三ツドッケ・酉谷山
- GPS
- 11:58
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,571m
- 下り
- 1,580m
コースタイム
07:00 東日原BS
08:06 くるりん杉
09:15 一杯水避難小屋
09:47 三ツドッケ(1576m)-11:10
12:06 七跳尾根分岐
13:00 酉谷山避難小屋-13:30
13:45 酉谷山(1718m)
13:40 酉谷山避難小屋
3/4(日)
07:05 酉谷山避難小屋
10:00 ハナド岩-11:00
11:30 一杯水避難小屋
11:35 一杯水
11:40 一杯水避難小屋
13:21 東日原BS
天候 | 3/2(土):晴れ 3/3(日):晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【往路】 電車 06:00 奥多摩駅 バス(西東京バス) 06:25 奥多摩駅 06:50 東日原BS 3/3(日) 【復路】 バス(西東京バス) 13:30 東日原BS 13:55 奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【東日原BS→一杯水避難小屋(ヨコスズ尾根)】 東日原BSにはトイレが併設されています。 バス停から少し戻って道標に従って登山口を目指します。 木で造られた山頂標識のある登山口を右折し登山がはじまります。 杉の植林帯を九十九折りに進み、鉱山管理地を過ぎて高度を上げていきます。 木の幹が上下に一回転して伸びる杉(勝手に命名した「くるりん杉」)を過ぎたあたりから枯れ葉の下に凍結した路面が現れます。 伐採地を左に90度左折すると南面に面した見晴らしのいい登山道に様変わりします。 しばらく進むと尾根道になり、緩急のある登りが続き、えんじ色の屋根の一杯水避難小屋が現れます。 一杯水避難小屋から5分ほど離れた水場は凍結していて水を補給することはできませんでした。 【一杯水避難小屋→酉谷山避難小屋】 一杯水避難小屋の右手に小屋の入口、トイレがあり、そのまま急登を進み、一旦峰から急降下し、登り返すと三ツドッケ山頂です。 三ツドッケ山頂は東から南、西方面にかけて展望が開け、遠く青梅の街並みや鷹ノ巣山、七ツ石山、雲取山まで見渡せます。 三ツドッケから北側斜面を下り長沢背稜を西に向かいます。 酉谷までは登り気味のゆるやかなアップダウンんを繰り返します。 南側に面した登山道では路面が乾燥していますが、日陰は凍結していました。 途中、南西方向に拓けたハナド岩は、足元が断崖になっていますが、展望がよく人も少なく静かに過ごせます。 いくつか木橋を通り酉谷山の手前まで来ると、左下に小さな避難小屋が現れます。 【酉谷山避難小屋】 小屋はまだ新しいようで外観も内部もきれいでした。 小屋の入口のすぐそばに水場があります。 以前は豊富な水量でしたが、樋がずれてしまったようで、コップ一杯を満たすのに1分半もかかりました。 小屋の内部は5人ほどが横になれるスペースがあります。 トイレは小屋の中を通過した先にあります。 【立寄り湯】 もえぎの湯 http://www.okutamas.co.jp/moegi/ |
写真
感想
【計画】
やっと手に入れたシュラフ。
はじめて使うのは大好きな雲取山にしようか、と思っていました。
先日11月に行った酉谷山避難小屋は、こじんまりとした作りで、景色も引けを取らないし、何よりきれい。
ということで、雲取山は次の機会に譲りました。
【準備】
1日(金)は、帰宅が深夜になり、支度を整え床に就いたのは午前2時。
2時間ほどの睡眠で出発しなければなりませんでした。
準備に時間がかかったのはシュラフの大きさにありました。
ちょっとオーバースペックだったのですが、快適使用温度:−16℃〜、使用可能限界温度:〜−35℃という代物です。
2気室の32Lザックのメイン収納部をシュラフが占拠し、ジェットボイルを無理やり押し込むとわずかな隙間に食材を分散してねじ込みました。
さらに、サーマレストは厚手のフルサイズを買ってしまったので天頂部にベルトで外付けして何とか準備完了です。
【山での会話(その1)】
山では初対面でも躊躇なく話しかけられるから不思議です。
こんにちは!とあいさつするのは当然として、お天気のお話や遠くの峰々を眺めながら山名を尋ねたり教えたり。。。
今回は、三ツドッケ山頂でお会いしたご夫婦から路面の凍結状況を教えていただき、アイゼンを装着しました。
教えていただかなかったらアイゼン無しで強行していました。
また、酉谷山避難小屋は、混雑するかもしれないから早めに到着したほうがいいとアドバイスを受けました。
もちろんそのアドバイスどおり予定より早く三ツドッケを出発しました。
それともう一人、schu54さんにもお会いしました。
schu54さんは東日原まで同じバスでした。
手袋をバスの座席にお忘れになって手渡した時に人懐っこい笑顔を返してくれました。
一杯水避難小屋から直登せずに巻き道を通って三ツドッケで再会しました。
schu54さんからも登山道の情報を教えていただき助かりました。
山頂でおっしゃっていたとおり蕎麦粒山と川苔山にも行かれて楽しいレコ( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-273512.html )を書かれています。
【酉谷山避難小屋(その1)】
何と13時には小屋に到着してしまいました。
小屋の中には誰もいません。
一人になりたくて山に登ったのですから、初めのうちは日なたぼっこをしながら地図を眺めたり、小屋内を清掃したり、備え付けのノートを読んだりして過ごしていました。
ところが、16時ころになると静か過ぎて心細くなり出します。
誰か来てくれないかな・・・その思いが通じたのか、アイゼンの音が!
【山での会話(その2)】
ごろごろと引き戸を開けたのは年季の入ったザックを背負ったベテランソロの方でした。
珍しいお名前なのですが、中学時代の同級生と同姓だったので親近感がわきます。
20年くらいの経験をお持ちで、冬山テン泊もなさっているとのこと。
もっと色々聞かせていただきたかったのですが、どちらかというと寡黙な方で残念ながら会話はそれほど弾みませんでした。
【酉谷山避難小屋(その2)】
陽が西に傾き、あたりが次第に薄暗くなり出すと、空は青紫色を中心としたグラデーションになります。
気温も次第に下がり出したので、早々に体を半分寝袋に入れて窓越しに夕暮れを楽しみます。
睡眠不足のせいでこっくりこっくり。
同宿の方にお休みなさいを言う前に眠りに落ちてしまいました。
酉谷山避難小屋の水場は小屋の出てすぐの場所にあります。
水量は十分とはいえませんが、樋を補修し、ゴムシートが添えられています。
冷たい水に長時間手を浸して、やっとの思いで確保できたようで、さぞ大変だったと思います。
「通りすがりの方」が小屋入口に修繕の経緯と注意書きを残してくれました。
この方の御尽力に感謝、感謝です。
【山めし】
今回は4食作りました。
といっても、いつものメニューです。
1 おにぎり雑炊
2 なすとひき肉のトマトソースパスタ&コーンスープ
3 わかめうどん
4 コーンクリームスープパスタ
どれも、お手軽簡単メニューで味も変わり映えしないものばかりです。
それでも、だんだん手際よく作れるようになってきて自信もついたし、何とも楽しいのです。
わざわざお山でそんなことしなくとも、とウチの人に言われることもありますが、そのわざわざ感に価値があると思うのです。
美しい景色を眺めながらお腹を満たす・・・それだけで満足感も充実感も得られ、しかも美味しさもひとしおです。
今回も思い出に残る山歩きを楽しむことができました。
コメント
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LArcさん、初めまして、
というかバスの中と三ツドッケでお会いして以来という事に
なるのでしょうか(勘違いでしたらスミマセン・笑)
予定通りの小屋泊だったようですね、私もだいたい予定通り
の山行をこなすことが出来ました。
もう少し話をすればLArcさんと分かったかも知れないのに、
と思うとちょっと残念です。今回の行程は自分にとっては
長めでしたので山頂ではあまりゆっくりしませんでした。
今週は私もLArcさんのレコを参考に、酉谷山方面にチャレ
ンジする予定です。(どの尾根から行くか悩み中ですが、、)
また今度どちらかの山でお会い出来ることを楽しみにしています。
※バスの中では「手袋」ありがとうございました!(笑)
LArcさん、こんにちは!
掲示板に書込みありがとうございました!またLArcのレコに私の事まで登場させていただき恐縮です。
またどこかで会えるといいですね!楽しみにしています
〜!
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