【甲府北山】羅漢寺山(弥三郎岳) 金櫻神社を山越え参拝


- GPS
- 05:00
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 730m
- 下り
- 728m
コースタイム
天候 | 晴れ 春霞 最高気温18度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
突然休みになったのでこういうときのためにかねてから作っておいた計画、家から5時間で行ける昇仙峡のメイン山脈縦走へ。
気温は平年より10度高いとのこと。もう素手でバイクに乗れる陽気だ。
昇仙峡へは家から15分で着いてしまった。季節外れの観光地で静かだ。長潭橋(ながとろばし)のすぐ右岸側の柵のあるところをあけて入る。柵はけだもの除けか、紐で結んであるだけ。ずっと、一人も会わなかった。クヌギや、ミズナラの落葉した雑木林の道をゆるやかに登って行く。途中大きな岩の上にあがり、太刀の抜き岩というところ、それから花崗岩の露岩で見晴らしの良いところを通る。白砂山というのもあったが行かなかった。行けば弥三郎岳の姿が谷越しに見えただろうことに後から気づいた。
誰にも会わない。とても静かで、明るい林の中だ。
ロープウエイの駅があるところはパノラマ台というのかな、たくさんの俗悪な看板や見せ物があるところ。ここから最高峰の弥三郎岳までは、花崗岩のハゲ部分から展望もあり、楽しいところ。ロープウエイの客にも歩けるように、段が切ってある。甲府盆地は春霞で、南アルプスはかろうじて見えるだけ。富士山は見えない。金峯山はよく見える。白い雪を乗せ、ここからの修験ルートと荒川で連続しているということがわかる。
山頂は花崗岩のボールの上のようなところで、端に行くと傾斜がまして、谷が見えなくて恐い。結構歴史の古い観光地でロープウエイまであるけれど、落ちる人も無いのでしょう。腰を下ろして、春霞のほうや、黒平方面の山間の集落地などを見やる。風雪に曲がりに曲がった松の枝なども。
ロープウエイが到着したのか、男女の話し声が聞こえてきたので、下る。ここは若い者から中年まで、アベック率が高い。但し、脚で登る人には会わなかった。
八王子神社に二度目の礼拝をして、北尾根を下る。軽トラが登ってきている。杉林の中の車道だ。杉は戦後の植林と思われる。そのほかはカラマツも。天然はミズナラ、ハンノキなどもあり。
金櫻神社へのお参りは今回のメイン。甲斐一円で最も古くからある神社のひとつで、金峰山信仰の要衝。水晶研磨発祥の地。現代から見ればなんでこんなに不便な所に好き好んで???という立地が、古代中世の人の行動力の広さを感じさせるのだ。現代人、ここまで歩いてなんか絶対に行かないだろう?
参道下の大杉7本は樹齢800年とのこと。その下の石鳥居が、落ちた枝に砕かれてばらばらになっている。この前の土曜日の大風の日だろうか。こんな日に外出してはいけないと妻が言うので、家でこたつにあたって子供と双六なんかやっていたのだった。本殿で念入りに参拝。犬が番しているだけで無人かと思ったが、おみくじコーナーから話し声が。あいさつしたおり、お札を求める。ウチの神棚にいれとこう。
昇仙峡観光ストリートを徒歩で下る。季節外れの平日で静かなものだが、聖も俗化した歴史ある観光地。昭和中期の風情を残している。辺境北国から来た身としては、こんな観光地が今も生き残っていられるのは、大人口地帯の東京から近いからなのだと思う。東京に近いということは、こんなにもお金と人の流れが違うのだ。
下流部では釣りにきている人も多くなった。オートバイに帰りつき、春風をあびて坂を下る。山宮温泉でラーメン。お風呂も入りたかったけど、子供が小学校から帰ってきちゃうから、はいらずに帰宅する。
しかし3月といえば去年まで8年住んでいた北日本では、どこの計画ラインに山スキーで行けるか、毎週末天気を気にしていたものだ。甲府は晴れてはいるが、雪の無い山というのは寂しいものだ。この冬は一度もシールでゴシゴシ登るようなことをしなかった。そうかといって自動車に乗って遠くの雪山にわざわざ出かけたいとも思わない。
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