目の前の土産物屋の店主は優しかった。濃厚なソフトクリームをいただく。
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バス停目の前の土産物屋の店主は優しかった。濃厚なソフトクリームをいただく。

感想

 久しぶりにハイウェイバスで富士五湖方面に向かった。海外からの旅行客のいない今なら、それほど混まないだろう。楽観的に考えていたが、往路は富士急ハイランド行き、復路は紅葉狩りの乗客であふれていた。例年よりも人出の多い気がする。当初は、昨年同様、日光詣でを企んでいたのだから無謀と言うべきほかはない。
 定刻どおり着いた河口湖駅で、バスのフリークーポンを購入し、新富士行きのバスを待つ。富士山は駅舎の向こうに大きな姿を現し、見上げると青空が点在していた。この調子で晴れてほしい。
 精進のバス停から北に向かう。5分ほど歩くと、ため息が出るほど美しい絨毯が現れた。落ち葉の織りなす色彩を眺めていると、踏むのを躊躇い、引き返してしまいそうになる。
 
 女坂峠へは、沢を4回渉る。緩やかな坂道を登り詰め、50分ほどで到着した。3度めの通過だが、今日は何だか明るく感じる。心地よい。
 急登を経て尾根に乗る。笹原と青空の気持ち良さを感じながら少し速足で歩く。三方分山へは11時に到着した。南に子抱き富士が望める場所だが、未だ雲のベールを脱いでくれない。2枚の写真を撮り、あとにした。
 根子峠の分岐で悩むために、先を急ぐ。下り基調、富士が望めれば今日も麗しの稜線歩きになっただろう。時折青空が顔を覗かせ、陽の光が優しく降り注ぐ。予報どおり晴れてはいるけれど。対面を信じて歩み続けた。
 
 精進山、精進峠を過ぎると雲が広がり始めた。中之倉峠がどんどん遠のく。会えないならこのまま縦走を続けても仕方がない。根子峠からパノラマ台へ向かいながら、早い下山を考え始めていた。
 珈琲の準備をしてきても良かったかなあ。美味しそうにカップ麺を食べる方々の脇で、静かにパンをかじった。俄かにざわめきを感じると、目前に富士の姿が現れ始めた。もう少し、あともう少し、願いが通じたのか、一瞬山頂を望むことができた。
 不完全燃焼だが、できるだけ早いバスに乗るために本栖湖へ。左手に精進湖、右手に本栖湖を眺めながら緩やかに下降し、烏帽子岳の手前で登り返す。そしてようやく対面を果たした。
 たおやかなその曲線に目を奪われ、抗えず惹きつけられる。いつの間にか、昨晩の薄明かりの中にいた。再びベールに包まれるその姿を見届け、下山を開始した。
 
 つづら折りの道は、紅葉の下、確実に湖へと導く。落ち葉のクッションは優しく、熊鈴の音色にも清々しさを感じた。やがて車の音が大きくなると、国道のトンネル脇に出る。
 ほぼ直線上の本栖みちを行けば、自家用車のひしめき合う光景が目に映る。紅葉狩りを楽しむ人々の只中に吸い込まれてゆく。陽の光の中で、今日も濃密な色彩を感じていた。

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ハイキング 富士・御坂 [日帰り]
パノラマ台〜三方分山
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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