鎌倉アルプス
- GPS
- 03:00
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 184m
- 下り
- 200m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
鎌倉アルプスとは、鎌倉の北側に聳える小さな山々の連なりをさす愛称です。このとっても小さなアルプスには、北鎌倉の建長寺から瑞泉寺まで2時間ほどの手軽なハイキングコースができています。天園ハイキングコースとも呼ばれています。コースの北側にはぎりぎりまで住宅地が造成されていますが、リスなどが暮らす木々でうまく隠されていますし、コースの南側には、鎌倉の市街と相模湾、江ノ島、そして富士山と眺めを十分楽しめます。アップダウンもあり、年初めの山登りとしては、最適なコースかと思います。
ということで、鶴岡八幡宮の初詣をかねてハイキングに出かけてきました。そのときの山行報告です。
大好きなコタツからようやく抜け出し、出発を決意したのは、もうすぐ昼という時刻でした。私が暮らす千葉からは、総武快速線を使えば1本で鎌倉へ行くことができます。途中、NEWDAYSのパンと缶コーヒーで昼食を済ませ、
北鎌倉駅に着いたのは、14時少し前でした。建長寺までは狭い国道を歩きます。15分ほどで建長寺に到着。300円の拝観料を払って入場します。おそらく、コースを瑞泉寺から逆に歩いてくれば、この拝観料を払わなくても済むかもしれません。
指導標にしたがい、お寺の左側に寄り、小川に沿って進んでいきます。天園までは、「天園ハイキングコース」という指導標にしたがいます。お寺の奥へ奥へと進んでいくと、半僧坊へいたる石段が目の前を塞ぎます。この急な石段をゆっくりゆっくりと上り詰めていくと、ようやく眺めの良い場所へと出ることができます。さらに登ると、富士見台と呼ばれる見晴台に出ます。あいにくの曇り空で、富士山を見ることをできませんでしたが、鎌倉市街と相模湾、江ノ島が一望出来ます。
すでに高い地点まで登り詰めていますので、後はアップダウンのある静かな尾根道を歩くだけです。左側には、住宅地が迫っている感じはしますが、しっかりと木々で覆われていますので、街の喧騒からは無縁です。逆に右側は、ときおり見える古都鎌倉の街並みや広がる相模湾の海と、雲間からこぼれ落ちる陽の光に、心が洗われます。
1時間ほどで、暗い尾根道から広々とした場所に出ます。ここが天園になります。インスタントラーメンを作って食べるには最適な場所ですが、今回はまったくそんな準備をしてきませんでした。それに、すでに15時です。セーターを脱いで、キャンディをしゃぶり、さらに先へ進みます。
天園の少し先にりっぱな公衆便所が建てられていました。他にも生ビールを売っている茶店などもあり、至れり尽くせりです。通り過ぎる人も多彩です。子供連れの家族や、杖をついたお年寄りの夫婦、犬を連れたカップル、マウンテンバイクで縦走する人、ランニングシューズで軽快に走る人、まさに万人向けのハイキングコースのようです。それでも、静かな山です。高尾山のような人混みはありません。一人で歩いている時間は結構長かったような気がしています。
天園からは、「瑞泉寺」という指導標にしたがって進みます。両脇はしっかりと木々に覆われ、さらに暗くなった尾根道を静かに下降していきます。下降するときは、ドスンと音を立てずに、しっかりと足の筋肉を使って静かに着地していきます。膝を傷めないためです。
狭い石の階段を降りると、ふいに私道が現われ、山から街へと世界が一瞬に変わります。瑞泉寺を通り過ぎれば、今度は「鎌倉宮」の指導票にしたがって歩いていきます。すぐに鎌倉宮に着きますが、あとは特に指導標はないので、人が多い方向とカンだけで進んでいきます。
私道を20分ほど歩いて、ようやく人手で賑わう鶴岡八幡宮です。赤いコートを着た警備員がロープを使って参拝規制をしていました。参拝を済ませた後は、小町通りを抜けて鎌倉駅へと向かいます。
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